ミッドウエー海戦大敗北を海軍は・・。

質問

海軍は直ちに、陸軍に情報を提供しなかったという記事をネットでよく見かけます。
話の中には、東條首相も随分後から知ったとか、天皇にもすぐに上奏しなかったとか、いろんな怪しげな情報が氾濫しています。
中には、そんなことはない、海軍は陸軍のしかるべき部署に速やかに、きちんと情報を伝えていたという話もあります。
私は、中野学校の関係者が戦後、この件について、陸軍は、もちろん海軍も海外放送を聴取していたので、戦況は逐一把握していたと語っていたので、この話を信じています。
ましてミッドウエー作戦は、陸海共同作戦だったので、戦況を海軍が陸軍に知らせなかったとは、信じられません。
勿論、一日二日の遅れはあったでしょうが。

そこで質問です。
１． ミッドウエー海戦の戦況に関して、海軍と陸軍間の情報伝達は、どのようになされたのですか。
端的に言えば、敗北の結果をいつ、誰が、誰に伝えたのですか。
２． ネットでは随分遅かったという話が多いですが、そもそも誰が言い始めたのでしょうか。陸軍関係者が海軍を貶めるために言い始めたのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

回答No.1

Why-J-people · ベストアンサー

１．に関しましては、
『戦史叢書第059巻　大本營陸軍部＜４＞─昭和十七年八月まで─／
　　防衛庁防衛研究所戦史室／朝雲新聞社／昭和47.10.10』
http://www.nids.mod.go.jp/military_history_search/SoshoView?kanno=059
に下記の記述があります。

[129/342]
(230頁下段1-11行目)
　　　大本營陸軍部、六月六日敗戦の悲報に接す
六月六日、井本中佐はその業務日誌に次のように記している。

※(9)「井本日誌」井本熊男中佐（当時、参謀本部作戦課部員のち大佐─37期）の業務日誌※

　正午前　軍令部第一課から参謀本部作戦課長以下の来部を求められ出頭した。海軍の面持ちは沈痛である。山本中佐からミッドウェー方面の戦況が説明された。昨五日から本日にかけ航空作戦を実施。戦況不利にして赤城、加賀、蒼龍、飛龍四隻沈没し、聯合艦隊は戦場を離脱してハワイ西方約一千浬に集結中であるというのであった。全然予期しない状況の出現に一時驚愕す。
…(以下略)…

以上

お礼

ご回答ありがとうございます。
よく分かりました。
戦史叢書にこんなに詳細に記載されているとは思いもよりませんでした。
ある雑誌の対談（2007年8月）で戸高一成氏が、ミッドウエー海戦敗戦にふれて「海軍はミッドウェー海戦の大敗を陸軍にも隠していましたから、後で知った東條首相が激怒していますね」と述べています。
海軍史研究家として参加されている戸高氏ですから、戦史叢書は、たとえ陸軍関係であっても読まれているはずでの発言と思っていました。
現代史のそうそうたるメンバーの対談ですから信用していましたが、今後は考え直さねばなりません。
お陰さまですっきり解決できました。

回答No.2

gunsin

海上自衛隊では、もう分析済の過去の出来事です、平和ボケの世代が
語る事ではありません。
トラ・トラ・トラの映画を見れば、宜しいかと・・・
太平洋戦争に負けてから、75年経過してます、当事者での生存者は、
高齢で極少になってます、新たな情報をえるのは困難でしょう。
ネットに蔓延するのは全てガセネタの類です。
320万人の日本人が死んだことを考えない、ゲーム感覚で記載しているゲス野郎です。
ゲス野郎の中に入らない事を・・・

特攻隊の生き残りの子供の団塊世代でした。

お礼

ご回答ありがとうございます。
ネットにはガセネタが多いから、騙されないように、わざととぼけて質問しています。
ベストアンサーを読んでくれるようにと。