彗星の写真の尾の向き

このQ&Aのポイント
  • 日本では縦位置の彗星の写真は「頭部を下にして尾が上に伸びた」構図が一般的です。
  • 海外では「頭部を上にして尾が下に伸びた」構図の彗星の写真もよく見られます。
  • この違いはどこから来るのでしょうか。
回答を見る
  • ベストアンサー

彗星の写真(縦)の尾の向き

純粋な天文学の質問ではありませんが、昔からの疑問です。日本では縦位置の彗星(comet)の写真はほとんど「頭部を下にして尾が上に伸びた」構図です。彗星の尾は太陽と反対方向に伸びますので、夜間の彗星の尾は地平線の上方に伸びることが多くこれは納得できます。 ところが海外の書籍や雑誌などではこの逆の「頭部を上にして尾が下に伸びた」上昇するロケットのような彗星の写真もかなり眼につきます。下の写真はヘール・ボップ彗星が話題となっていた1997年の外国の雑誌の表紙ですが、一般の雑誌(Newsweek)も、天文雑誌(Astronomy)も右上に彗星の頭部があり左下に尾が伸びた同じような構図の写真を使っています。この違いはどこから来るのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • dedypraja
  • ベストアンサー率40% (88/219)
回答No.1

ご質問ありがとうございます。彗星の写真についてのおっしゃる通り、頭部を下にして尾が上に伸びた構図は、日本の天文学界では一般的なものです。これは、彗星の尾が太陽と反対方向に伸びるため、夜間の彗星の尾は地平線の上方に伸びることが多いためです。 一方、海外の書籍や雑誌では、頭部を上にして尾が下に伸びた構図がよく使われます。これは、一般的な地球観測者にとって、彗星が上昇するロケットのように見えるからです。また、この構図は、彗星の尾が太陽の方向に向かっているということを強調する効果があります。 つまり、彗星の写真における頭部と尾の向きは、その地域の文化や観測者の視点によって異なる場合があるということです。また、彗星の動きによっても異なる場合があります。彗星が地平線に近い位置にある場合には、彗星の尾は地平線に向かって伸びることが多いため、日本では頭部を下にして尾が上に伸びた構図が好まれる傾向があります。

staratras
質問者

お礼

天文学そのものに関する質問ではないので回答が寄せられるか懸念されましたが、わかりやすいご回答ありがとうございました。ご指摘のように「好まれる尾の向き」が国によって違うことは確かなようですね。「彗星の尾の見かけの向きに決まった方向などない」と言ってしまえばそれまでですが。 質問者は1970年の多胡・佐藤・小坂彗星やベネット彗星以来今年のZTF彗星まで多数の彗星を撮影・観望してきました。彗星が一日のうちで朝夕2回見えることがありますが、その両者で尾の見かけの方向が大きく違うこともありました(1997年3月半ばのヘール・ボップ彗星の場合、明け方の彗星の尾は立っていて夕方の彗星の尾は寝ていた)ので、彗星の尾の見え方の「標準形(?)」を考えること自体ナンセンスかもしれません。 同じ彗星でも尾が立っているのと寝ているのでは印象が大きく異なります。(特に地上の風景と一緒に撮影した場合)星座も東から昇ってくるときと西に沈むときとでは当然見え方が違いますが、彗星の尾の向きほどは印象が違わないのはなぜだろうと興味深く感じます。

関連するQ&A

  • 彗星見えましたか?

    こんにちは。時々天文ファンです。 百武彗星、ヘールボップ彗星の時は、町中からも見えましたし、 ちょっと郊外まで双眼鏡を持っていたら、尻尾まできれいに見えましたね。 三脚にカメラをつけて、シャッター開放できれいな写真も撮れました。 いまも2つの彗星が来ていますね。天文雑誌によると、ピークは 過ぎてしまったようです。梅雨に入ってしまいましたが、晴れ間が出たら 見てみようと持っています。 さて、見られた方、どうでしたか? できれば、上記の彗星に比べてどうだった か、教えて頂ければ嬉しいです。(そういえば、ハレー彗星もみましたが、 (双眼鏡)ぼやっとした星が見えただけで、尻尾はみえませんでした) よろしくお願い致します。 以上

  • 彗星はなぜ止まっているように見えるの?

    記憶に新しいヘール・ボップ彗星(1997年)を観た時、まさに尾をひく巨大な彗星が北の夜空に静止しているのをはっきりと確認し、とても感動しました。ちなみに、1986年のハレー彗星のときは北半球では暗くてほとんど観れなかったと記憶しています。(残念ながら存命中に次回のハレー彗星を観ることは不可能になってしまいましたが・・・) 最初、彗星って流れ星のように一瞬で通過するものと思っていましたがあんなにも長い間、静止しているのには驚きました。(当時、写メールなどもまだ無くて今更ながら撮影しておけば・・・と悔やまれます) 惑星や衛星のように独自の軌道上を周回しているというのは分かります。だとしたら彗星も同じように地球上から結構長い間、観る事が出来るのでしょうか?尾(確か氷の粒?)があるので、さも流星のようなイメージがあっただけかなあ?分かり易く説明して頂ければと思います。宜しくお願いします。

