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文化人類学を生かす職

Helfgottの回答

  • Helfgott
  • ベストアンサー率44% (66/149)
回答No.2

一橋大学の社会学部では、確かに上記の4分野の学問が 全て学べます。上記4分野の授業を全て、バランス良く 受講することも可能でしょうし、また、ゼミが複数受講 可ですから、文化人類学を主ゼミとしながら、哲学のゼ ミも受講する、というようなことも可能です。 文化人類学を専攻したければ、あくまでフィールドに出 ることを前提として考えるべきでしょう。端的に言って、 文化人類学は、無文字社会、通常「未開社会」と呼ばれて きた社会を主な研究対象としています。つまり、アフリ カ、南米、東南アジアといった地域に今もなお存在する 「文明以前の社会状態」を保つ社会を、研究の主な対象 とします。机上で学ぶだけではなく、実際に現地に赴き、 調査を行うことも、ゼミに入ると行うことになると思い ます。 上記4分野に関しては、研究者を目指す以外では、あま り学んだことを生かして就職につなげる、という風には いかないでしょう。特に、文化人類学と哲学に関しては、 それらを生かした職業というものが、全く思い浮かびま せん。あくまで就職とは別に、学問的に探求していく対 象として考えたほうがよいでしょう。 文化人類学について知りたければ、とりあえず、C・レヴ ィ・ストロースの「悲しき熱帯」を読んでみてください。 感動的な著作でもあります。

tot_ziens
質問者

補足

ありがとうございます。私の考えている学際的学問は、どうも文化人類学とは異なるようです。なぜなら私が提案する学問のイメージとしては、文明を持つ人類が社会の中でどのように考え行動するのか、といった、社会心理学に近いものだからです。文明社会には言語も深くかかわっていると考え言語学、人間の本質的な意味も社会形成には深くかかわっていると考え哲学を加えました。 文化人類学が違ったものであるとわかった以上、もっとも近しい学問は社会心理学になるのでしょうか。ちょうど今日社会科の先生に相談したところ、その先生にも文化人類学は、現存する社会発達段階以前の民族を研究することで人類の起源を探ろうという学問だと、教わりました。これでは私の考えるものとは違うと思いさらに話をしていると、社会学、心理学、言語学をまたにかけてそれら既存の学問を手段とし、人間の頭の中を探ろうという学問は体系としてまだ存在せず、そんな学問を大学でしたければ自分でそれぞれの講座をとり自ら創始するしかない、とのことでした。 後日べつの社会科の先生(心理学専攻で社会学もとられていたそうです)にも相談しますが、わたしの希望に適うような学部は日本に存在しませんか?海外ならば存在しますか?海外も視野に入っています。 質問の趣旨が変わってきましたので、すこし時間が経ってもご返答がなければ、新しく質問を立てさせてもらうことにします・・・。 丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。

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