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小学生の補聴器装用について

小学校1年の娘を持つ父親です。娘が学校の健康診断で難聴であることがわかりました。両耳感音難聴(平均50dB)です。少しでもハンディを補ってやりたいので、補聴器を買おうと思います。ただ、心配なこともあります。 補聴器を着けていることで学校で嫌な思いをしないか、すんなりと補聴器に慣れてくれるのか、どこまで効果があるのか(授業はすべて聞き取れるようになるのか)等々……。 皆さん自身の経験や、難聴のお子さんを育てた方のアドバイスをお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.6

mugi1998さん、こんにちは。 補足質問をありがとうございます。 当然のことながら、補聴器とも密接に関係してきますので、続けてアドバイスを差し上げることにしますね。 >テレビの音量を上げると「耳が痛い」と言ったり、スーパーなどの雑踏を嫌がるようになりましたが、これはリクルートメント現象と関連しているのでしょうか。 はい。まさに私もそうですよ。 専門医ではありませんから断定はできませんけれども、おそらくリクルートメント現象によるものだと思います。 ところで。 私はかかりつけの耳鼻咽喉科医にたいへん恵まれています。 治療やリハビリテーションはもちろんのこと、身体障害者手帳の交付申請の際の診断書の作成、障害基礎年金受給申請の際の診断書・意見書の作成、補装具や日常生活用具のための意見書の作成なども完璧にして下さっています。 経験もたいへん豊富な方ですが、聴覚障害者として暮らしてゆく上での日常生活上の工夫なども、実に丁寧にアドバイスして下さいます。 また、私が住む市内にある国立身体障害者リハビリテーションセンター病院や国立病院・医大病院などとの連携もしっかり取って下さいました。 補聴器の両耳装用の効果(実際、両耳につけると、もう驚くくらいクリア&自然に聴こえます。)を提言された、その方面ではかなり有名な先生だそうです。 これらはとても大きいですね。 聴覚障害者として暮らすには、このようなお医者さまの存在・サポートも非常に大切だと思います。 一方、ニフティの障害児教育フォーラム(ニフティの正会員でなくても、IDを取れば参加できます)を通して、同じ聴覚障害者の方にとても腕の良い専門店(東京・中野の「ワールドパイオニア」。聴覚障害者のための専門店です。社長・社員も聴覚障害者。)を紹介していただき、こちらもよきお付き合いをさせていただいています。 注: 身体障害者手帳のための診断書は、身体障害者福祉法指定医によるものでなければ、受け付けてもらえません。 指定医のリストは最寄りの市町村の障害福祉担当課(福祉事務所)で閲覧できます。 一方、障害年金(障害基礎年金)のほうは、このような制限はありません。 >読話はぜひとも身につけさせようと思います。 ぜひお願いしたいと思います。 と言いますのは、補聴器は決して完璧ではないからです。 どんなに補聴器に慣れても、「聞こえる」ということと「聴き取れる」ということは違うんですよ。 補聴器は「聞く」ことを助けはします。音がする方向がとてもわかりやすくなったり、ぐっと集中し続けなくても音を拾えるようになったり…。でも、「聴き取れる」こととは別なのです。 「聴き取れる」ということは、話の内容まで健聴者と同じくほぼ100%理解できること。 これは、率直に言って、感音性難聴の場合は特に、どんなに性能のよい補聴器をつけても無理です。 ですから、補聴器以外にもカバーする手段がどうしても必要になってくるわけですね。 つまり、その方法の1つが読話なのです。 ちなみに私の場合、NHKニュースですと、TVの音量をぎりぎりまで下げても、アナウンサーの話している内容がほぼわかります(^^;)。 しゃべりの速度や口の開き方が実に適切なのでしょうね。よく訓練されていると思います。 >手話は学ばせた方がいいのでしょうか。 学ばないよりは学んだほうがよいとは思いますけれど、ろう者が日常生活で使っている手話と、講習会などで健聴者や難聴者・中途失聴者が学ぶ手話は、似ているようで実に大きく異なります。 と言いますか、実際に会話してみるとわかるのですが、教科書的な簡単な会話はまだしも、ふだんの会話になるとなかなか通じません…。 スピードがあまりにも違う、語順が違う、ろう者の手話には省略表現がやたらと多い…などなどが理由です。 ろう者の世界(ろう学校)の中に入ってしまえば自然に学べますけれども、そうでなければ、はっきり言って苦痛だと思いますよ(私は小学校から大学・専門学校まで、一貫して普通学級でした。)。 それに加えて、いざ社会に出ると、現実問題として、周りにちゃんとした手話を自由自在に使える人がまずいませんよね? 学校しかり、職場しかり。 ですから、そのような環境で手話がはたして役立つものかどうか、私にはたいへん疑問です。 事実、私は手話はわかりますし使えますけれど、日常生活ではめったに利用しません。 それよりも、読話やノートテイク(講義の内容をノートに書き取ってもらうサポート)、筆談のほうがはるかに簡単にできます。 つまり、健聴者がいかに聴覚障害者と簡単に係われるか、ということがポイントで、聴覚障害者自身もそのような手段を利用すべきだと考えています。 そのほか、学校や家庭で、書籍を利用して「聴覚障害者の暮らし」について学ぶ機会を作ってゆくとよいと思います。 また、インターネット上の「聞こえない子を持つ親たちの掲示板」を利用されてもよいでしょう。 【おすすめ】 ○ 特におすすめの書籍 (ワールドパイオニアでもたくさん取り扱っています)  http://www.wp1.co.jp/ (ワールドパイオニア)  ⇒ 書籍  ⇒ 子ども・絵本・小説   ・“音”を見たことありますか?   ・障害を知る本 5 耳の不自由な子どもたち  ⇒ 聴覚障害・補聴器・法律   ・耳の不自由な人の生活を知る本 ○ 聞こえない子をもつ親のページ(掲示板もここから)  http://www.d-b.ne.jp/d-angels/ ○ りなおの掲示板(聴覚障害者本人のページ)  http://otdi2.ibbs.livedoor.jp/252331/bbs_tree  

