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部分入れ歯(クリスタルデンチャー)について
- 部分入れ歯(クリスタルデンチャー)を試した方の感想や価格について教えてください。
- 部分入れ歯(クリスタルデンチャー)を使用した際の外見や使い心地について詳しく教えてください。
- 部分入れ歯(クリスタルデンチャー)と他の入れ歯の比較について教えてください。
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>義歯の歯茎の部分からさらに向こう側に金属のプレートの様な物がのびていて、向こう側の歯にも引っ掛ける感じだったと思うのですが これは上ならパラタルバーと呼ばれますし、 下ならリンガルバーと呼ばれるものです。 片側の部分入れ歯だと、どうしてもぐらぐらしたり 外れやすくなったり 安定しづらい場合があるのです。 こういうのを防ぐために、反対側にびょ~んと延ばして 維持を求める設計です。 お口の中の状態にもよりますが、このバーを使わなくても 片側だけでの入れ歯もできなくはないと思います。 できなくはないけど、より安定を求めるのなら バーはあったほうがいいかもしれませんね。 >金属のひっかける部分は残っている3番目の歯だけに・・・という事でしょうか? これは奥から3番目ということでしょうか。 (普通、歯科では前歯の真中から1番2番と数え、3番というと犬歯と解釈してしまいがちなのです) 小臼歯が2本と犬歯が、欠損部の前に残っているとしたら この2本ないし3本にクラスプ(金属の部品のこと)を掛けるという設計も結構あります。 これが出来るのなら、1本だけに掛けるよりもまだ安定はするでしょう。 もし犬歯のことをおっしゃられているのなら、 前歯にたくさんクラスプを掛けるのは見た目良くないので 反対側にもバーで延長してクラスプを掛ける設計になるでしょう。 それから、サンプルはサンプルでしかありません。 できるだけかっこよく見せるために、 または今回のようにクリスタルデンチャーと比較して大掛かりに見せるように、 などの目的も含まれているのは事実です。 患者さん一人一人の症例がすべてサンプルに当てはまるなんてことはまずありません。 保険内でどれだけ小さく違和感なくできるかは 先生とよく相談して下さい。 また、インプラントと入れ歯は別物なので、 インプラントが上手い先生であったとしても 入れ歯において100%信頼できるかどうかは別問題です。 余談になりますが、先の回答のあと気になって少し調べました。 このクリスタルデンチャーはノンクラスプデンチャーとも言われるそうで、日本では厚生省の認可のおりてない材料を使用するようです。薬事法も通ってないと聞きました。 また、破損すると修理ができないので1から作り直しだそうです。値段の割には・・・な印象を受けました。 普段使用する入れ歯と考えるよりは、「お出かけ用入れ歯」くらいでお考えになられた方が良いと思います。
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- chiezou-yon
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まず、普通の部分入れ歯とクリスタルデンチャーとどう違うのか、から説明したいと思います。 普通の部分入れ歯は金属の金具によって 残っている歯に引っ掛けて固定します。 金属の金具は鋳造によるものと、 弾性の強いワイヤー線のいずれかで製作されます。 (舌側が鋳造、頬側がワイヤーというものもありますが。) クリスタルデンチャーは歯に引っ掛ける部品の部分が 透明のプラスチックによって作られます。 また、入れ歯のふちを透明にすることによって 粘膜と入れ歯の境目を目立たなくしようとするものです。 さて、それぞれの欠点・利点を挙げてみましょう。 費用:クリスタルデンチャーは自費になると思います。 確か2~3本の奥歯の症例で15万くらいって話を聞いたことがありますが、自費なら医院によって違うので一概には言えません。 普通の部分入れ歯は数千円です。 強度:普通の部分入れ歯の方が丈夫だと思われます。 