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超伝導電磁推進船のその後について

超伝導電磁推進船の実用化にとても期待していたのですが 最近あまりニュースになることが無い様に思います。何か 難しい技術課題で進まないのでしょうか。特にエネルギー効率について興味があります。スクリュー式の水中翼船等と比較してスピードや燃費などについてどなたか解りやすく教えて頂ければと思って質問しました。よろしくお願いします。(電圧のレベルや流れているイオンはどんな物ですか.)

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  • apple-man
  • ベストアンサー率31% (923/2913)
回答No.1

 ヤマトのことですね。 実際に動く超電導電磁推進船を 作ったのは日本が最初で、世界で 最後の1台となってしまったようです。  完成版を作ったのは日本ですが、 アメリカやヨーロッパのほうが なかり前から基礎実験を地道に 続けていたんです。  アメリカでは海軍の研究所が 一番熱心だったわけで、 そのあたりの情報をもとに レッドオクトーバーを追え といった映画に超電導電磁推進装置 キャタピラーの話が出てきたわけですが。  兵器開発というのは性能を 追求して、経済的効率は二の次の はずなんですが、海軍の研究所が 長年の研究の中で、航行できる完成版を 作らなかったのは、性能に問題ありと 結果を出していたからなんです。 ★スピードが出ないんです!(笑) >電圧のレベルや流れているイオン・・・  イオン濃度によって流れる電流が変わりますよね。 真水は電気を通しません。  川が流れ込む湾内や、流氷の近辺など 海には塩分濃度、つまりイオンの濃度が 下がるところ沢山あるわけです。  外国の研究所は、基礎研究の段階で この濃度変化では超電導電磁推進船が 実用になるような充分な速度が出せず 効率が非常に悪いという傾向を掴んで いたんです。  事実日本の超電導電磁推進船ヤマトは のろのろ運転(時速20キロ以下)しか できませんでした。 テレビなど報道では、理論的には時速200キロ まで出せるとされていましたが、この理論的と いうのは、海の塩分濃度が理想的な濃度で 全海域で一様というような、ありえない 仮定の話だったんです。  日本のヤマトの状況を見て、アメリカの 海軍の研究所は、超電導電磁推装置の研究 を完全に止めてしまいました。 1990年代のバブル期の話です。 良く落ちるロケットを作るので有名な 三菱の大失敗の1つです。↓

参考URL:
http://www.mhi.co.jp/kobe/mhikobe/products/etc/yamato1.html
yyz1974
質問者

お礼

早速ご回答ありがとうございました。中止になった事情が大体理解できました。大変お詳しいのに驚きました。私は超伝導応用として期待していましたが、やはりご指摘のように技術のバランスから見て少し無理があったような気がします。研究開発資金はどこから出たのか分かりませんが、回答を読ませて頂きながら成功の可能性をなぜもっと早い段階で判断できなかったのか残念に思いました。

yyz1974
質問者

補足

時速200kmで走行中の船を横切る水中のイオンの速度はどれくらいなのでしょうか。よく流されずに泳ぎきれるものだなと思いました(届かなくてもよいのですか)。もし効率の概算の計算方法をご存知であれば教えていただければと思いました。スクリューよりも優れているのでしょうか。

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