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環境変異と遺伝

環境変異が遺伝しないという理由を教えてくださいm(。。)m 上手く説明できないのですが、私達には少なくとも環境の変化に適応しようとする作用があるはずです。それが環境変異として体に変化をもたらしますよね。環境変異が遺伝しないのなら、私達が有性生殖をする理由の『環境の変化に適応できる可能性を持つ』という理由には矛盾が生じるのではないのでしょうか?環境変異の情報がDNAに刻まれたためにこのような可能性が生じてくるのではないのでしょうか? 例えば、肌の色はもともとは環境変異によるもののはずなのに、紫外線の強くないところでさえもアフリカ系の黒い肌の方の子供も肌の色が親の形質と一緒になるのはなぜなのでしょうか?環境変異が度重なることにより、環境変異は遺伝するのではないのでしょうか? くだらない質問かとは思いますが、どなたか詳しい方、どうかご回答くださいm(。。)m

noname#19177
noname#19177

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  • japonicus
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回答No.4

No.3です。 > 黒色人種は私達が日焼けをする過程で黒くなって > いったと言う訳ではないということなんですか(?_?) 人類の肌はもともと黒いと思います。 最初の人類はアフリカ大陸で誕生したと言われています。おそらく、強烈な紫外線から細胞を守るために濃い褐色の肌だったのではないでしょうか。 それが、人間が進化しながら緯度の高い地域に広がって、それほど太陽光が強くない地域ではメラニン色素を作る能力が退化して白人が誕生。 こう一口で言ってしまえば、環境変化が遺伝したように思われるかもしれませんね。でもそうじゃなくて、もっとず~っと長い時間を経てゆっくりと変化するものです。 進化というのはそもそも環境あってこその進化ですし。 No.3の回答では黒色人種も白色人種も、無作為にランダムに生まれるように読まれたかもしれませんが、そういう意味ではありません。 同じ日本人でもちょっとずつ肌の色が違うような、ほんの小さな差であっても、長い年月で積み重なるとぜんぜん違うものになる、という事です。

その他の回答 (3)

  • japonicus
  • ベストアンサー率37% (97/256)
回答No.3

環境への適応と生物の進化を1世代で捉えようとするから矛盾を感じるのだと思います。 「有性生殖は環境の変化に適応できる可能性を持つ」 というのは、1つの個体が変異して環境適応することを指しているのではありません。有性生殖だろうが無性生殖だろうが、環境に適さないものは自然淘汰されます。 有性生殖により多様性を獲得して何世代も経ることで選択肢の数を増やせば、その時その場所の環境に適応できる能力を持ったものも生じる可能性がある、というのが有性生殖の利点です。 進化については、原因と結果の捉え方が逆になりがちです。 紫外線が強いから肌が黒くなったのではありません。 肌が黒いから、紫外線が強くても生き残れたのです。 肌の色は環境変異によるもの、と書かれていますが、そうではありません。遺伝的な変異が原因です。 遺伝的変異により千差万別な肌の色が生じ、何十、何百世代も経て環境に適したものが選択的に子孫繁栄した結果、黒色人種や白色人種や黄色人種などが生じたと説明できると思います。

noname#19177
質問者

お礼

ご回答ありがとうございますm(。。)m とても分かりやすかったのですが、ひとつだけまだひっかかることがあったので、質問させてください(。。;) 黒色人種は私達が日焼けをする過程で黒くなっていったと言う訳ではないということなんですか(?_?)

  • yamidan
  • ベストアンサー率36% (24/66)
回答No.2

>環境変異が遺伝しないという理由を教えてください 環境変異を2つのタイプに分けて説明します。 タイプ1 体が変化した場合 例えばある病原体に対する抵抗力がついた(その病原体に対する抗体を作るプログラムを獲得した)親がいたとします。しかし、だからといって子供にはその抵抗力は受け継がれません。毎世代予防接種をしていることからもこれは明白ですよね。なぜ受け継がれないかというと、これはDNAに含まれる遺伝情報が変化したからではなく、遺伝情報の使い方が変わっただけだからです。子には遺伝情報のみしか伝わりません。その環境に応じた使い方は本人が生きていく中で自然と獲得していくものです。ただ、元来親に備わっていた(元から遺伝情報に入っていた)環境への適応のしやすさや、免疫に関連する遺伝子の強弱などは受け継がれますので、その点では多少の選抜(より環境に適応した個体が生き残ること)が働くかもしれません。 タイプ2 DNAが損傷を受けて変異が生じた場合 紫外線等の外的要因によって、DNAが損傷を受け、運悪く遺伝子部分に損傷が生じると、体に変異が生じる場合があります。この場合でも子供にその変異は受け継がれません。ただ、唯一の例外は生殖細胞に変異が生じた場合です。しかしこれは日常生活をしている分にはほとんどありえない話です。子には親の生殖細胞内のDNAが受け継がれます。生殖細胞のもととなる細胞は、子が体内からでてくるころにはとっくにできあがっていますので、その細胞以外の細胞が損傷を受けたとしても、それは子には受け継がれないのです。 >有性生殖をする理由の『環境の変化に適応できる可能性を持つ』という理由には矛盾が生じるのではないのでしょうか? これは親のDNAが変わるからではなく、両親から受け継ぐ染色体の組み合わせが無数にあるから生じることです。例えばヒトを例にしますと、ヒトには通常23対(46本)の染色体があります。これを1~23番の番号をつけて呼んでいます。子は両親から各番号につき1本ずつ染色体を受け継ぎます。父親、母親はともに各番号の染色体を2本ずつ持っているわけですが、そのうちどちらが子に受け継がれるかはランダムです。例えば1番の染色体を考えた時、父が持っている2本をA,B、母が持っている2本をC,Dとします。子は両親から1本ずつもらうわけですから、子が持つ可能性のある染色体の組み合わせは、AC、AD、BC、BDの4通りになります。これが23番まであるわけですから、実際には子が持つ可能性のある染色体の組み合わせは、4の23乗通りにもなります。実際に計算してみれば分かりますが、これはとんでもない数になります。従って、まず同じ遺伝情報を持つ子は生まれないと考えていいわけです(一卵性双生児を除いて)。その様々な子の中から、環境に適応したものだけが生き残る可能性が高くなり、長い時間をかけると、皆が持つ遺伝情報に偏りが生じてくるわけです。 御参考になれば幸いです

noname#19177
質問者

お礼

ご回答ありがとうございますm(。。)m とても分かりやすかったのですが、ひとつだけひっかかったところがあったので質問させてください(_ _;) タイプ2に分類されると思うのですが、ダイオキシンなどの環境ホルモンにより体が汚染された人の子供に、その害の影響が現われるというのは環境変異が遺伝したということではないのですか?例えば、ベトナムのべトちゃんドクちゃんのような枯葉剤の影響による奇形などはこういうことではないのですか(?_?)

回答No.1

ご存知と思いますが、生まれてから死ぬまでDNAの情報は変わらないのです。 一生懸命、野球の練習をしたからといってその情報がDNAに刻まれて子孫に受け継がれるということはないのです。 環境変異が遺伝しないとはそういう意味だと思います。 環境に適応する物がよりいきのこった結果、全体としてみると環境に適応するように変化したようにみえるのです。

noname#19177
質問者

お礼

遅くなりました。すいませんm(。。)mせっかく説明してくださったのにほんとにすいませんm(_)m身近な例えを使ってくださりとてもわかりやすかったです。どうもありがとうございましたm(。。)m

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