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吸光光度法について
noname#160321の回答
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>>紫外・可視光の吸収は光と物質とのどのような相互作用 物質の結合を構成している分子軌道上の電子が、エネルギー(光)を吸収して、結合に使われていない(空の)分子軌道へ移動する「遷移」により説明されます。 このようにして電子がエネルギーの高い軌道に入った状態ですと、分子自体が「活性化」された状態になり、光を吸収する前よりも反応し易くなるために、「光化学」というものが存在します。 エネルギーの高い状態の分子は不安定なので、このエネルギーは当該電子が元の軌道へ「励起光(吸収光)」より長い波長(低いエネルギー)の光を放って落ち込「蛍光発光」。 元の軌道の高い「振動・回転励起状態」や「分子の他の部分、あるいは他の分子の「振動・回転・並進エネルギー」へのエネルギー分散による「格子緩和」。 あるいは元の軌道ではなく他の空いている低い軌道へ落下するなどする「系間交差」(特にスピン多重度が変わる場合)などの方法で分散され、電子が元の軌道に戻るとともに分子は安定状態に戻ります。 結果として光エネルギーは「蛍光発光」などを除くほとんどの場合熱として貯蔵、放射されます。 #1のお答えにある「分子振動」は赤外領域での吸収に相当します。 また「電子レンジ」に使われるマイクロ波は水の回転運動を「励起」しています。
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