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仏教で宗教改革者といったら
キリスト教で宗教改革者といったらルターでしょうが、仏教では誰になるのでしょうか?
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プロテスタントが生まれるきっかけを作ったひとりでもあるルターですが、彼自身は新しい宗派を立てるつもりはなく、あくまで「カトリックの中での原点回帰」を訴えた人でした。 実はそれをいうとイエスもそうで、イエス自身も自分が教祖となって新しい宗教を作ろうというつもりはありませんでした。彼自身はあくまで自分をユダヤ教のラビだと位置づけていて、彼もその直接の弟子たちも自分たちはユダヤ教イエス派であるという考えでした。それを「キリスト教」という新しい宗教になる方向をつけたのがパウロですが、パウロはイエスの死後に信者になった人で、パウロはイエスと会ったことがありません。 プロテスタントも、カトリックと分離して新しい宗派となったのはカルヴァンとかそっち人たちの功績かなと思います。 ルター自身もカトリックとケンカをしましたが、それに同調して一揆を起こした農民(ドイツ農民戦争)とは一線を画していました。 キリスト教は「神様から直接権限を頂いた」とされる教皇が存在し、イスラム教もスンニ派は「ムハンマドの後継者(血縁による後継者という意味ではありません。このへんの後継者の概念がチトややこしい)の系譜」を主張しています。 しかし仏教にはそういう中央集権的な「本家」というのがありませんので、宗教改革的な人となるとその人たちは自分の宗派をポンポン立ててしまいます。 ですから日本でも真言宗とか臨済宗とか浄土宗とかいろいろありますけれど、それらの開祖になった人は全員「宗教改革者」になるでしょうね。 空海さんや法然さんや親鸞さんなど様々なお坊さんがいますが、その中で飛び抜けて個性的なのはやっぱり日蓮さんでしょうねえ。 「法華経だけが絶対正しく、他のすべてはクソだ」とケンカを売られてもいないのにほぼ全ての宗派にケンカを売って回り、「我を崇めよ」と個人崇拝も厭わない。元祖炎上系ユーチューバーです。
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- SPS700
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仏教で宗教改革者といったらキリスト教で宗教改革者といったらルターでしょうが、仏教では誰になるのでしょうか? 色々な、段階があると思います。 1。ガウタマ・シッタルダ(Gautama Sitharda)(下記):インドのカースト制に反対して、仏教を始めた。 2。空海:唐に留学し、弘法大師和讃に「真言宗旨の安心は、上根下巻の隔てなく」という貴賎の差を無くそうと努めた。 3。法然:法家と在家の差をなくし専門の僧にも肉食妻帯を広げた。 4。しかし空海がが開いた高野山の墓地の不平等さからも「地獄の沙汰も金次第に堕し、カトリックの免罪符にも似た、お東の「院号詐欺」でもわかるように先人の諸改革は崩壊している。 https://www.y-history.net/appendix/wh0201-031.html
補足
日蓮はどうでしょうか? プロテスタント作家の佐藤優氏が「宗教改革者 日蓮とルター」という本を出していますが…。
お礼
そういう見方もあるんですね。 どうもありがとうございます。