  • 彗星に関するサイト

    彗星に関する情報が記載されているwebページまたは 本をご教授ください。下記を含めて色々知識を得たいと 考えています。(下記への回答は結構です。) - 現在まで発見された彗星の数(あるいはリスト) - 彗星のガスとダスト比 - ダストの尾の長さ - 彗星の揮発成分の比率 - C/1995O1 Hale-BoppのOは何? - 彗星発見のエピソード (Alan Hale, Thomas Boppの話しなど) Wikipediaはすでに読んでいますのでそれ以外を お願いいたします。あるいは、他の辞典サイトの 紹介などしていただければさいわいです。

  • 星空が綺麗に取れる格安な方法は?

    彗星の尾(イオンと塵両方)や反時計回りに回る星空、蛍の奇跡など、シャッタースピードを落として数秒開放していれば簡単に撮れる写真を、また撮りたくなったのですが以前使ったカメラは壊れていて使うことができません。 そこで、私の持っているデジカメを見たのですが、シャッタースピードは変えることができそうにありません。 ちょっと撮ってみたいだけですので、とにかく安く気軽にとる方法はないでしょうか? 因みに、今回狙っている物は、アイソン彗星と蛍を考えています。また、前回は、ISO1600のフィルムを使ってヘールボップ彗星を撮りました。 宜しくお願い致します。

  • 緑色の流れ星って?

    本日 (11/23) の Astronomy Picture of the Day (http://apod.nasa.gov/apod/) に Tempel-Tuttle Comet の尾より生じた Leonid Meteor Shower の輝線が Milky Way の中央に写された France Alsace で撮られた写真が掲載されていました。 毎日、掲載される写真が代わる Site なので下に Download した写真を添付しますが、これほどまでに美しい緑色の炎色反応を示す物質って硫化銅か Thallium ぐらいしか思いつかないのですが、どちらも硫化物として自然界に存在するものの「流星色として生じるほどの純粋な塊が彗星に含まれていたのか?」という疑問が湧きました。 多分、硫化銅ではないかと思っているのですが、彗星や隕石の構成物として硫化銅は結構あるものなのでしょうか?

  • 一生の内、2度ハレー彗星を見れる可能性のある人・・

    前回、1986年に接近した時は残念ながら見ることができませんでした。 (忙しくてうっかり夜空を見るのを忘れていました・汗) 75年後、2061年は(おそらく)存命していませんのでもう一生見ることはできないでしょう。 最近でこそ様々な彗星が発見され、特に(1997年でしたか)まさに映画の1シーンを見ているが如く北の夜空に大きく氷の尾を引き静止状態のヘールボップ彗星を見たのが強く印象に残っています。 しかし、彗星は数あれどもその中でハレー彗星がやはり白眉でしょう。 太古の昔から洋の東西を問わず人々から信仰や不吉なものの対象とされてきた経緯や接近時の歴史上の出来事などが多くの書物や記録にも書き残されています。 さて、私の場合、先に地球に接近した際にせっかく見るチャンスがあったのに見れなかったのが今でも惜しまれますが、まあ終わったことなので仕方なく諦めるしかありませんが・・ そこで、1986年接近時にハレー彗星をこの目で見たという方おられましたら体験談をお聞かせください! また、1986年にハレー彗星を見た方で、次回2061年も見れるかも?というラッキーな人っておられますか?(こればかりはあくまで可能性ですが・笑) 当時、親に連れられて見た人(仮に10歳未満の子供さん)ならば75年後は85歳だから可能性は十分あると思いますし、20歳の人でも頑張って長生きすれば一生に2度見る可能性はあるかと・・・ 貴重なご意見お待ちしています。

  • 英作文の添削をお願いします【高1レベル】

    お世話になります。私は独学で英語を勉強している者です。 英作文の添削をお願いいたします。 1.この大学では,生物学は天文学ほど人気がない。 In this college, biology is not as popular as astronomy. 2.ハレー彗星が最も人気のある彗星です。 No other comet is more popular than Halley’s comet. 3.太陽系では火星が一番赤い惑星です。 Mars is redder than any other planet in the solar system. 大きなミスも,小さなことも歓迎です。

