• ベストアンサー

哲学や美術史に興味がもてない

noname#17334の回答

noname#17334
noname#17334
回答No.10

>教授はとても美術史等に情熱をもっておられ教育熱心です。 それはいいことですね。西洋の文化は、基本的にキリスト教対土着宗教 カソリック対プロテスタント そういう対立する軸の中で、オリエントや東洋・インドのエキゾチズムや 技術が混在しているわけで、モツ鍋やおでんのような、何が湯主役か わからない茫洋とした部分がありますね。 美術史を語る先生にも得意分野があったりしますが、哲学的視点で 現象学や記号論で攻めてこられると、(まぁいまどきいないでしょうが) 素人泣かせで難儀ですよね。 >ほかの学生も論文がおもしろくて徹夜したとかの人です。 すごいですね。テーマはどのあたりなんですかね。もともと今の学生の 背景には、指輪物語とかアーサー王伝説とか、死海文書とかダビンチコード とか、ケルト文様とか、聖書や多くの神話を下敷きにしたスターウォーズとか ギリシャ神話とかハリーッポッターとか結構素養ができていたりしますね。 ゴシックに限らず、ロマネスクでもバロックでもわりあいテーストや背景に なじみやすいのかもしれませんね。 >でも私はその熱さについていけません。 美術史を熱く語る若者・・・うーん。あまり流行らない気もします。 >この春休みにロンドン、パリに行ってきました。 いいですね。うちの娘も同じ時期にパリに行ってましたよ。観光旅行ですね。 ダビンチコード読んで、ルーブルもう一度見たいとかいって出かけていきました。 理系の学生なんですがね。 >博物館系は楽しく鑑賞できたんですが、ゴシック美術の部屋に入った時に、 ゴシックはともかく躁病患者の熱中というか狂気ですよね。偏執狂。 微細に描き尽くすということでは、ダリの絵とも一脈通じる。 >この部屋の絵のすべてに意味があるんだと思ったとたん、 >作者の宗教心?とかいろんなものが大量に頭の中に流れ込んできて >パニックになったようで気分が悪くめまいがしてしまいました。 いやぁ 繊細な感性をお持ちですねぇ。敬服いたします。 天に同化しようとした狂気の時代、技術のバブルというかともかく芸術には 常に偏執的側面はつきものです。 ゴシックの魔物に憑かれましたね(^^) もともとがローマ風という意味のロマネスクの優美さに対して ゴート風(野蛮な)というのがゴシックという語源です。ゲルマン民族がキリスト 教の影響下で独自の国民文化として作り出したゲテモノがゴシック。 まぁ無骨な武士が作った日光東照宮のようなもんですな。 ルネッサンスの土台みたいなもんだと思ってあっさり流したほうがいいです。 >それからルーブルに行ったんですが、何かスイッチが切れたように >何を見ても全く心が無感動でした。 ノートルダムもルーブルもすべて豊穣の美ですよ。 ロココとゴシックを結ぶのにやはりルネッサンス美術が必要で そういう意味ではローマとフィレンツェに行かれたらよかったですね。 南欧の能天気さは、美術でもどこかゆとりがあります。 システィナ礼拝堂は、描き尽くされた絵というよりも空間の広がりと 天空の無限を感じます。 >若い人の企画展やギャラリー、デパートとかの展覧会は平気なんですが、 >美術館に行こうとすると足がすくみます。 構えていますね。こころに鎧ができています。それともゴシックの妖怪と ロココの亡霊に憑かれたのかな。 >以前はピカソや草間さんの作品が好きだったんですが ピカソは本当に天才ですよね。草間彌生は真の芸術家ですね。 横尾忠則や荒川修作に彼女ほどの生命力があればよかったのになぁ と思います。 >アート系の雑誌等も私にはわからないと表紙をみただけでアレルギー反応がおこります。 美術■帳って今5000部くらいしか売れてないんじゃないですかね。 読めないというか画廊の広告ばっかしでリクルートから出したほうがいいかもって感じ 嫌いなものを嫌いというのも美術史を学ぶ態度として間違っていません。 福祉を目指す学生が山谷のドヤ街へ入り込んで思わず嘔吐してしまったとしても 恥ずべきことではないでしょう。 永平寺で修行する若い僧が、参拝にきた若い美人にぼーっとなってしまっても それは仕方ない。 むしろ、意味のある拒絶反応ということでしょう。 質問者さまは、評論という目以上に、感覚の精度が高いのでしょう。感じたことと の多量な力を言葉に置き換えることになれていないのです。 私も、音楽は好きですが、息子が好きなロックのコンサートに同行しましたが エアロ・スミスでさえ、ちょっと難しかった(;;) エリック・クラプトンとかならなんとか大丈夫なんですが とにかく、芸術の鑑賞に得て不得手があるのは仕方がない。 好き嫌いという枠組み以外に苦手なジャンルがあってもいいような気がします。 人間ちゃわんじゃないから 角が欠けていたってそのほうが面白い。 好きなことを好きに学んで必要な単位をとればいいし あなたにしか書けない視点でレポートを書けたらいいのでしょう? あなたにはあなたの生きてきた背景があなたのオリジナリティとしてあるのだと思います。 自信を失わないでください。

