北朝鮮の難民問題

質問

北朝鮮情勢が不安です。もし北朝鮮の体制が崩壊し、大勢の難民が溢れたとき、中国、韓国、ロシア、日本のに難民受け入れ体制は問題だと思います。

さて、多くの在日朝鮮人を抱える日本ははたしてそれらの難民に対してどのような政策をとるべきでしょうか？

また、多くのマスコミは拉致被害者の報道に終始し、この難民問題に対して沈黙しています。今のうちに制度やコンセンサスをまとめるべきではないでしょうか？

回答No.2

orpheius · ベストアンサー

まず何がどう問題なのか明かではないので、どうお答えすればよいのか迷う次第ですが、とりあえず現在合意が成立していること及びその他判明している事実を列挙してみようと思います。

現在の金王朝の存続は、関係諸国にとっての懸案です。この体制を存続させることが崩壊後の混乱を防ぐためのセカンドベストと認識されています。よって日本の対北国交正常化もこの線で進められることになります。ただ日本にとっては拉致問題の解決と戦後賠償問題があるため、難航していますが(どちらもマスコミで報道されているほど単純なものではありません)。

現在の北朝鮮の燃料事情はことさら逼迫しており、難民が使うであろう漁船の類の燃料はまず流通しておりません。軍関係以外は燃料の融通がほとんど受けられない状態です(異説多数あり)。手こぎボートや小さな漁船で渡れるほど日本海は甘い海ではないので、その点の心配はあまりないでしょう。第一、港を発着する船は当局が厳重に監視しています。政権崩壊時など、逆に当局が真っ先に押さえることでしょう。権力側が脱出を図るとなると、逆に対応はしやすい側面もあります。

現状日本側の対応として、難民対応はあまり深く考えていないでしょう。そのような事に対応するべく日本の統治機構はできていません。防衛庁や入国管理局などではそのようなケースを想定したペーパーがあるかもしれませんが、難民対応の研究をしているというだけで平和主義を標榜するマスコミからの攻撃が否定できないため、積極的に研究もできないでしょうし、そのようなものに予算はつかないでしょう。三矢研究に難民問題を想定したペーパーがあったとの話があるようですが、もし事実ならば当局は相当ナーバスになってしかるべきでしょう。

マスコミ自体、基本的には権力側のやることなすことすべてを批判するわけで、その批判は即政権攻撃に繋がります。そうするとよほど政府部内で腹をくくらないとできないでしょう。下手なことをするだけで野党の攻撃材料になるわけで、しかもそのような事は与党にとって票につながりにくく(野党にとっては政権批判だけで票になりますが)、逼迫した危険でもないためたいした問題にはならないでしょう。あくまで一部の部局で研究をしている程度だと思われます。

国民の大半は、明日ミサイルが降ってくると思っているわけでもなし、体制が崩壊すると思うでもなし、急迫している現状でもない今コンセンサスを形成することはまず無理でしょう。拉致問題ばかりと言われますが、拉致問題自体日本人が全力で四半世紀無視してきたわけで、しかもそればかり取り上げられているわけではないことはニュースをある程度見ていればわかるかと思います。むしろ日本人全体で何名かの拉致被害者を無視してきた影響がここまで大きくなるとは親北の大勢のかたがたも思わなかったでしょう。

ほかにも第五列の問題や法制殿問題などあるでしょうが、とりあえず現状金王朝維持が命題にあることは念頭におかれてもよろしいかと。

回答No.1

inoge

徹底した反日教育を受けた人たちですから日本への移住を希望する人は少ないと思います。人の流れは大部分陸続きの韓国・中国東北部に向かうでしょう。
そのときに協力するならば資金・食料・物資援助ということになるでしょうし、その規模は状況によることになるのではないでしょうか。
いつ　どの程度の規模の難民が出るのかわからないのですから、現時点では専門家や当局の仕事の範囲だと思います。