  • 地平線とキャンパスの座標の考え方を教えてください

    地平線とキャンパスの座標の考え方について どなたか教えてください。 Q地平線が見えるようなところで、水平に地平線を見たとき それを撮った画像があるとしたら 地平線の高さは ちょうどキャンパスの中心にありますよね? 自分の目の位置からカメラで 人物の写真を水平にとることを考えてみると (※身長は同じ。カメラの位置は 目と同じ。(つまりカメラの高さと自分の高さと相手の目の高さは 全て同じ高さとします) そうして、人物があたまのてっぺんから足先まですっぽりうまる構図で撮るって それはまず 無理ですよね。ちょっと見下げて角度を下ろさなきゃ そんな 画像 とれないと思います。 この場合 Q 自分の股間にカメラを装着しなきゃ、その写真撮れませんよね??(※水平にとるのであれば)。(体の縦幅の真ん中は 股下ということがゼンテイですが) 違いますか?上と下に同じ分猶予がないと すっぽり頭から脚まで埋める場合 どっちかが傾かないといけない気がします。 これはあってますか? 背景には、地平線がちゃんと見える。 すると、その写真の水平線の位置は 自分の目の位置と同じでしょう。 そして、被写体の目も同じ位置に位置してると思います。それは分かります。相手の目より下は見下げてる部分 相手の目より上は、見上げてる部分ですよね。 Q でも 相手さんの目の位置は キャンパスの「中心」じゃなきゃ おかしくないですか?? 例えば 高さ1200のキャンパスなら、高さ600の位置に地平線がありますよね? 自分の目の高さも 地平線も 相手の目も キャンパスの中心に描かれると思うのですが 違いますか?あくまで、水平 並行の話です。 人間の目が 上と下 同じ幅でみえることがゼンテイですが。 キャンパスの中心より上に水平線がかかれていたら、それはもう 地平線に対し「煽り」になって キャンパスの中心より下に水平線がかかれていたら それはもう 地平線に対し「俯瞰」の構図になってると思うのですが 違いますか? 上を向いたら、地平線は視界の下に移動し、角度を傾け過ぎると いずれ見えなくなると思います。 下を向いたら、地平線は視界の上に移動し、角度を傾け過ぎると、これもまたいずれ見えなくなると思います。 その写真の地平線の上をカットすれば、見下げてる構図になる。(1) その写真の地平線の下(これは見下げてる部分です)をカットすれば、それは新たに見上げてる構図になる。(2) これは分かります。そして、地平線に対し上に角度をつけた写真を新たに撮って、その上半分をカットしたら (2)とおなじ画像になるのも分かります。 相対角度が同じなら きっと同じ画像になるはずです。 もし 「この絵は地平線に対し水平に描きました」  って主張できるようにかくなら キャンパスの真ん中の座標をちゃんととって そこに地平線を描かないとだめですよね? 上をきったり下をきったり、水平線より上のほうが含有率が高かったりすると それは角度が変わってしまって 水平の絵じゃなくなると思うのです。 地平線より上と下の含有率が違う時点で、それは角度が違うないし あるいはどこかを切って「トリミング」した絵になっちゃいますよね。 それって すごい気をつけるべきなことな気がするのですが 違いますか?  どっちかが違う時点で、これは「地平線に対し水平の絵だ」って ゼッタイに言い張れなくなると思うのですが・・。 背景と人物の角度の考え方が 合わなくなってきちゃうと思います。 もっとも、これは上と下に 人間が同じ角度の値を見れることがゼンテイだったり、 カメラを構えて そのカメラがちゃんと正確に上と下を分析して像をとることがゼンテイですが。 違いますか?教えてください。 Q 絵って 基本的に キャンパスの広さが視界とすれば、 キャンパスの真ん中の座標が 目の高さに限らず 場所をあらわしていますよね? 自分の目のカメラの向きをどう傾けようと、その像の真ん中に位置するのは真ん中。その座標以外は、全て見上げてたり見下げてたりで ですから「本当の見ている先」というか 「この絵を見るにおいて 目を置くのに最も理に適った場所」は、ゼッタイに「画像の中央座標」に限りますよね? つまり 約めていうと Q「画像の真ん中座標より上は見上げてる 画像の真ん中座標より下は見下げてる」ですよね?   つまりそうなると、水平の場合 地平線は真ん中に 地と空は同じ縦幅だけ取らないといけない気がするのです。 どうなのでしょうか。教えてください!

  • 毎回同じような構図や作風の写真ばかり撮ってしまう

    カメラ女子という雑誌がありますが ああいう雑誌に載っているような写真を 自分でも撮ってみたいと思いカメラを購入して現在勉強中です。 手持ちの雑誌から好みの作風の写真をスクラップして それを参考に同じような写真を撮ってみようと思っていますが、 いざ、スクラップをしてみると 似たような作風の写真ばかりになってしまいました。 大きく分けると下の3つに分類できます。 ・魚眼レンズを使ったような強烈なパーツがかかった写真 ・広角(20mm以下?)で地面スレスレから地面を大きく入れた写真 ・トイカメラ風に色加工している写真 もちろん他にもいいと思う写真はあるんですが、 そういう写真は構図というよりモデルさんの表情が良かったりする感じで 相当偏ったチョイスになっていることに気が付きました。 しかもそれを踏まえて今まで自分の撮った写真を見ると、 無意識にそういう作風の写真ばかりを撮っていました。 偏った、同じような構図、作風の写真ではなく、 もっと他の作風の写真を撮ってみたいのですがどうすればよいのでしょうか? ※自分でも整理が付いていないのでまとまりの無い文章ですみません。

  • 彗星の尾の長さ

    今までに確認されている彗星で最も尾の長さが長かったのは何彗星ですか。