新選組について

質問

新選組は日本に功績があったんでしょうか？

池田屋事件で京都大火を防いだといっても
その後、この事件が原因で戦争が起きて
京都の市街地の3分の１が大火したというし、
京都の治安維持も見廻り組とか、
元からいた武士で十分に間に合っていたように思うし、
池田屋では浪士たちを尋問もせずにいきなり殺したし、
人斬り集団にしか思えません。

当時はペリーの来航で日本を守るために
海軍が必要だったと思うんですが
海軍塾の塾生が池田屋で殺されて
海軍操練所もその影響で閉鎖し、
明治以後の歴史を見ると新選組は
マイナスの存在だったんじゃないかと思えてなりません。

回答No.5

oska2

＞新選組は日本に功績があったんでしょうか？

新選組がいなければ、天皇制は崩壊していましたよ。

＞池田屋事件で京都大火を防いだといっても

池田屋密談は、単純に「京都市内を放火して混乱状態」にし「混乱に乗じて御所も放火して、孝明天皇を誘拐。そして長州へ拉致。天皇の名で倒幕」が目的でした。
実際、孝明天皇は「会津藩を経由して、新選組の働きに感謝」しています。

＞明治以後の歴史を見ると新選組は、マイナスの存在だったんじゃないかと思えてなりません。

明治新政府要人は、長州閥が多いですよね。
長州藩が行った行為は、全て正しい！という、某国と同じ「正しい歴史」を考えた訳です。
質問者さまも、長州藩が「御所攻撃・孝明天皇誘拐」を計画していた事はご存知ないですよね。^^;
孝明天皇は激怒して、長州藩を国賊・関与した三条実美ら公家を朝敵との宣言を行っています。
長州藩・７卿に対して、会津藩経由で幕府に「追討令」を出しています。
※長州征伐。７卿の都落ち。
三条実美らは裕宮（後の明治天皇）を人質として長州に連れ去ったので、７卿の追討軍は中止。
※裕宮は、長州で死んだとの逸話が残っています。
※裕宮は虚弱体質で右利き。明治天皇は、筋肉体質で左利き。
※裕宮に会ったことがある京都の商人は、明治天皇を見て「誰や？この大男は？」とコソコソ話したとか・・・。
まぁ、歴史教科書と言うのは「為政者・勝者が造った歴史」に過ぎません。
都合が悪くなると、史実を捏造します。
某国でも、政権が変わる度に「政権に都合が良い様に正しい歴史」が誕生していますよね。
幸い日本では、敗戦を契機に「証拠に基づいた歴史」が重要視されています。
平成時代は、徐々に日本史の書き換えが始まりました。
令和になれば、もっと史実・証拠に基づいた歴史の書き換えが始まるでしようね。

回答No.4

cap55

私は有ったと思っています。
歴史に詳しく無かった時分は、単なる人切り集団と思っていましたが、当時の多くの思想が有る中の大切な一つ役割を持った集団だと思う様になりました。
と言っても、新撰組が一つの考えだけでまとまっていた集団ではありませんが 。

回答No.3

aeromakki

その時、その人々はそれが最善だと信じ、一生懸命努力して生きていたと思います。

誰でもそうですが、後知恵で「時代が読めなかったの？」と言われたら、ムッとすると思いますよ。
この時代、こうすべきだと信じて命を懸けたんだな、とだけ思います。

プラスだマイナスだって言うのは、実はあくまで貴方自身の主観ですよね。

プラマイを突き詰めて行くと、
大半の人間は無駄、だから殺していいとかの、危険思想に行き着きそうで、凄く嫌なんですけど。

その時点では違法どころじゃなく、取り締まる側だったので、御仏は皆、ゴチャゴチャ言われたくないと思いますよ？

補足

当時の世界は帝国主義でしたよね。
中国がすでに外国に植民地にされつつあって
そういう情報から当時の識者たちは
日本を守るためには海軍が必要だと言ってましたし、
新選組の行動は勤王と佐幕の対立の構図を強めて、
内戦の元ともなり、海軍の建設やその海軍と共に
国家を指導していく人物たちの邪魔や殺害をし、
日本の独立を危機に陥れてしまったように思うんですよ。

回答No.2

eroero4649

池田屋事件によって明治維新は遅れた、という人がいます。しかしその一方で、事件によってむしろ明治維新が早くなった、という人もいます。

志士、というとカッコいいですけど、薩長側にせよ幕府側にせよ、どちらも今の言葉でいえば「活動家」で「テロリスト」です。

襲撃された志士たちは、原則的に尊王攘夷派です。攘夷ですから、減速外国人排斥運動で、彼らが粛清されなければ来日した外国人が殺されていたかもしれません。
明治の元勲というのは、だいたいが最初は尊王攘夷派だったけど、何らかの経験で「日本は西洋に負けている」ということに気づいて開国、文明開化に転向した人たちです。殺された志士たちがみんなそれに気づいて上手いこと時代に合わせて転向できたかどうかは微妙です。中には攘夷を譲らず、粛清された人も出たかもしれません。

また一方の新撰組ですが、彼らは非正規の治安部隊です。武士の治安組織もありましたが、やっぱり彼らも斬り合いをして命を失うのは怖い。だからそういう「泥にまみれる仕事」は武士じゃない乱暴者に任せておこうという思惑もありました。
現代でいうなら、電力会社が原発の危険な仕事を全部下請けにやらせるようなものです。そういう意味では、現代も江戸時代も変わりません。

「新撰組はただの人斬り集団だ」という認識は正しいと思います。治安部隊ではありましたが、傭兵ですね。現代でもPMCと呼ばれる民間軍事会社がありますね。それみたいなものです。
ちなみにPMCはイラクなどでアメリカ軍によって雇われて「いかにもテロリストが乗っていそうな車を検問する」というような聞いただけで鳥肌が立つような危険な仕事を下請けしていました。それをアメリカ軍兵士が行ってテロリストが自爆して戦死者が出ると、公式な線死者数としてカウントされて、政権にダメージを与えるからです。PMCの隊員なら、いくら死んでもカウントされない。だからラムズフェルド国務長官だったかな、PMCに危険な任務をやらせて「アメリカ軍兵士は危険な任務には就いていない」と国民にアピールしていたことがありました。

まあ、そういう人が必要とされるってことですね。「一将功なりて万骨枯る」とはこういうことなのだと思います。

回答No.1

sonnamonsa

新選組がいなければ、太平洋戦争にも勝っていて、現在の日本がもっと良かったと？
仮にそうだったとしても、その歴史が最高とは分からない。なぜなら比べようがない。

さて、新選組がいなかったら京都はどうなっていたのでしょう？
治安維持の為に必要だったから新選組は生まれた。
そう、生まれるべくして生まれた。