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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:観葉植物の名前に詳しい方)

観葉植物の名前に詳しい方

bannzaiusagiの回答

回答No.3

野生下で起きた・人為的な交配に拘らず「広い意味での雑種」と言う意味合ととった感じでしょうね。メンデルの法則などの遺伝用語で言えば一代交雑(一代交配・F1)と、それ以降の「本来の野生の種類へ、他の種類の遺伝子が混ざってしまっている個体」。 交雑は野生下でも時折起き、例えば日本自生のスミレの種類などだと縁が遠い系統同士の交雑(他の植物だと系統が離れれば滅多に受精せず、発芽能力を持つ種子も出来ないのですが、何故かスミレは系統が遠くても交雑できてしまう。他にシソ科でも時折系統が遠いのに異種交雑した情報を聞きます)で生まれた個体が昔から結構見つかっていて、現在自然交雑由来で出来た種類と認められ市販されている物も多いのですが、日本のスミレ栽培に限れば、野生の交雑個体を採取し人が長年繰り返し増殖してきた物だけでなく、昔の愛好家や生産業者が野生下で起きた交雑と同じ組み合わせで交配し見た目の同じ個体を作りあげ固定化し増殖している物も「同じ種類」とみなされてきたので(近年は種類名ではなく品種名として発表する事が多い)例えれば同じ種類であっても天然ものか栽培かの違いみたいなものもあり、sp.を使うのはワイルドに限った事でもありません。 個人的な経験では、自宅敷地(60年前くらいまでは湿地を含む原野)に以前は雑草のごとくたくさん生えていた当地野生種のアオイスミレと、私が買って来て庭に植え群生し咲いていた赤花のニオイスミレがいつのまにか交雑してしまい種子が出来てF1個体が生え花が咲き(花色はあずき色)、現在はF2以降のが敷地内数か所に群生しています。種子親の方のニオイスミレはかなり古い品種で元々原種から花色が変異したものを選抜した由来だったらしく、両親とも野生の遺伝子が強い様で実生で繰り返し生え殖えても花色は固定化されているらしく別の花色は全く出ません。ニオイスミレが外国種なので厳密には野生種同士とはいえませんがこれの子孫個体が学名で書けばまさにsp.にあたるのだと思います。 アオイスミレの類は日本に多いスミレの系統と違い外国原産のニオイスミレと共通の先祖を持つ遺伝子的にはかなり近い種類で、この系統では日本は飛び地分布にあたる様です。共通の先祖にあたる古代の種類は氷河期以前には世界のかなり広い範囲に分布していたのが、アジアなどでは気候変動などでこの系統があまり生き残れず主に日本でしか環境適応できなかったのでしょう。似た様な例ではヨーロッパ原産の多いヘラボラス原種(クリスマスローズの原種)で、アジアにチベタヌス一種だけが飛び地自生しています。 他に、我が家ではニオイスミレの園芸品種が何品種か栽培しています。 ニオイスミレの園芸品種とは主にヨーロッパで他の同じ系統の近縁種と人為的に交配され改良されたsp.。ニオイスミレの系統には「野生個体の変異を選抜固定化し作られた」物と、人が品種改良で近縁種も含めて交配し、出来た個体品種同士で更に交配を繰り返し作り上げた「園芸品種(遺伝子情報が複雑な系統)」があります。 多くの品種を栽培していくうちに、違う品種同士が自然交雑して出来てしまった個体が出現し、その個体から更に殖えた子孫でそれぞれ花色が違って咲く個体があります。10年ほど前に突然今迄見た事の無い花色で咲くものを見つけ、隣に生えている品種が葉の特徴から種子親と解りましたが全体に大型に育つ特徴を持っており、他の品種が近くに無く花粉親に心当たりが無かったので種子を採って実生で殖やし世代を何度も繰り返し現れる特徴を見てみたところ、4世代目で敷地内の結構遠くに生えている杏色の花が咲く品種とそっくりな花が咲き昆虫がその品種の花粉を運んできて偶然受精し出来た事が判明しました。 我が家で世代を繰り返した中で出現した花色は5つあり、花粉親の品種は100年以上前に交配が繰り返され出来た「園芸品種」で大型に育つ近縁種とも交配され作られた由来を持っていて、既にこの品種が交配親と知られている外国に昔から存在する別品種の花色にそっくりな物も3個体出てしまい、人が交配して作った園芸品種である花粉親の方の遺伝子がより強く出現しているのを感じました。 これらの個体は既存の品種のそっくりさんなので我が家からは出せず品種名も名乗れません。見た目はほぼ同じでもおそらく交配相手の品種は違うので見えない部分で性質が違うかもしれませんし、遺伝子情報では違う部分も多いでしょうから。 もしもこれらの個体の事を学名付きで説明する事に成るのなら、やはりsp.をつける事になるのだと思います。

-ruin-
質問者

補足

度々失礼します。 人為的でない場合にも使用される記載なのですね。 しかしそうすると、定義がやはりよくわかりません。 というのも、それだと原種以外の全ての種類はsp.になってしまうのではないでしょうか?もっというなら、例えばスミレというのは古代、例えば白亜紀から存在していた植物ではない、となった場合原種すらも究極的にはsp.になるのではないかと思うのですが。 変異個体、花の色違い、樹形違い、斑など変異個体のみsp.ではないということでしょうか?

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