ma_1001
質問者

お礼

西洋美術史(中世)の先生です。図像学、美学もご専門のようです。確かに私言葉におきかえるの苦手です。長嶋監督の言語感覚にすごくシンパシーを感じるレベルです。私には長嶋さんの言わんとしてる事よくわかります。私も人に説明する時あんな感じです。

関連するQ&A

  • 子供に美術に興味を持たせる方法を教えてください。

    子供に美術に興味を持たせる方法を教えてください。 国立西洋美術館のロンドンナショナルギャラリー展が貴重な機会なので、小学5年生の子供を連れて行こうと思います。 うちの息子は美術には全く興味がないのですが、「名探偵コナン」は大好きで、コナンに出てきた「ゴッホのひまわり」には興味を持ってます。 しかし、ゴッホのひまわり以外の作品は全く知らないので、できればこの機会に、少しでも他の作品に興味を持たせてあげたいと思っています。 本でもアニメでも動画でも良いのですが、ロンドンナショナルギャラリー展に出品される海外に関わる、子供が興味が持ちそうなものがあったら教えていただけますとありがたいです。 よろしくお願いいたします。

  • 学習院大学 哲学科 美術専攻

    質問を見ていただいてありがとうございます。 わたしはいま高校3年生なのですが、 大学で学びたいことが分からくて困っています。 学校は中堅校で偏差値は54程で 学年ではBEST10以内の成績です。 大学は指定校推薦でいくつもりです。 でも最初に言った通り学びたいことがないんです。。。 だから一番自分が勉強しやすい科目が現代文なので 文学部の日本語専修を取ろうかと思っていたのですが、 いろいろな大学のパンフレットをみて、 「哲学 美術専攻」というものに少し興味をもちました。 指定校推薦の中に学習院の哲学科があったので まだいけるか分からないけど、行ってみようかなと思いました。 美術は好きだし、歴史もすきです。 だけど美術館など、自主的に行ったことはないし、そこまで興味はないといった感じです。 それにこのような分野は高校では全く触れていないので 大学でどのような事をするのか沢山調べましたが、まだ少し曖昧です。 実際に美術専攻をとっている方がいたら どのような授業をするのか、教えていただきたいです。 大変ですか?? わたしみたいな「なんとなく・絵がすき・”美術専攻”って響きは面白そう」 とかこのような考えで入ったら後悔すると思いますか?? なんだか変な質問でごめんなさい。 回答お願いします。。

  • わかりやすいキリスト教の本

    最近哲学に興味を持ちました。 レベルで言うと、トマス・ネーゲルの「哲学ってどんなこと?」を読み終わった程度です。 西洋哲学を勉強していく上で、「キリスト教の知識が浅くでもあったほうがわかりやすい」と聞きました。 そこで、「あ、キリスト教ってこういう事なんだ」とわかりやすいような本、解説本があれば教えてください。 よろしくお願い致します。

  • 西洋美術を勉強したい!

