- ベストアンサー
英語表現「It would be」の解説
- 英語教材の例文「It's harder than I thought it would be」について解説し、使用されているwouldのニュアンスを探る。
- 「it would be」が一般的な話を指し、過去形で使われる理由を考察。主語がitの場合の混乱に対する考察も含める。
- 英語の微妙な表現に困惑する学習者に向け、wouldの使い方とその背景を詳しく説明する。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
以下のとおりお答えします。 >It's harder than I thought it would be to start working again. ⇒以下、順に、構文・語句と文法・各ご質問への説明・訳文などをお答えします。 (構文) この文の構造は、 S(It) V(is) C(harder than ~)「それは~よりも難しい。」 の第2文型です。 (語句と文法) *It's harder than ~:「それ(仕事を再開すること)は~より以上に難しい」。Itは形式主語で、後に出てくるto start working again「仕事を再開すること」を受けています。(このように、代名詞を後に出てくる名詞を受けるような場合を「後方照応型」と言います。)なお、than ~は比較を表す接続詞「~することよりも(…だ)」です。 *I thought (that) it would be ~:「それ(仕事を再開すること)は~であろうと考える(よりも難しい)」。このitも形式主語で、後に出てくるto start working againを受けています。I thoughtとit would beの間に接続詞that「~と(考える)」が省略されています。なお、would については、あと(ご質問②)で説明します。 *to start working again:「(私が)仕事を再開すること」。2つの形式主語(Itとit)に対応する真主語です。 (個々のご質問への回答) >I thought it would be to start working again. というのがあります。 このit would be以降で混乱しておりまして ①I start to work againではないのは、一般的な話として取り上げているからでしょうか? ⇒「一般的な話」でなく、「私の話」です。to start ~はto 不定詞の名詞的用法で、「~を始めること」という意味ですが、本文の場合、これだけで十分意味上の主語が「私」だと分かります。もし、混同が懸念される場合には、for me to start working again「私が仕事を再開すること」と、for me「私が、私にとって」を補うという方法があります。(ただし、この場合、その補充は必要ありません。) >②なぜwouldが出てくるのでしょうか。 このwouldはどういうニュアンスを持つのでしょうか。また、過去形なのは既に働いた後だからなのかなと思ったのですが、主語がIならわかるのですが、Itが主語なのにと考えると混乱してしまいまして🥺 ⇒It's harder than I thought it would be to start working again.「私が仕事を再開するのは想像以上に難しいです」のwouldは、確かに過去形ではありますが、直説法でなく仮定法の過去形です。すなわち、「仮定法過去」です。 仮定法過去は、「現在の事実に反することを仮定して」述べます。つまり、「(私はまだ仕事を再開していないが、もし再開するなら)それは考えるより難しいだろう」ということを意味しているわけです。 なお、「(私はまだ仕事を再開していないが)もし仕事を再開するなら」に当たる部分を「条件節」といい、「それは考えるより難しいだろう」に当たる部分を「帰結節」といいますが、本文はその「条件節」が省略された形になっていますので、余計に理解しにくいのだと思います。 (訳文) >It's harder than I thought it would be to start working again. を、次の2とおりに訳します。 直訳:「私が再び仕事を始めるのは、考える以上に困難です。」 意訳:「仕事を再開するのは思ったより大変です。」 以上で、回答を終わりますが、疑問点・不明点などがありましたら、コメントなさってください。折り返しお返事します。
お礼