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フェノール
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純粋なフェノールはもちろん固体です。 市販されているフェノールは、氷砂糖のような半透明な固体です。 これを毎回加熱して溶かして使うのは不便なので、実験に使うフェノールは、90%(重量%、つまり900g/liter)くらいの水溶液にして保存することが多いです。 また生化学の実験で使うフェノールは、pHを中性付近にするために、水でなく、トリスなどのような塩基性の緩衝液で飽和させて使うこともあります。 フェノールはタンパク変性作用が強く、触るとひどいやけどをするので、取扱いには十分注意してください。
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- c80s3xxx
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てっとりばやくいうと,水という不純物が溶けて,凝固点降下が起こったってことです. 水溶液というより,水がフェノールに溶けてるってこと.
お礼
凝固点降下もありますか! 解決したと思います。 どうもありがとうございました。
- naomi2002
- ベストアンサー率44% (478/1075)
>フェノールは水に難溶のはずなのにそんなに溶けるのでしょうか? そうですね。私もフェノールはたくさん使いましたが、あまり考えたことがありませんでした(恥)。 フェノールは親水性のフェノール性水酸基をもっていますが、ベンゼン環が疎水性なので、分子全体としては疎水性と言えるでしょう。しかし有機化学的に言えば、むしろ水に溶けやすい方ではないでしょうか。 いま調べてみたところ、フェノールの水への溶解度は、16℃で6.7g/literでした。 でもこれでも90%フェノール水溶液を作るのは、無理なように思えますね。 しかし、90%フェノール水溶液というのは、水にフェノールを溶かすのではなく、逆にフェノール(加熱して融解したもの)に水を溶かして作るのです。 つまり、90%フェノール水溶液というより、実際には10%水フェノール溶液なのです。(溶質が水、溶媒がフェノール) こうするとなぜ溶け合うのか、この辺の理屈が実は私も良く解ってないのですが、事実、溶け合います。 そして、常温で凍らなくなります。 この溶液は、「液状フェノール」とも呼ばれます。 ↓のサイトを参照してください。 http://mid.cc.kumamoto-u.ac.jp/data.php?record=2073600
お礼
液状フェノールですか。 発想の転換といいましょうか。 「溶質が水、溶媒がフェノール」には驚きました。 ありがとうございました。
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お礼
どうも分かりやすい説明ありがとうございました。実際は濃度の濃い水溶液になっているのですね。とてもよく分かりました。あとフェノールが手に触れると危険と先生が言っていた意味も分かりました。明日レポートを出さなければならないのでとても助かりました。どうもありがとうございました。
補足
あのすいません。ちょっと疑問が・・・。フェノールは水に難溶のはずなのにそんなに溶けるのでしょうか?なんか変な質問しているのかもしれませんがよろしくお願いします。