    はじめまして。高校三年生の女です。 タイトルの通り、西洋の美術について勉強したいと思っています。 まず、自分が一番楽しいと感じたルネサンスの美術から攻めていこうと思っているのですが、それって実際どうでしょうか?他にも同じ様な質問を見てみたのですが、「西洋の美術を学ぶには、ギリシャ神話やキリスト教について知らなければいけないかも」といった回答を見たので、「じゃあ一体、どこから勉強すれば一番理解しやすい?やはり宗教から?それとも美術の始まりからきちんと学んだ方が?」と、疑問しか浮かばなくなってしまったので、質問させていただきました。 どの部分から、どのように学んでいけばいいかを、教えていただければ・・・と思います。近所の図書館に通うつもりでいます。おすすめの本なども教えていただけると更に嬉しいです。 西洋美術を学びたいと思ったきっかけですが、本当にただの好奇心です。「知りたい」って思ったので...こんな理由ですみません。 必要ない情報かもしれませんが、私は一応美術部で、一年生の頃から上手くなりたい一心で黙々とデッサンしていました。美大とかも「やりたいことがあるなら目指す!」くらいにしか考えてませんでした。 美術の歴史については全く興味がなくて、本当に美術部員なの?って感じで。自分のやりたいことしかやらない人間です。 大学は美大ではなく、Pixarなども扱うような映像ソフト?などがおいてある、大変設備の整った大学を顧問から紹介されていて、そこに行こうと思っています。CGとかにも興味があるので。 美大でもないのに、今更西洋美術を勉強しようなんて変だとか思われてしまうかもしれませんが、何か将来自分の為になればいいなっていう想いがあります。 自分でいうのもなんですが、こういった突発な好奇心も大切かな・・・なんて思っていますので、どうかご回答よろしくお願いいたします。

  • 少女趣味と哲学思考 お薦めの本

    本をすすめてくださいm(__)m 人生のバイブルは「グレートギャツビー」小説、「トーマの心臓」漫画、「百万本のバラ」詩、です。 興味があるのは、哲学(認識系除く)、宗教(キリスト教教育を受けてきましたが最近仏教に興味大!)、社会学(主に国家論市民論家族論系)、音楽(西洋)、です。 最近素敵な本に巡り会えていません。お願いします。ジャンルは問いません。

  • 美術史について勉強したい

    美術史について勉強したいと考えています。 私は大学院生ですが、美術とはまったく関係の無いところにいます。 しかし、学部時代に講義を受けて多少知っていることから、美術館などに行っているうちに興味がでてきました。 初心者でもわかりやすく解説してある本をご紹介していただけたらうれしく思います(一応、西洋美術については多少学部でやっているのですが忘れているところも多々あり)。 内容的には、日本も西洋もあり、特に日本について書かれていて、学術的なもの(大学教授などが書いているもの)が希望です。 自分でも大学の図書館で探したのですがピント来るものがありませんでした。

  • 哲学について初めて触れます。

    哲学について初めて触れます。 伊坂幸太郎さんの著書「重力ピエロ」が大好きで、時間さえあれば多くの小説を読みたいと思っています。 同時にその著書の中で、アインシュタイン・ニーチェ・ガンジー・バタイユなど人物の言葉の引用があり、 興味本位ではありますが、一度”哲学”というものに触れてみたいと思いました。 (間違っているかもしれませんが、「アフォリズム」という表現方法(?)に惹かれました。 ガンジーの「非暴力・非服従」がこれがあたると思いますが、こういった言葉に、 シンプルにかっこよさを感じ、その根本の考えを知ると、自己満足ではありますが、賢くなった気がしておもしろいと思いました。) 私はごく普通の高校生男子と自負しております。 試しに、まずは何かしら読んでみようと、図書館で「ニーチェ」という本を借り、読んで見ましたが、さっぱり訳がわかりません。6ページぐらいで、ギブアップです・・・・ 高校の現代文は、苦手科目であり、論理力というかそういった類の能力について、私はきっと良いものをもっておりません。 ですが、やはり少し”哲学”の考えについて、ちょっとだけでも覗いてみたいです。 繰り返しますが、興味本位であり、これからやっぱり興味ない、何てこともあると思います。 なので、貴方様のご存知の本で、理解しやすく、親しみやすい、哲学の本を教えて下さい。 出来れば、上記に挙げた人物であるのが好ましいですが、もしこれがオススメというものがあれば どの時代の、どの人物であろうと、是非教えて下さい。 又、「哲学」とは多くの分野にわかれ、色々系統・傾向などがあるだろうとは思いますし、 哲学を知りたい、と漠然としすぎている、と指摘されると思いますが、 どうかその辺は、ご理解いただけるようお願いします。

