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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:名誉毀損と「自分もやっちゃうし、いいんじゃない」感情との関係)

名誉毀損と「自分もやっちゃうし、いいんじゃない」感情との関係

hou-jurisの回答

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  • hou-juris
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回答No.6

ご指摘のように、いわれてみると、確かに「その程度のこと、誰でもやってるよ」ということでも、社会的評価は低下しかねません。 こうした点についての判例や研究を見たことはありませんが(私が不勉強であるだけかもしれません)、もしかすると、それは程度のひどい表現による名誉毀損が、議論の俎上に載せられることが多いからかもしれません。実際に訴えられる事件に対しての判断である判例ならともかく、仮定的なことについても思いをめぐらせる研究において見られないとすれば、一つの見落としともいえましょう。 ただ、これはあくまで私見ですが、ご質問のような事案は実際のところ問題にならないのではないか、と思われますし、また、現在のところは、名誉毀損の成否に関する判断枠組みの中で解決されているといえるかもしれません。 といいますのも、「社会的評価の低下」(ただし、刑事名誉毀損罪の成立に際しては、現実かつ具体的に名誉が侵害されたことまで要求されていない、と考えられています)は、判例上、表現の受け取り手を基準にして考える、とされています。そしてこの「受け取り手」というのは、一般人である、と理解されています。やや乱暴ですが、言い方を換えれば、一般人が見聞きして「こいつはいやな奴だ」とか、「これはひどい」とか思うかどうか、ということだといえましょう。まぁ、結局裁判官が決めるには違いないのですが、一応判断に際しては「受け取り手」、しかも「一般人」を基準にするわけです。 とすると、質問者の方のご指摘される「誰でもやってるよ、そんな事」の類を摘示する程度では、事実上「受け取り手」たる「一般人」から見れば、「社会的評価」たる名誉は低下しない、と解することになるのではないでしょうか。 もっとも、事実の摘示の仕方しだいでは、たとえば、No.2の回答者の方がご指摘されるように、一定の文脈、たとえば「あいつは警察官のくせして赤信号を無視しやがった」などということを広言すれば、社会的評価の低下である、ということができるかもしれません。 少し余談ですが、何をもって「社会的評価の低下」とするか、は、質問者の方のご指摘のとおり、実のところかなり難しい問題を含んでいるように思われます。まさか裁判の場で、いろんな人に好感度調査のようなアンケートをとって「この表現でこの人の社会的評価は低下しますか」なんて調査するわけにもいきません。ですから、たとえば裁判官が「受け取り手」である「一般人」ならどう思うか、を想像をめぐらせて、判断をする、とか、実際にアンケートをとるわけではないけど、ある表現が社会的評価を下げる「ような」表現か否かをもって、社会的評価を「下げた」と判断したり、というふうに、そういう意味で仮定的な判断を差し込んでいます。この点には、異論もあるようですが、難しいところでしょう。 長くなってしまいましたが、ご参考いただければ幸いです。

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