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グノーシス主義はどのような点が「危険」とされカトリックから異端視されたのでしょうか?

グノーシス主義はどのような点が「危険」とされカトリックから異端視されたのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • Arianrhod
  • ベストアンサー率42% (9/21)
回答No.2

グノーシス主義とは元々はキリスト教とは別物の、神秘主義者による思想体系だったように思います。で、後にキリスト教信者の中に同調者が現れ、キリスト教グノーシス派が生まれると。 グノーシス主義者は「現実世界は神様ではなく、その下にいる権力者たちが創造している。その他にも、この世界には悪(生きていく上での悩みや苦労・病気・貧困・差別など)が満ち溢れているよ。それなのにあなた達は何故そうまでして神様を信じることができるの?救いを求めることができるの?そんな神様自体が悪だと思わなの?本当の神様は別にいるんだよ!」と主張し、信仰と知識(グノーシス)をめぐって様々な説教を生み出していたので、癇に障ったキリスト教は彼らに「異端」のレッテルを張り、糾弾しました。 私はこのように捉えていたのですが、解釈違いをしているかもしれません。 回答しておきながらこんなことを言うのも何ですが、専門家の方や詳しく学んだ方の意見をお聞きしたいですね。

その他の回答 (2)

回答No.3

他の回答者が言われるように、神を啓示の神ではなく、人間の知識の中に求めた考え方が、拒絶されました。「危険」というより「別宗教」と捉えられたと表現した方が分かり易いかも知れません。 グノーシス思想の異端云々は、使徒時代から教会初期の段階の話題ですので、当時はカトリックと東方教会の区分はありません。カトリックと正教が最終的に分離するのは、時代が下って11世紀です。ですので、当時の正統教会全体から拒絶されたというのが正確な表現です。

noname#17726
質問者

お礼

ありあんさんとにこにこさん、すばらしいかいとうをありがとう!

  • kigurumi
  • ベストアンサー率35% (988/2761)
回答No.1

善なる神が創造したはずの世界に悪が充満しているのは創造主が偽者であり(悪)、だからこの世界は悪に満ちていると定義し、偽者だということは善の本物の神がいるはずだとして、智をもってすれば、真の神が創った世界にたどり着くという考えだったように記憶しています。 つまり今キリスト教やユダヤ教やイスラム教が言う神は偽者と言っているので、異端視されたし、我々が智をもってすれば、神と同等になれるという考えなので、危険とされたんじゃないかと。

noname#17726
質問者

お礼

大胆な思想ですね。権力者を敵に回してしまったんでしょうね。 回答ありがとうございます。

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