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フランスは日露戦争でどの様な役割を果たした?

フランス(当時、フランス共和国)は日露戦争においてどういった役割を果たしたのでしょうか? 露仏同盟を結んでいましたが、ロシア帝国にどんな支援がありましたか? 歴史について未熟なので色々と教えて下さい。

みんなの回答

  • pri_tama
  • ベストアンサー率47% (678/1421)
回答No.3

 当時のフランスの外交で重要なのは、対ドイツ戦略を有利に進められるか否かです。  ⇒長い陸上の国境を接するドイツは、フランスにとって一瞬たりとも油断できない仮想敵国です。   逆に、海上戦力で圧倒的差が有るイギリスとは余り敵対したくない相手です。   (敵対すると、当時は重要とされた海外植民地との連絡線を絶たれる可能性が有る。)  上記を前提に作られたフランスの国際戦略は、ドイツの後背を脅かせるロシア帝国に対しては、ドイツを脅かす事に繋がるのであれば、積極的に支援する。  (国債をパリの金融市場などでの引受けるなど、ロシア帝国の安泰化には協力する。←ロシア帝国は、開戦初頭の金利負担などがかなり軽減されていた。)  逆に、ドイツの後背を脅かす行為と反する行為には、余り協力的ではありませんでした。  例えば、ロシアがフランスに期待したバルチック艦隊への支援に対しては、燃料や食料の補給に関しては、当時同盟関係が無いドイツの企業を経由しなければ成らず、寄港したフランスの港でも、ロシア海兵の休養の為の上陸は基本的に認められず、イギリスの脅迫(艦船が出張る事すら有った)めいた要求が有った事もあり、補給すらままならない状態での出港や長期に渡る海上での停泊(マダカスカル等)を余儀なくされることも多々有りました。  (ロシアと言う北の果ての寒冷に慣れた民族が、アフリカの灼熱地帯で、長期に渡って海上で拘束されていた事による疲労と戦意低下の影響は、後の日本海海戦で致命的な結果で帰って来る事に成ります。)  実際、バルチック艦隊の記録では、非同盟国であるドイツの協力に感謝する記述は有っても、同盟国であるフランスに対しては失望しかありません。  まあ、そもそもロシアの南下政策は、当時のドイツが己の東方の脅威を軽減する為に、皇室(当時のロシアとドイツの皇室は親戚関係)関係を基に、誘導した結果であり、フランスからしたらロシアの南下政策は裏切り行為以外の何物でもありません。  なお、ロシアが日ロ戦争に敗れた事で、南下政策を緩和する事(イコールドイツの東方脅威が増大する)は、次の大戦つまり第一次世界大戦のフランスの勝利につながります。  ⇒日露戦争が世界史を変えた(=19世紀のグレートゲームを終結させた一因)と言われる由縁です。

  • oska2
  • ベストアンサー率44% (2310/5141)
回答No.2

>露仏同盟を結んでいましたが、ロシア帝国にどんな支援がありましたか? 他にも回答がありますが、ロシア戦時国債の購入とフランス植民地へのロシア艦隊寄港です。 「日の沈まない帝国」だったイギリスが、日本の戦時国債を購入した事は有名ですよね。 同時に、バルチック艦隊がイギリスの植民地へ寄港する事を拒否しました。 バルチック艦隊は、寄港出来ないので「各艦船に水・食料・燃料を余分に積む必要」に迫られ「弾薬の搭載量が減った」との資料もあります。 一種の無寄港で、日本海に来た訳です。 乗組員の戦意・体力は、正常では無かった事でしようね。 歴史に「もし?」はありませんが、香港寄港が出来たら日本海軍は敗北していたかも知れません。 まぁ、幕末から坂本龍馬を通じて日本に関与していた国です。 フランスの日本関与を追い出し(フランスは、幕府を支援)たイギリスは、日本との協力関係を強めたかったのでしようね。 幕末は、幕府側に付いたフランスと敵対。 日露戦争では、ロシア側に付いたフランスと敵対。 そもそも、「イギリスとフランス」は「日本と韓国」と同様に犬猿の仲でした。 ※当時は、韓国は存在しません。^^;

  • f272
  • ベストアンサー率46% (8536/18275)
回答No.1

ロシアの戦費調達を支援しました。具体的にはロシアの国債の引き受けです。ほかにはバルチック艦隊がフランスの植民地に寄港することを許したり、ドッガーバンク事件においてイギリスとロシアの仲介を行ったことです。

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