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IHヒーターの揚げ物モード
IHヒーターには揚げ物モード専用鍋が付属している場合がほとんどですが、それは鉄製の鍋です。 ステンレス製の鍋で揚げ物モードに対応した鍋はないでしょうか。 あるいは、ステンレスの鍋では素材の性質上、揚げ物モードで使用することは原理的に不可能なのでしょうか。 ご教示お願いします。
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一応、商売敵?として各社のIHヒーターを検証実験したものです。^^; ステンレス鍋でもIHヒーター対応のものはたくさん販売されています。 揚げ物モードでステンレス製か鉄製かが問題になるのは熱伝導率が異なるせいです。ステンレスは鉄(鋼)に比べ、熱伝導率(熱の伝わり易さ)が1/3程度です。熱が伝わりにくいのです。 IHヒーターの揚げ物モードや焦げ付きセンサーはガラストップの裏側に張り付いているセンサー(サーミスタ)でなべ底の温度を間接的に感知して、お鍋の中の温度を予測して油の温度を制御したり、焦げ付くのを防ぐようになっています。 しかし、鍋の中の温度をなべ底→ガラストップ→センサーと間接的に計測しているので、ある程度の誤差と応答時間にずれが生じます。 そのずれを補正するために制御に温度変化のある意味の予測を持たせて行うのですが、先に申し上げたようにステンレスと鉄では温度の伝わり方に違いがあるため、『鉄鍋』とIHは思って制御していたら、『ステンレス鍋』だったため、予測と温度が違っていた・・・などということにならないために、付属の揚げ物用鉄鍋を進めるメーカーも少なくありません。 現在では某M社のように、使用している鍋の材質まで感知する制御回路を持たせたものまで登場していますが。 一番確実なのは、ご購入のIHメーカーに問い合わせて、市販のステンレス製のてんぷら鍋が使用可能かどうか確認することをお勧めします。 メーカーがダメだという場合は、てんぷら火災など不慮の事故を防ぐためにも、付属の鍋を使用することを強くお勧めします。
お礼
熱伝導率の違いにより、揚げ物モードでの制御の可・不可が出てくるのですね。大変参考になりました。ありがとうございました。