  • 哲学科に編入

    国文専攻の短大生(春から2回生)です。哲学を学びたくて、大学の哲学科に編入しようか迷っています。 高校の授業で興味を持ち、哲学書を数冊読んだことのある程度です。短大ではそのような科目はありません。 過去の質問をみると、語学は不可欠なのですね…。わたしは英語しかとっていません。もし編入できたとして、一番不安なのは語学です。独語や仏語など、学んでおく必要がありますか? また、西洋哲学をやるなら世界史も必要でしょうか?わたしの世界史の知識は高1どまりです。 編入したいと考えたのはほんとに最近のことで、最初から編入を狙ってる短大生とはだいぶ差があると思っています。もしかしたら色々必要な単位が足りていないかもしれません。 哲学科に編入するために、これが必要!というようなことがあったら教えてください。 また、関西でおすすめの哲学科のある大学がありましたら参考にしたいです。

  • ルネサンス~19世紀までの西洋美術の勉強によい本

    こんにちは。 私は大学院で美術学の勉強をしているのですが、大学時代は全く別の分野にいたため、持っている知識が少ないです。 授業だけでなく、自分でも勉強をしていきたいのですが、お勧めの本(やサイト)などありませんでしょうか? 勉強しているのは、ルネサンス~19世紀までの西洋美術で、 ・西洋美術を見る上で必要なキリスト教の思想も学びたい ・知らない絵が多いので、絵を確認できるもの(絵が載っているもの)も見たい という気持ちがあります。 上の条件をすべて同時に満たすものでないといけないという訳ではありません。 何かご存知でしたら、教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。

  • 哲学科・・・途方にくれています。

    私は、某大学の哲学科の二年生です。哲学科に入ろうと思ったきっかけは、自分とかこころとかいつも不思議に思ってしまうことへの興味からでした。他大学の文学部の違う学科も受けましたが、第一志望に落ちてしまったので、第二志望であった大学の哲学科に来たというわけです。 大学では、哲学史を事細かに学び、ゼミで文献を扱い、レポートを書く。そのような授業の繰り返しの中でたくさんの先人たちの哲学書を読んでいったのですが、はっきりいって到底理解し難いものでした。少しずつ文章を読んでいっても、何を言っているのか全くわかりません。ゼミで要約の発表の順番がまわってくることもありましたが、頑張って何とか要約したものを発表した時に担当教授から「君は全然わかっていない」と怒られてしまいすごく落ち込みました。他にも授業の中で哲学用語の意味を聞かれ、「わかりません」と答えると「それじゃぁこの**学派の発展もわからないじゃないか」と言われることも多くあるし、「**という本も読んでないのか」と呆れられることもあります。 このようにいまだに哲学科という場所に馴染めません。友人と話してみると、同じ学科の中にもこのような気持ちを抱いている子は多くいます。しかしやはり自分に努力が足りないのではないか、とか自分は人に比べて馬鹿なのではないか、とか思ってしまいます。そして二年目の今、何をしたらいいかわからないといった完全な宙ぶらりん状態です。 もしよかったらこんな私にアドバイスを下さい。こんな哲学書が読みやすいとか、こうやって読むのがいいとかいう意見もあればぜひよろしくお願いします。