「星の王子様」と「不思議の国のアリス」
フランス語を習得された方で「星の王子様」を原文で読まれた方は多いと思います。内藤 濯氏が翻訳されていますね。原文と比べていかがでしたか? 私はサンテクジュペリの作品では「夜間飛行」とか「南方郵便」も好きですが、それらと比べると 内藤 濯氏の「星の王子さま」だけ若干 異色な感じもします。しかしながら 内藤氏の翻訳も すばらしい面は感じます。それでも 、「夜間飛行」や「南方郵便」に比べ、メルヘンタッチに成りすぎて サンテクジュペリらしさを いまいち出し切れていない気もしますがね。
これに対し、「不思議の国のアリス」は 色んな人が訳していますね。
普通、外国の物語や小説を翻訳で読むと、あくまで翻訳者は影武者的存在でしかありませんが、原文と照らし合わせると 翻訳者の「息づかい」とか「感性」がモロに見えてきますよね。
そこで ここでは 「星の王子様」と「不思議の国のアリス」の作品そのものよりも 翻訳の感想とか いろいろコメントを頂きたいと思います。もちろん、有名な作品なら それ以外の物語や小説でもかまいません。また、「星の王子様」を英語で読んだ人、 「不思議の国のアリス」をフランス語で読んだ人なども 特に感想をお待ちしております。