ちょっと間があいてしまいましたが・・・
生命が生まれたというよりも、生命が育ったのが深海だったのかも知れませんね。無機物だけの原始地球の上で、原始大気に生じる放電現象によって、生命の源となった物質が生成されたのではなかろうかという説がありますが、本当のところはよくわかりません。たしか、自律活動をする有機物の集合体(これを生命と呼べるのかは、私には判断できませんが)は、コアセルベートという名前だったと思います。これが、長い年月をかけてDNAをもつ生物へと進化したのでは?という説が、現在のところ最も有力だったと思います。
このDNAをもつ生物の進化は、生物の存在に有害な紫外線が届かない深い海で進んだのでしょう。やがて、生物の進化の過程で大気中に酸素を放出できる生物が現れ、その働きによって生じた酸素がオゾン層を作り、有害な紫外線を遮断することができるようになったことにより、生物が海の浅い部分から陸上へ進出できるようになったと考えられています。