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近赤外線で励起する化学物質ってあります?
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すいません・・質問をきちんとよんでいませんでした(><)赤外線で励起するものは多くある(有機物に限る)と思いますよ。赤外分光法の理屈は赤外線を当てることによる励起なので。ただ、励起するからといって光るわけではなく、光る理由とはカチオン、つまりイオンの状態になっていたりすることで色がついたりします。無機物については自分はあまり覚えていないのでなんともいえないですが、基本的に色がつくときは錯体(イオンのようなもの)の状態だと思います。
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- sirouto1gou
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理化学系統の分野ですと近赤励起の試薬は結構使われています。 Cy-5やAlexa-680なんかが有名ですね。 最近ではこれを生体内マーカーにして実験を行うこともあります。
ルミノールなどはどうですか?紫外線を当てることによって緑色に光ります。
お礼
ありがとうございます。でも、それは紫外線であって、赤外線ではないんですよね。
補足
たくさんの解答ありがとうございます。 ここで私が言っているのは、あくまで「普通」の化学物質で、励起は起きるのか、起きたら(長波長側に)どの辺の波長までいくのかってことです。 化学的に短波長に合成すればいくらでも行くのかも知れませんが、そういうのは除きます。 つまり、もし赤外線が見えたら、どの辺まで日常の色が違って見えるだろうとかそういうことです。
ご質問の中の「励起」というのは「電子励起」のことですよね? これは、紫外・可視の延長線上のものということになりますので、基底状態と励起状態とのエネルギー差を小さくするような要因が大きければ良いことになりますね。 具体的な化合物名と言うことになると私にはわかりませんが、非常に長い共役系を持つような有機化合物にはこれに該当するものがあるようです。 たとえば、ポリアセチレンなどはこれに該当するかもしれません(自信はありませんが)。 また、これとは別にいわゆる赤外吸収スペクトルの延長として、分子内振動に由来する吸収もあるようです。その場合には、主として、通常のIR吸収の倍音に対応するということだそうです。 http://www.tagen.tohoku.ac.jp/labo/arima/lecture/spectroscopy/pi_electron.html http://photo-m.tp.chiba-u.ac.jp/~yjo/lecture/physchem/hw08.html
お礼
ありがとうございます。
- c80s3xxx
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たくさんありますね. 近赤といっても範囲は広いですが,まあ,かなり可視に近いところにしときますか. 赤外線フィルムってのがありますね.あれには近赤で励起される色素が,分光増感剤として使われています. 近赤の半導体レーザーはいろいろなところで使われていますが,この光を吸収して発熱するような「光熱変換材料」もあり,印刷製版材などに使われています.これも近赤を吸収する色素の一種です.
#1です、済みません、補足です。 吸収されると、通常「励起」されます。 その励起が紫外・可視光だともっぱら分子(原子・イオン・その他・以下同じ)中の電子軌道関連の励起が起きます。 赤外線領域だと、電子軌道に由来する励起は特別なモノに限られて来、たとえば黒鉛のように真っ黒けのモノは近赤外にも大きい吸収(励起)があると考えてください。 赤外もだんだん長波長になっていくと分子内の原子間結合の伸縮とか結合角の変動とかの励起による吸収となり、マイクロ波になってくると分子内の回転などが主になってきます。 実際にはある吸収・励起はこれらのある組み合わせから別の組み合わせへと移動することで起こります。 そして、光(紫外・可視光・赤外線・マイクロ波など)を放出するか別の振動や回転の組み合わせを通して「熱」になる「格子緩和」して、元に戻るというわけですね。^^
お礼
ありがとうございます。 >真っ黒けのモノは近赤外にも大きい吸収(励起)がある 確かに、いきなり赤外になると吸収しないんじゃ不自然ですよね。
あなたは赤外線スペクトルって見たことありますか? 見たことがあるなら、そのスペクトルで「吸収ピーク」が出ているところで、吸収が起きています。 もっと身近なところで、特に「近」赤外線なんかですと、あなたの身体もたっぷり吸収しています。 赤外線暖房機はその吸収を利用して暖房をしています。 もし、赤外線が吸収されなかったら、部屋もあなたも暖まらず、赤外線は宇宙へと放射されていってしまうでしょう。 結論、ほとんどどんな物質でも近赤外線を吸収します。もちろん正確に吸収波長を測るには可視分光高度計の「高価」なやつで「近赤外」まで測れるモノがありますから、それで測定することになります。
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