mugi1998
質問者

お礼

貴重なアドバイス、ありがとうございました。病院や学校とうまく連携をとって、なんとか娘には楽しい学校生活を送ってもらいたいと思います。またわからないことがあったら、質問させていただきますので、今後ともよろしくお願いします。

その他の回答 (5)

回答No.5

こんにちは。 私は小4&就職後と、片耳ずつ聴覚障害(中途失聴)になってしまった障害者です。 高音急墜型感音性難聴といって、高い音がほとんど聴こえません(現在、両耳の平均聴力が100dB以上の高度難聴)。 さて、補聴器のことですが、#4の方も書かれているとおり、もしも感音性難聴であることが決定的であれば、補聴器はあまり効果がありません。 #4の方は「歪んで聴こえる」と書かれていますが、より正確に言いますと「外国語のように聴こえる」と言ったほうが正しいかもしれません。音としては入ってきても、意味のある言葉として把握できなくなってしまうのです。 逆に、大きな音が普通の人(健聴者)よりも異常な衝撃感とともに耳に入ってくる、という特徴があります。これをリクルートメント現象といい、感音性難聴の人の最大の特徴になるのですが、ジェット機の轟音や、空調のうなりなどに悩まされることになります。 但し、適切な補聴器(特にデジタル補聴器。非常に細かい調整が可能です。但し、高価ですが。)を装用すると、言葉の聴き取りの改善はともかくとして、リクルートメント現象の軽減に大きな効果をもたらす場合もあります。 いずれにしても、相手から言われている内容がわかりにくくなります。 高学年になるにしたがって、私はこれには大変苦労しました。授業の内容がわからなくなってしまうんですね。 わからなかった部分は友達にきいてしのぎましたが、意外な所で友人関係がとても大事になってくると思います。 そのほか、補聴器以外の手段を身につけることも大切になってきます。 たとえば、電話が聴き取りづらいとしたら、ケータイメールを利用することを考えたり、あるいは、音声を拡大できたり音質を変えられる電話機(福祉電話/シルバーホンなど)やアダプターの使用を考えます。 携帯筆談ボード(かきポンくん、せんせい、メモレ)も用意したほうがよいと思いますよ。たとえ難聴の程度が高度ではなくても、利用価値が高いものです。 また、読話といって、口唇の動きを読み取って補うリハビリテーションを受けることも、大きな効果があると思います。 両耳70dBになると、身体障害者として認定されるようになります。 感音性難聴は聴神経がだんだんと老化してゆく傾向が強く、次第に聴力が落ちてゆくことが多いのですが、身体障害者として認定された場合、補装具交付制度や日常生活用具交付制度によって補聴器やFAXなどの支給を受けられますので、これは憶えておいたほうがよいでしょう。 最後に。 俗に「ダテ補聴器」といって、耳掛け型の補聴器をつけて「私は耳が悪いんだよ」ということをわざと示すといい、という意見があります。 自分の体験だけから言いますと、これは、正直言って、かなりの効果がありました。 何度も何度も聞き返したりするとき、補聴器を付けてないと相手にイライラされることが多かったのですが、逆に、補聴器(両耳につけています)をつけていることがわかると、ほとんどの人が優しく接してくれました。まぁ、たまたまだったのかもしれませんけれど。 娘さんのことが心配ですね。 娘さんの気持ちを第一に尊重することがもちろん一番重要ですが、しかし、できるだけ早いうちに適切な対応策(上述したように、補聴器にこだわり過ぎないことも大事です)を考えたほうがよいと思いますよ。 どうぞお大事になさって下さいね。

