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非イオン性界面活性剤の洗浄力って?

非常に素朴な疑問なのですが、一般論として、非イオン性界面活性剤の洗浄力は陰イオン性界面活性剤より劣るのでしょうか? 一概に比べられないのかも知れませんが、ここでは主に洗濯用洗剤を想定しています。 つまり、陰イオン性界面活性剤としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが代表的なところだと思います。 もっと平たく言えば、液体洗剤(非イオン)は粉末洗剤(陰イオン)より洗浄力に劣るのか?ということですね。 自分でもいろいろ調べたところ、下記のサイトに比較的詳しい説明があったのですが、結局のところ、現在市販されている陰イオン系洗剤と非イオン系洗剤を比べた場合にどうなんだ?というのははっきりと説明されていません。 どなたかお解りになる範囲でご教示頂けると助かります。 http://www.chemistryquestion.jp/situmon/shitumon_kurashi_kagaku35_surfactant.html

  • 化学
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noname#21649
noname#21649
回答No.1

>非常に素朴な疑問なのですが、 かなり面倒な問題です。というのは >はっきりと説明されていません。 の「はっきり」をどのように定義するかで答えが変わるからです。 したがって答えは簡単です。 「わからない」 です。 該当サイトでは.インイオン系は「水質の影響を受ける」旨の内容があり.水質の影響から両者を単純に比較できないという内容が示されています。 次に.条件の問題があります。洗剤の性能試験ではcmc程度で行います。家庭ではこのような希薄な濃度では使用しないでしょうし.価格と自然界での汚染と皮膚保護等の問題があります。何を物差しにするのか.ご質問から読み取れません。「一般の家庭で使う」なんてあいまいな条件ではこまります。「一般」を何で定義するか.で大きく変化します。 分量を測らないで泡立ちから使用濃度を決定する人もいますから。 hlbによって大きく変化することはご存知ですね。

neo_chem
質問者

お礼

その後当方でもう少し調べてみたところ、栃木県消費生活センターによる比較的詳細な試験結果を見つけることができました(下記ページから詳細PDFにリンクしています)。 http://www.pref.tochigi.jp/seikatsu/kurashi/test/sentaku/ 結果概略は、巷間言われているように、液体洗剤の洗浄力はおおむね粉末洗剤より劣る、というものでした。 もっとも、これは必ずしも非イオン系界面活性剤と陰イオン系界面活性剤の優劣を反映しているワケではないようですが。また、同センターの洗浄性試験で用いているJIS規定の汚染布は、オレイン酸、トリオレイン、ゼラチン等を主成分としたものだと思われるので、この汚染布に固有の傾向が表れている可能性もありそうです。 ただ、一般論として、非イオン系界面活性剤だけで洗浄力に優れた洗剤を作ることは難しい、とは言えるのかも知れません。 親水基の極性が陰イオン系ほど高くないことや、親水基の立体構造が陰イオン系界面活性剤と根本的に異なること(ポリエチレンオキサイドの長い分子鎖全体が親水基として作用すること)などが、油分を乳化した後のコロイド粒子の安定性などに微妙に影響を与えているのかも知れませんね(それ以外にも無数の因子があるでしょうが)。

neo_chem
質問者

補足

アドバイスありがとうございます。 ご指摘至極もっともだと思います。 それでは、臨界ミセル濃度近傍に界面活性剤濃度を揃え、かつ、他の金属イオンを含まない蒸留水を用いて試験を行った場合であれば比較可能でしょうか? (ただ、普通の洗濯洗剤はアルカリビルダーが入っているので液性は塩基性ですし、金属イオン封鎖剤としてアルミノ珪酸塩も入っているので、あまり水質の影響は受けないと思われるのですが) アルキルベンゼンスルホン酸Na(LAS)もポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)もアルキル基の長さがはっきりしないし、AEはHLB値が判らないのでやはり議論のしようがないんでしょうか?(ただ、洗濯用洗剤のAEはどれも同じようなHLBのものが使われていそうな気もしますが) それと、ここで想定しているのは泥などの無機系の汚れではなく、油脂などの汚れです。

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