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関係代名詞の省略
過去ログでは2003年1月29日に関係代名詞の省略について質問がされていますが、1年半たって議論は進展したのか、皆さんの意見を幅広くお伺いしたく思います。 学校文法では「関係代名詞が目的格だと省略できて、主格だと省略できない」とされていますが、paniniXXさんの言うとおり、先行詞の後ろに関係詞節の主語に当たる名詞句が続いた場合には主格でも省略できます(there is構文を除いて)。また、関係詞節の主語の前に(文修飾などの)副詞が置かれ「先行詞+名詞句」の形が崩れると目的格の関係詞であっても省略できないと言われます。 私が興味を持つのは目的格の省略が不可の場合で、そもそも主語の前に副詞を置いた関係詞節が可能かどうかということです。私のインフォーマントはaを不可とし、bかcが正しいとしています。 a) The book which probably he bought yesterday is Harry Potter. b) The book which he probably bought yesterday is Harry Potter. c) The book he probably bought yesterday is Harry Potter. つまり、もともとaが不可であれば、(目的格の関係詞であるないに関わらず)whichを省略した文が正しい訳がありません。そこで皆さんにお聞きします。 (1)副詞が関係詞節の主語に先行する正しい文章の例をご存知ですか。 (2)「先行詞+名詞句」の場合に関係詞が省略されると言う規則に賛成 ですか。反対ですか。 (3)賛成の場合、所有格はどう説明しますか。 (4)関係詞節内で副詞が主語の前に来ないのは、ひとつには「話題化」の 問題があると考えているのですが、どうでしょうか。例えば The book which yesterday he bought is Harry Potter. とした場合、元のYesterday he bought it.と言う文章が、そもそも 話題化の規則に反しているので非文法的です。他に何か理由をご存知 ですか。
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お礼
回答ありがとうございます。私は学校文法に物足りなさを感じてはいますが、専門の教育を受けてはいません。 I found I needed...の例文で関係詞が省略できないのは意味解釈の上でのことであって、構造上の問題ではないということですね。分かりました。ちなみにsillywalkさんは(意味解釈の上で支障がなければ)目的格は省略できるという規則に賛成ですか?また「先行詞と関係詞のgapの間に何らかの句があればその関係詞は省略可能」とはどういうことでしょうか。もしお時間があれば教えていただけると嬉しいです。 私は関係詞節内で主語より前に副詞が置かれること自体が不自然だと考えています。もし、そのような節がそもそも無いのであれば「目的格でも省略できない場合がある」ということを心配する必要は無いと思うのです。「基本的に目的格は省略できるが、意味が不明瞭になる場合は省略をしない方が親切である」ということで十分では無いでしょうか(継続用法の関係詞は元々省略できないのですし)。ただ、絶対に副詞が主語よりも先行しないという確信は無いので、皆さんにお聞きしています。 副詞に関して言うと、文副詞は限定用法の関係詞節内には生じずThe boys that have frankly lost their case, should give up.はfranklyが主語の前に置かれていないが、それでもこの文は不可であるということ(継続用法であれば可)と、限定用法の場合でも先行詞が不定の場合にコンマを使って挿入的にI know a boy who, frankly, cannot speak at all.は可能であるということぐらいしか知りません。