mugi1998
質問者

お礼

kurikuri_maroonさん、ありがとうございます。補聴器・難聴関連の他の回答もずいぶん参考にさせていただきました。中途失聴とのこと、さぞや、ご苦労が多かったことと思います。 娘はいまのところ、家では不自由ないように見えますし、授業も問題なく理解できているようですが、これからが正念場ということですね……。 テレビの音量を上げると「耳が痛い」と言ったり、スーパーなどの雑踏を嫌がるようになりましたが、これはリクルートメント現象と関連しているのでしょうか。 読話はぜひとも身につけさせようと思います。ちょっと話題がそれてしまいますが、将来的に完全失聴するかも知れないことを考えると、手話は学ばせた方がいいのでしょうか。中途失聴の場合、手話を完全に身につけて聾者の仲間入りすることは難しい、と聞きましたが、kurikuri_maroonさんは手話を活用されていますか?

  • patahata
  • ベストアンサー率38% (15/39)
回答No.4

こんにちは、私は難聴児者の聴能訓練を行う資格を持つものです。 お嬢さんは感音難聴と言われたのですか?それは耳鼻科のお医者様の診断でしょうか? もしそうであれば、そのお医者様にいろいろ聞いてみるのが一番よいと思います。補聴器が必要であればどんな補聴器があって、どれがお嬢さんに適しているか教えてくれます。そのような指導はありませんでしたか? あと、お嬢様は今まで聞こえが悪いために言葉が遅れたり、発音がおかしかったりしましたか?それが原因でお友達と上手に付き合えなかったりしましたか? というのも、感音難聴というのは耳の中のカタツムリ管(蝸牛)以降の神経のトラブルで起こる難聴なので、補聴器で音を大きくしたから正常に聞こえるというわけではないのです。簡単に言うとひずんで聞こえるというのでしょうか・・・ 補聴器が役に立たないわけではありませんが、お嬢様が不自由に感じておらず、お医者様からのお話がないようでしたら、教室の席を前にしてもらったり、お友達にそれとなく理解していただいて(見えない方向から声をかけられると無視しているみたいに見えるかもしれないけど違うんだよと)、そのまま様子を見てもよいかもしれません。 ただ、補聴器をつけることで、見えない難聴が目に見える形になるので知らない人に「呼んでも無視してる」と思われることはないと思います。 補聴器の種類にも耳掛式(昔からよくある、耳の後ろにくるっと引っ掛けるタイプです)や耳の中に押し込んでよく見ないと見えないような挿耳式がありますが、多分耳掛式を勧められると思います。いづれの形も歯の治療のように耳の穴の形をとって、ぴったりの耳栓を作ってくれますので簡単には取れませんが、汗や水に弱いのでこれからの季節はつらいですね。また、成長期のお子さんなので耳の成長に合わせて作り変えなくてはいけなくなります。 私の職業的には補聴器を勧める立場にありますが、あくまでもお嬢様ご本人を第一に考えて補聴器装用を決めてください。

mugi1998
質問者

お礼

言葉の異常はありません。状況からみて、この半年くらいに何らかの原因で感音難聴になったようです。この聞こえと一生付き合っていかねばならないので、補聴器とも仲良くなった方がよさそうですね。アドバイス、ありがとうございました。

