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高齢者医療について

次の事が良く分かりません。教えていただけませんか? http://www.asahi.com/health/news/TKY200506070339.html 高齢者医療制度で日医が新案 給付費の2割を高齢者負担 2005年06月07日23時35分 >日本医師会(植松治雄会長)は7日、医療制度改革の焦点となっている新たな高齢者医療制度について、給付費の2割を高齢者の負担でまかなう新たな案を発表した。残りの8割は公費(税財源)や現役世代で負担する。公費で9割をまかない高齢者負担は1割にとどめるとしていた従来の主張を転換した。  日医案では、給付費の1割を高齢者自身が支払う保険料、さらに1割を患者自身の窓口負担でまかなうとしている。これまではそれぞれ5%としていた。制度の対象者については、従来通り75歳以上とした。 と上記のような記事がありました。 >給付費の1割を高齢者自身が支払う保険料、さらに1割を患者自身の窓口負担でまかなうとしている。 例えばある病気で治療し、病気全体で一万円のお金が費やされたとします。今までの高齢者医療制度では窓口で老人は一割の千円(高所得者は二千円)だったのはどうなるのでしょうか? >給付費の1割を高齢者自身が支払う保険料、 これは保険料としての掛け金のことですか? >さらに1割を患者自身の窓口負担 これは上記例では窓口で高齢者は二千円(高所得者は三千円)ということですか? 給付費と窓口負担との関係がわかりません。教えていただけると有難いのですが...

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • j-renjo
  • ベストアンサー率68% (62/91)
回答No.2

 概ね#1さんの回答で正しいですが、若干の補足をさせてください。  まず現在の老人医療制度は、1割の窓口負担を除く9割について、公費負担(国・都道府県・市町村が税金から支出するもの)と保険者拠出(その老人が所属する保険の保険者が保険金から支出するもの)で賄われています。  老人保健法による医療制度(原則75歳以上対象)は、保険ではありません。老人は、老人医療受給者であると同時に、国民健康保険や社会保険などの公的医療保険制度の被保険者でもあります。ですから窓口では、被保険者証と老人医療受給社証の両方を提示することになります。老人医療制度が「保険でない」ということは、老人医療受給者から保険金を徴収していないということです。その代わりに、老人が加入する公的医療保険制度の被保険者(国保ならば市町村、社保ならば社会保険事務所や保険組合など)が「拠出金」という形でお金を出しています。保険者の拠出金の財源は、その保険の加入者全体からの保険料です。つまり、老人だけではなく若い人たちからの保険料も含めて、国民の広い層から集めたお金で老人の医療を支えている構造です。  現在議論されている高齢者医療制度改革の目玉は、こうした「保険ではない」老人医療に保険制度を導入しようとするものです。つまり、老人自身から保険料を徴収する形です。  日医が打ち出した方針は、この保険料として医療費の1割相当分を設定し、窓口負担は従来どおり1割に据え置くことで、実質的に老人の負担を(一般所得者の場合)1割から2割に増やそうとするものです。もっとも保険料そのものは医療を受ける老人からも受けない老人からも等しく(薄く広く)徴収するものですから、受診機会の多い人の負担がいきなり倍になるわけではありません。  というわけで、日医案についてご質問に答えると >>給付費の1割を高齢者自身が支払う保険料、 > >これは保険料としての掛け金のことですか?  そのとおりです。 >>さらに1割を患者自身の窓口負担 > >これは上記例では窓口で高齢者は二千円(高所得者は三千円)ということですか?  いいえ、窓口負担は変わりませんので、一般で一割(この事例では千円)、一定以上しいょと苦者で二割(二千円)となります。

Scilla
質問者

お礼

 j-renjoさま 詳しいご説明ありがとうございました。 これからも宜しくお願いいたします。

その他の回答 (1)

  • noba1977
  • ベストアンサー率55% (33/59)
回答No.1

専門家で無いので、ニュースを斜め読みしている者の捉え方ですが、 このニュースは、75歳以上の高齢者を対象にした「新たな」独立保険制度の創設、というところがポイントです。 ニュースの中の「給付費の1割を高齢者自身が支払う保険料」とは、本人の年金から新たに天引きされる保険料です。 今までは配偶者や子どもの扶養に入っている高齢者であれば天引きされなかった新たな保険が創設され、個人単位で全員から引かれるということですね。 >例えばある病気で治療し、病気全体で一万円のお金が費やされたとします。 これまでは高齢者は窓口で1割負担、残り9割は全部公費負担だったわけです。 この日医案は、窓口で払うのは変わらず1割だが、新たに作られ天引きされる保険料からも1割分を合わせて、トータルで2割高齢者自身の負担にしよう、というものです。 窓口での負担が多くなると、受診数が減ることを懸念しての案ですね(日医はお医者さんの連合ですからね) これはまだ案の段階で、ニュースの下にも書いていますように政府や経団連はまだ別の負担割合の案を出していますから、これから調整して最終的にどうなるかは未定です。

Scilla
質問者

お礼

 noba1977 さまへ お名前、私間違っていませんでしょうか。 初めての質問で教えていただき感激しております。 これからもよろしくお願いいたします。           Scilla

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