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若田さんの宇宙船について

若田さんの乗せ宇宙ステーションに滞在後、帰還するときはどうやって帰ってくるのですか、地球発射時はエンジンの爆発力で目指しますが、帰還時はエンジンがないとおもいますが教えてください

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回答No.1

宇宙ステーションが飛んでいる「衛星軌道」は、地球の引力で落ちる力と、地球の周りを回る遠心力が、釣り合っている軌道です。 ボールを水平に投げると、放物線を描いて数メートル先に堕ちます。 投げるスピードを上げると、さっきよりも遠くに堕ちます。 投げるスピードをどんどん上げると、地球をぐるぐる回って、落ちて来なくなります(本当は堕ちてるのですが、落下の曲線と、地球の丸みの曲線が一致して、延々と落ち続けても地面に近付かなくなってうぃまいます) この「延々と落ち続けているが、地面に近付かない状態」を「周回軌道に乗っている状態」と言います。 周回軌道に乗っている物体は、ちょっと加速するだけで、地球の引力を振り切って(遠心力の方が大きくなって)、宇宙に飛び出します。 逆に、ほんのちょっと減速するだけで、遠心力より引力の方が大きくなり、地球に引き寄せられます。 この減速は「進行方向の逆方向に、スラスターからちょっとだけ燃料を噴出する」だけで充分です。 減速は「スプレー缶で、プシュッとヒト吹きするくらい」で充分です。 帰還船には、姿勢制御用のスラスターや、加速、減速用のスラスターが付いているので、ほんのちょっと減速するだけで、地球に落下し始めます。 極端に言えば「スプレー缶1本あれば、地球に帰れる(地球に落ちれる)」のです。 ですが、帰還はそう簡単ではありません。大気圏への突入角度や速度を間違うと地球に帰れません。 角度が浅いと、大気に弾かれて宇宙に飛び出します。宇宙に飛び出したまま燃料が尽きれば帰れません。 角度が深すぎると、大気による断熱圧縮で燃え尽きて帰れません。 また、場所が悪いと、紛争地帯に着陸したり、乗員を回収できない場所に着陸したり、市街地に落下して被害を発生させたりします。 なので、微妙な速度調整と角度調整、タイミング調整が必要です。 大気圏に再突入出来る場所、角度、速度は、かなり限定されてしまうので、再突入できる場所を「突入窓」とか「窓」とか呼んだりします。むやみやたらと、どこからでも再突入できる訳ではないのです。 宇宙飛行は、行きよりも、帰りの方が難しいのです。 なお、宇宙ステーションも、周回軌道を維持するため、微妙に加速と減速を繰り返しています。そうしないと、簡単に宇宙に飛び出してしまったり、簡単に地球の引力に引っ張られて墜落してしまいます。

79713
質問者

お礼

早速ご回答いただきありがとうございました 素人にもよくわかる説明をいただきありがとうございました

その他の回答 (1)

noname#259815
noname#259815
回答No.2

野口さんがYouTubeにアップされています 野口宇宙飛行士の宇宙暮らし061回 帰還: ISS分離から大気圏突入まで https://www.youtube.com/watch?v=a4TAvqSiuoQ 野口宇宙飛行士の宇宙暮らし062回 帰還2:大気圏突入から着水まで https://www.youtube.com/watch?v=U7i5GzaY_lg&t=49s

79713
質問者

お礼

早速ご回答いただきありがとうございました youtubeにあるとはしりませんでした ありがとうございました

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