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生物の産卵と満潮、干潮の関係

 海の生物に限らず、生物の大半は潮の満ち引きの影響で 産卵するといわれています。  満潮は海水位が最も高いとき、干潮はもっとも低いとき、 ということまではわかります。  では、生物が産卵するのは満潮?でしたよね。 なぜ、満潮時に産卵するのでしょうか。  海水生物なら水位が上がれば、それだけ行動領域が増して 活性化するからかな? と勝手に思い込んでいます。  でも、陸上の生物も影響があるのは、もともとは全て生命体は 海から来ているからでしょうか?  地学には全く暗い私なので、小学校低学年相手のつもりで 教えていただけると幸いです。よろしくお願いします。

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  • dogday
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回答No.1

完全にはわかっていません。 でも我が家のヤドカリはしっかり満月と新月の満潮時間を体内時計で知っています。この二日間だけ脱皮をし、引っ越しをする。 新月の大潮は暗いので危険が少ないという説もありますし(人間は犯罪率が他の日の1.5倍になる)、動物のほとんど(人間を含めて)は水辺に生息し、その大半(両生類、昆虫、淡水魚など)がふ化後に海で育ってから陸に上るため海が近い日を選ぶという説もあります。

sparkle_77
質問者

お礼

 大潮と人間の犯罪率も関係あるのですね。驚きです。 人間も野生の部分が残っているということですね。 大潮時は要注意ですね。  勉強になりました。ありがとうございます。

その他の回答 (3)

  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.4

生物の産卵行動は一筋縄ではいきません。いくつか有名な動物例をご紹介しましょう。 瀬戸内海のアカテガニは、満月・新月の大潮に産卵(正確にはカニは幼生にまで発生を進め放出しますから「放仔」と呼ばれます。)すると報告がありました。これは幼生を引き潮に乗せて拡散するためであろうと考えたわけです。しかし、各地の研究者が、潮の満ち引きは地形に大きく影響を受け、ほとんど潮の満ち引きがない地方もあることから疑問に思い各地で追試が行われました。その結果は、むしろ月齢の満月と新月の前後に多いことが判明しました。これは何回かの満月を経験することで、自らの体内時計を同調させ月齢に合わせて産卵行動に入ることから月齢同調産卵と呼ばれます。 グレートバリアリーフの多種類のサンゴは、満月の日に月齢同調産卵を行います。これもサンゴは動けませんから満月の潮止まりに放卵・放精を行い受精の機会を高め、さらに引き潮で拡散をはかるためではないかと考えられました。しかし、これも各地での観察では高緯度になるほどその傾向は小さくなり、水温等の影響が大きくなることがわかってきました。 以上のように、アカテガニの件では多くの人に情報が伝達される際に「瀬戸内海の」アカテガニについてはが、「瀬戸内海の」という重要事項が無視されて伝わるためにアカテガニは満潮時に産卵すると誤った情報が広まったのだと思います。サンゴの月齢同調産卵もあくまでもグレートバリアリーフのサンゴでは…です。

sparkle_77
質問者

お礼

いろいろな要因が複合的に重なり、種によって異なる配偶行動に 現れるのですね。 単純ではないことが、思い知らされます。 ありがとうございました。

noname#160718
noname#160718
回答No.3

 海生生物には潮汐の影響を受ける種があるのは事実です。ですが潮汐と産卵が関係ない種も多いです。  ヤドカリやカニなどの水棲動物が潮汐に同調した体内時計を持っているのも事実ですが、これらは水圧や水温の差に同調していることが判っています。ですから、これらの生物を実験室で飼うと、次第に潮汐のリズムからずれていくことも確認されています。  産卵に関しては、例えばウミガメ類のように上陸して産卵する生物は、引き潮の時に産卵すると満潮時に卵が水没してしまう危険があるのは明らかで、大潮時に産卵するのは(そう進化したのは)当然のように思えますね。  潮汐と犯罪発生率の関連については、まったく無関係という報告も甥ですし、そもそも最初に関連があると主張したリーバーの報告は統計的にかなり"デタラメ"だっという批判が多いです。  また、陸生動物の「産卵」については潮汐と関連づける事実はありません。  これはヒトの性周期が"たまたま"平均28日と月齢周期と近い数字だったため、そのような珍説が流布されたのでしょうが、牛や豚の性周期は21日、マウスは4日、羊は16日とバラバラです。決して「潮の満ち引きの影響で産卵(排卵)する」というわけではありません。  そもそも、ウミガメが大潮時に産卵する、という話なら素直に因果関係が理解できるのですが、全ての動物が潮の満ち引きや月齢の影響を受けている、という説の根拠が説明不能です。  月が及ぼしている潮汐力の変化を生体が感知して・・という説明を聞くこともありますが、潮汐力は物体間の距離と物体の大きさが関係しているので、月が私の身体に及ぼしている潮汐力より、今私の目の前にあるPCのディスプレイが私に及ぼしている潮汐力の方が遙かに大きいのですが・・・

sparkle_77
質問者

お礼

なかなか一筋縄では割り切れない生物と天文の関係ですね。 確かに生物の種によって性周期はバラバラですもんね。 だんだんわからなくなってきたなぁ。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.2

自然淘汰でそうなったとする説が有力です ごく初期にはいろんな時季に産卵していたが潮位が高いときに生まれた卵の生存率が高かった 理由としては 満潮に引き続く下げ潮流でより広範囲に拡散して生活圏が広がった 満潮線に産卵したので魚に食べられる機会が少ない 生物種ごとで異なる好条件によって生存率や生活圏の拡大 卵を産む時季は生物個体に固有のバイオリズムに支配されるので固有の性質は遺伝します 世代を重ねるほどに生存率が高い潮位のときに産卵する固体が増えて潮位が低いときに産卵する固体が減った 高い潮位のときでもより高い潮位での生存率が高かったので現在のように大潮の満潮時に産卵する個体が主力になった このように考えられています これがダーウインの種の起源の主旨です 目的があってそうなったのではない いろいろな性質を持った生物の中で生存できる性質を持った者だけが生き残った 適者生存の法則 自然無目的論 満潮時に産卵するのは海棲時代の名残と考えられるので淡水域の水中に産卵する魚類に多いと思われます 昆虫は潮候に関係なく毎日産卵しているように見えます

sparkle_77
質問者

お礼

やはり満潮時には、戦略的に有利なのですね。 潮位が高いときの意味がよくわかりました。 ありがとうございます。

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