  • AUGQX-MAN
  • ベストアンサー率28% (39/139)
回答No.3

はい、プライベートな事はあまり述べられませんが、普通学級で通級していました。 難聴の苦労は、健聴者には分かりにくいですね。耳栓を一日中着けてみて体験してみれば、その大変さは理解できるかと思います。自分の幼少時の体験から言うと、自分で難聴の問題を1人で抱え込んでしまうということがありましたので、親はしっかりと子供の様子をちゃんと見て欲しい所です。しかし、親や先生が戸惑っているとそれは子供に分かってしまいますから、堂々とした所を見せて欲しいですね。 >補聴器を着けると自分が食べる音が気になると聞きます、食事が楽しくなるようないい補聴器があったら 私が知る限りではオーティコン社の補聴器が良いです。デジタル補聴器といって、環境に応じて音量を調整したり、人の声だけをクリアに取り出したりする素晴らしい補聴器を作っています。 http://www.oticon.co.jp/eprise/main/oticon/JP_jp/_index 私はここのデジフォーカスIIを愛用しています、この補聴器に切り替えて良かったと思います。 ただし一番の問題はこれまでの補聴器と比べて値段が飛び出るほど高い!(パソコンが数台も買えるくらい)事ですね(汗) オーティキッズのHPも参照にすれば宜しいかと思います。 http://www.otikids.oticon.co.jp/eprise/main/Oticon/JP_jp/SEC_AboutHearing/LearnAboutHearing/Products/SEC_OtiKids/_index では、子育て頑張ってください。

mugi1998
質問者

お礼

ありがとうございます。さっそくご紹介のサイトを見てきました。説明がわかりやすくて、好感が持てますね。娘はこれからいっぱい言葉を身につけなければいけない時期なので、がんばっていい補聴器を買ってやろうと思います。しかし、障害者手帳がないと全額自費というのは痛いですね。教育に必要なものなのに……。

  • chikoran
  • ベストアンサー率54% (13/24)
回答No.2

こんばんは。 最近は、補聴器ではカラフルでかわいいものがたくさんあります。たしか、12色だったと・・。 私は健聴者ですが聴覚に関する専門機関で働いています。 補聴器やお子様の難聴に関しての専門機関があると思います。例えば、地元の聴覚障害者情報提供施設で相談を受けることもできると思います。 耳鼻科の先生は病気のことが専門ですので、できれば・・・たくさんの難聴のお子さんと接している方、実際に難聴のお子さんと関わる仕事をしていらっしゃる方のご意見をお聞きすると今後のことについても、アドバイスを受けられると思いますよ。 思い切って、ろう学校で相談してみる方法もあるかと思います。ろう学校では、聞こえにくい子供に関する情報がたくさんある場所ですから・・・。 お子様に一番良い情報が得られるといいですね。

mugi1998
質問者

お礼

つけるのが楽しくなるような、かわいい補聴器を探してみます。近くに「きこえの教室」を併設している小学校があるそうなので、そちらでも相談してみることにします。ありがとうございました。

  • AUGQX-MAN
  • ベストアンサー率28% (39/139)
回答No.1

私も先天性の難聴(生まれたときから難聴)で両耳が90dBとかなり重度な難聴で、幼稚園生の頃から両耳に補聴器をつけていました。 私の場合は自分自身を自覚した時にはすでに補聴器を着用していましたので、補聴器に「慣れる」とか「慣れない」という意識はありませんでした、もう体の一部になっていました。質問者のお子さんの場合は、補聴器によって音や話がよく聞こえる事のありがたさを理解できるように親身に指導していけばいいのではないでしょう。補聴器なしでは生活できないという事を分からせる事は重要だと思います。 心配事の通り音楽の授業がつまらない苛められたりと大変でしたが、そこは親と担任の先生の努力によって克服できました。こういうのは親がきちんと動かないとダメです。学級の担当の先生はきちんと目配りのできる人を選べるようにするのが良いです。PTA会にはきちんと参加するようにして、保護者の親同士のつながりも作れるようにするのが一番です。 「娘と一緒に頑張る」という意識を持つ事が大切だと思います。

mugi1998
質問者

お礼

さっそくありがとうございます。両耳90dBは大変ですね。それでも普通学級に通級されたのですね。 まだ学校は始まって2カ月ですが、すでにいろいろと心労が多いようです。担任の先生ともこまめに連絡をとっていますが、なにせこちらが難聴の苦労を知らないので、まだ様子を見ている段階です。 給食の時間も、おしゃべりしながらの食事が苦痛なようです。補聴器を着けると自分が食べる音が気になると聞きますが、食事が楽しくなるようないい補聴器があったらご紹介ください。

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