テーマを決めたからには「仮定」を設定したはずだが、それはどうなっているのだろう。
まだ決まっていないならそれを定めるのが先決である。
でないと検証活動のアウトラインも描けない。
もし決まっていてそれでも文献の見当がつかないなら、テーマの変更が必要である。
自分の能力を超えたテーマだからである。
単に「ヒーロー」といっているからには世に出たすべてのヒーローが対象ということになる。
スーパーマン、ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダム、北斗の拳、ハガレン、ワンピース、果ては実在のヒーロー、・・・
網羅できるのだろうか?
活動のアウトラインを描けない原因の大半は、このような
「対象範囲が広すぎる」
「自分の能力を超えている」
ことが原因である。
学生の卒論なら、上に列挙したうち1つかせいぜい2つしか調べられないだろう。
しかも2つ調べるのは比較調査の場合に限る。
そうしないと、論点が焦点化されていない、序文から結論まで何を言わんとしているのかさっぱり分からない論文になる。
俺は理系で指導教官から与えられた論文テーマだった。
プロが考えるテーマはここまで絞られている。
『○○におけるSn+イオンの電子スピン共鳴スペクトルの温度変化について』
(○○の中身は忘れた)