ヒトラーのモデルはアメリカだった!?
この本を読みました。
ヒトラーのモデルはアメリカだった――法システムによる
「純血の追求」 単行本 – 2018/9/4
ジェイムズ・Q・ウィットマン (著), 西川 美樹 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4622087251/
アメリカの黒人やインディアンやフィリピンなどを2級市民として定義し
管理する方法や黒人が奴隷自由州に逃げて自由権を訴え棄却されるも
南北戦争後権利が明記されたにもかかわらず、空手形に変えた方法などを
参考にしたようです。
今まで、ナチスのユダヤ人虐殺の根拠にした法律の制定に関して
アメリカの人種政策を参考にしたという本がなかったらしいのですが、
やはりタブー視される話なのでしょうか?
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合衆国の人種法と市民権法が、ニュルンベルク法を生み出した。
アメリカがヒトラーのジェノサイド政策に与えた影響を、史料から丹念に掘り起した画期的業績。
「本書の目的は、ナチスがニュルンベルク法を考案するさいに
アメリカの人種法に着想を求めたという、これまで見落とされていた歴史を
紐とくことだ。それにより、この歴史がナチス・ドイツについて、
人種主義の近代史について、そしてとりわけこのアメリカという国について
私たちに何を語るのか、それを問いかけることにある」(はじめに)
そして本書は、ナチスのニュルンベルク諸法が、市民権、および
セックスと生殖を重視していたことを指摘する。
「アメリカの人種法にはナチスから見て魅力的な面がいくつかあった。とりわけ
異人種婚に重罰を科すアメリカの稀有な慣習が「ドイツ人の血と名誉を守るための法」
の背景に見てとれる。いっぽう「血の一滴の掟」(ワンドロップルール)といった他の点は、
あまりに過酷すぎると驚かれた」(終章)のだった。
法と歴史の狭間から、豊富な史料を駆使して、
人種法における世界の「リーダー」たるアメリカ、
さらにアメリカそのものに深く根付いた人種主義をあぶりだした、初めての試み。
ヒトラーのモデルはアメリカだった――法システムによる
「純血の追求」 単行本 – 2018/9/4
ジェイムズ・Q・ウィットマン (著), 西川 美樹 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/dp/4622087251/
お礼