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CODの逆滴定

kikeroの回答

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  • kikero
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回答No.2

 酸化反応させると過マンガン酸の還元物質である二酸化マンガンが、かなり生成します。  この二酸化マンガンにより、滴定に以下の不都合が生じます。 (1)二酸化マンガンと蓚酸の反応速度が遅い。  反応が遅いと滴定Overし易いです。  最初に100℃で過マンガン酸と反応させた余熱を利用して過剰蓚酸と反応させます。 (2)二酸化マンガンの茶褐色により終点の変色が判別できません。  以上のため、過剰蓚酸で還元して溶液を透明にしてから、再度、過マンガン酸カリ溶液で滴定します。  終点の変色判別は、「着色→無色」よりも「無色→着色」の方が簡単な事も、この操作方法が有利な理由の一つだと思います。

albek
質問者

お礼

おお!これぞ正に求めていた回答です! なるほど,二酸化マンガンによって還元する速度が遅くなるというのは知りませんでした。確かに,反応が遅いと滴定オーバーしてしまいますね。それと,やっぱり滴定の色の変化ってのはあってたのですか。 大変参考になりました。本当にありがとうございました。

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