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マルクス宗教論

マルクスの宗教論では、 神や仏とは人間の本質、美徳が 対象化された物であるわけですし、 宗教の信者は自分で自分を 拝んでいるという事になりませんか?

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  • Nakay702
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回答No.4

以下のとおりお答えします。 >マルクスの宗教論では、神や仏とは人間の本質、美徳が対象化された物であるわけですし、宗教の信者は自分で自分を拝んでいるという事になりませんか? ⇒はい、このお尋ねの文言、「部分部分は」もっともなことと拝察します。 しかし、失礼ながら、これでは、「(マルクスの言うことは)自家撞着ではありませんか?」と言っているような印象を受けますね。少なくとも、そういう誤解を生む可能性はあると思います。そこで、勝手ながら、お尋ねの文言を添削・言い換えしてみてもよろしいでしょうか。もしそれを許していただけるとすれば、次のようになるかと思います。 《以下は、ヘーゲル学派左派*の先輩格フォイエルバッハ(1804-72)の影響を受けたマルクス(1818-83)の考えたことである。すなわち、まず、「神や仏とは、人間の本質、美徳が対象化された物であるに過ぎません」というようなことをフォイエルバッハが主張していました。その趣旨に賛同したマルクスが、「そのとおりですね。そして、もしそういうのが現実であるとすれば、宗教の信者は自分で自分を拝んでいるということになりませんか?」。そう、マルクスは自戒を込めて言います。そしてさらに、「そうやって人間は己の想像と創造の産物を崇拝し、それに隷属しているのです。つまり人間は、無意識のうちに自己に似せて作ったものを、つまり人間の自己写像に人間が支配され、疎外されているのです。これを自己疎外と言わず何と言えるでしょう」と警告しているのです。》 以上が事の経緯であり、またマルクスの唯物史観や経済論・宗教論などの糸口を成した出来事であった、と言えるのではないかと思います。不明点・疑問点などがありましたら、どうぞコメントなさってください。特に、*をつけたヘーゲル学派左派におけるフォイエルバッハとマルクスとの関係などについては説明不足ですみません。必要でしたら、その旨おっしゃってくだされば追加投稿いたします。

o2b32
質問者

お礼

ありがとうございます、 よく分かりました。 期待した回答でした。

その他の回答 (5)

回答No.6

4番さんが面白いのですが、 私なりに出した西洋への結論は、 「我々は疑いぬいてこそ、信仰に到達するので、世界の全てを疑いぬくのですよ。」 これですよ。簡単に信を結ぶ日本人には、恐ろしいことだ。 したがって神の存在への猜疑心を表す研究をなさっているのでしょう。

o2b32
質問者

お礼

マルクスの宗教論などを参考に 宗教とは何か?を考えています。 ありがとうございます。 疑う事は重要ですね。

回答No.5

ここはアマチュア研究者向けの学問カテゴリーですが、あなたの考察しつつある内容は感服いたしました。 自分で考えることが大切なので、今のまま、我が道を行ってください。 激励します。

o2b32
質問者

お礼

ありがとうございます

回答No.3

質問者様への、逆質問をお許しください。 仏とマルクスに関係で、いかなる洞察をしてご質問したのでしょうか?

o2b32
質問者

お礼

回答、ありがとうございます

o2b32
質問者

補足

マルクスの説いた 宗教的自己疎外について考えてみると、 人間の本質、美徳を投影した物が 神だと言っているので、 この理論では自分の中にある本質、美徳を 拝んでる事になるんじゃないかと思ったんです。

回答No.2

マルクスに仏を引用するほどの仏教の知識があったのでしょうか? 共産主義とは社会運動で、宗教運動ではないので、当時は不要だったと思いますが。 どちらかというと、仏教はマルクスの圏外ではないでしょうか? または、共産主義の植民地への支配政策とか、過去のソ連と結びつく政策への反映だと、質問者様は洞察しているのでしょうか。 奥の深い質問なのですね。。。。。

o2b32
質問者

お礼

マルクスは仏教についての知識は あまりなかったでしょうけど 神について語っているので、 それは仏に置き換えても同じじゃないでしょうか?

回答No.1

a) 自然界に表われている本質や美徳が、しばしば人間のそれを凌駕する事実を見れば、神仏とは、自然界の内にもあることになるでしょう。だから、自分を拝んでいることにはならないでしょう。  b) 唯物論を信じたい人が、宗教を嫌うのは当然でしょう。宗教は普通、霊的な存在を認めますからね。唯物論と宗教は、相反するものです。  c) 日本にも昔から、不思議な怪談話は沢山伝えられており、それらを考えれば、霊的な存在は実在すると言えます。

o2b32
質問者

お礼

ありがとうございます。

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