着脱するものですから、使用年月が長くなり着脱回数も多くなると、歯に引っ掛ける部品の強度が要求されます。 金属ですら やがて折れるという事もよくあることです。 この部品がプラスチックになってしまうと、どうでしょう。 いくら目立たないとはいえ、強度を持つために 金属よりも大きく広い部品になります。 それでも金属以上になるとは考えられません。 違和感:上記に挙げた理由により、普通の部分入れ歯よりもクリスタルデンチャーの維持部分(歯に引っ掛けるところ)が大きくなります。 当然その分口腔内での違和感も増します。 入れ歯のふちの部分は色が変わるだけなので、両者大差ないでしょう。 変色:プラスチックは多少なりとも唾液を吸収してしまいます。どちらの入れ歯のプラスチック部分も絶対変色がないとは言えません。 クリスタルデンチャーの透明部分も例外ではないです。 変色もあるでしょうし、口腔内にある以上は汚れは絶対つきます。 歯科医院に持っていかないと取れない汚れもでてくるでしょう。 こうなってくると、透明=目立たない という理論も崩れてくることが考えられます。 その他:歯医者さんによって考え方は多少違いはあるものの、「必要以上に残っている歯を覆わない」という考え方があります。 金属の部品だと、細くすることができ 最小限の大きさで製作可能ですが、 これがプラスチックになると 何度も言うように 歯のけっこうな面積を覆う必要が出てくるのです。 これによってもうひとつ考えられるのは、プラークの停滞ではないでしょうか。 あまりに歯を覆うと唾液による自浄作用を阻害しますので。 入れ歯を扱う技工士としましては、上記理由により 総合的に考えて 普通の入れ歯の方がいいのではないかと思う次第でございます。
お礼
丁寧でとてもわかりやすいご回答ありがとうございます。今通院している歯医者さんで、部分入れ歯のサンプルの様な物をみせてもらったのですが、なんだか思ったよりおおがかりな感じで、義歯の歯茎の部分からさらに向こう側に金属のプレートの様な物がのびていて、向こう側の歯にも引っ掛ける感じだったと思うのですが、これはつけるのにちょっと違和感があるだろうな・・・ととても不安になっておりました。いろいろ検索して調べたところ、クリスタルデンチャーなるものを見て、奥歯2本の症例があり、こんな感じだったらつかっていても違和感が少なそうだと思っていました。今の歯医者さんはインプラントを得意とされているみたいなので、すすめられたのですが、今の私にはとても支払える金額ではなかったので・・・。 もし、chiezou-yonさんのおっしゃる様に普通の保険適用の入れ歯でもそんなにおおがかりでなくかつ、ある程度目立たなくできるのならば、それに越した事はないですね。その場合は金属のひっかける部分は残っている3番目の歯だけに・・・という事でしょうか?私が見たサンプルの大きめの金属のプレートみたいな物はなんだったのでしょうか? いろいろためになるご意見を教えていただき感謝いたします。いろいろ考えて決めたいと思います。
お礼
再度、丁寧にご説明いただいてありがとうございます。 金属のプレートの正体も、謎が解けました!私自身、入れ歯になるにはまだ年齢的に若いのでは・・・(30代女性です)と思うので、できればいかにも入れ歯!という感じは避けたいなと願っています。できれば、片側だけで支える様な形にしたいです。先程の3番目の残っている歯というのは、奥から3番目で、抜いてなくなった2本の奥歯のその次の歯です。(本当は前歯側から数えるのですね。)なので奥歯2本あって、次が犬歯です。もしchiezou-yonさんのおっしゃっている様に残っている奥歯2本と犬歯くらいにある程度目立たぬ様に引っ掛ける部分をつける事ができればいいな~と思っています。やはりお話を聞いて、最初は先生と相談しながら、保険適用内で作ってみて、それでもしばらくたって、やはり別な物を試してみたくなったら、その時にまた改めて考えて行きたいなと思いました。自業自得とはいえ、はじめに抜歯を告げられた時はとてもショックで、どうしようか・・・と思いましたが、いろいろ教えてもらえて大分落ち着きました。今の状態よりもひどくならない様に心がけていこうと思います。本当にありがとうございました!