- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:水のCOD測定)
水のCOD測定とは?硝酸銀の役割は?
このQ&Aのポイント
- 水のCOD測定とは、水中に含まれる有機物の酸素消費量を測定する実験です。
- 硝酸銀は、過マンガン酸カリウムの酸化に使用されるだけでなく、Cl-の妨害を防ぐために加えられます。
- 実験結果で硝酸銀を加えなかった場合の滴定量が少なくなった理由については、不備や考え方の間違いがある可能性があります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
考え方は間違っていません。 にもかかわらず実験結果が考察と食い違っているのは、 各試薬等の「目的外の寄与」に見落としがあるためです。 その見落としとは、 アルデヒドなどのように酸化されやすい物質を含む場合には、 その有機物が硝酸銀によって酸化され得る、 ということです。 (試料水に含まれる有機物がカルボン酸のように比較的酸化されにくい物質のみの場合は、 この問題は起こりません) もし銀鏡反応をご存じでしたら、それを思い出してみて下さい。 (→銀イオンと糖による酸化還元反応、ということ) つまり、今回の試料は「銀イオンに酸化され得る有機物」を多く含んでいたため、 塩化物イオンによる妨害(→過マンガン酸カリウムの使用量アップ)よりも 硝酸銀による影響(→過マンガン酸カリウム使用量ダウン)の方が大きかった 、と考えられます。 *操作ミスについては考慮から除外。 (上記の考察に合わない実験結果(→例えば、銀イオンで酸化され得る物質を 含まないことを後日に確認した、等)が得られたなら、実験の不備・ミスを 改めて考える必要が生じます)
お礼
とてもわかりやすく、かつ的を射た回答、ありがとうございます。