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相撲の力士 華吹について
- 34年間相撲の世界で活動し続ける力士の生涯所得について知りたいです。
- 序二段力士でも相撲協会の公認相撲部屋を持ち、引退後の進路について知りたいです。
- 序ノ口に30年間在位することは可能なのでしょうか?
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1、関取(十両以上)にならない限り、所得はありません。ただし、親方や関取衆、タニマチからの「小遣い」という臨時収入はあります。また、食費と家賃は無料です。 2、関取(十両以上)にならない限り、親方にはなれませんので、当然自分の相撲部屋を持つことはできず、後進を指導する道はありません。ただし、最近は「世話人」という肩書の元力士(その多くが幕下以下で引退)が相撲部屋にいることが多く、親方や関取衆のマネージメントを担当したり、食事(ちゃんこ)の作り方を指導したりしています。 3、はい、続けることができます。ただし、髷が結えなくなれば引退を余儀なくされます。ご指摘の華吹も頭髪が微妙な状況ですので、このまま60歳くらいまで力士生活を送ることができるかどうか難しいところです。 4、そうした制度はありません。 >才能が無い力士にはサラリーマン等、別の道へ進むことを勧めることも愛情 確かにおっしゃる通りなのですが、現在各相撲部屋には日本相撲協会から「助成金」が支給されています。その金額は部屋に所属する人数に比例しますので、相撲部屋としても、軽々に「引退勧告」せずに所属力士としておいた方が得、という面があります。 また、幕内力士の場合、そのほとんどが本人と付き人数人による「プロジェクトチーム」になっています。FI並みと言っても過言ではありません。前日までの対戦相手の動きを研究し、対応策を考えて、当日の取り組みに臨むことがほとんどだそうです。それもあるので、簡単に下位の力士を辞めさせるわけにはいかないのです。
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- eroero4649
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意外にあちこちの部屋に、40歳くらいの序ノ口のお相撲さんがいます。その人たちの多くが「ちゃんこ番」なんですね。つまり部屋の料理人がまあどちらかというと本業というわけです。 部屋の食事は若い衆が作るという伝統になっています。しかし食事ですから、まずいものでは困ります。体が資本の商売ですし。なので料理上手な人は重宝され、そういう人は本業の成績が振るわなくても本人が望む限りは現役が続けられるわけです。 廃業後はちゃんこ料理屋さんに就職したり、ちゃんこ料理屋さんを始めたりなんてケースが多いようですね。 昔の軍隊でも食事は自分たちで作りましたから、料理が上手な兵士は重宝されたようです。負傷したり戦死したら困りますから、そういう兵士は「お前は戦わなくていい」という特権が与えられたりしたそうです。ある種の「芸は身を助く」ですね。 廃業した元相撲取りという人とちょっとだけ一緒に仕事をしたことがありますが、確かに厳しい上下関係に揉まれてその辺りは礼儀正しい青年でしたが、元々中学の担任をして「お前は相撲取りになるかヤクザになるかのどちらかだ」といわれたほどの暴れん坊だったので、サラリーマンというのは難しいタイプだったと思います。実際、私は詳細を知りませんが後にトラブルを起こして行方不明になりました。自ら姿を隠したというより、追放されたという表現が適切ですね。今どうしているか分からないけど、彼の人間性を知る立場から考えると反社会的勢力しか居場所はないんだろうなという感じです。
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丁寧且つ詳細な御回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。 ちゃんこ料理のお店を出す力士が多い理由がわかりました。
- tzd78886
- ベストアンサー率15% (2590/17104)
十両以上(関取)にならないと給料は出ません。幕下以下は関取の付き人扱いになり、親方や関取からもらう「こづかい」くらいしか収入はありません。生活も部屋を出ることはできないので普通は独身です。その後の生活もあるので「引退勧告」されることは多いでしょうけど実家に戻って家業を継ぐなどできるなら無理に「別の道」に進む勧告をする必要も無いでしょう。親方株を持つには色々条件があり、一度も関取になったことが無いような力士はその資格を満たしていませんから、引退後は相撲界に残ることはできません。
お礼
丁寧且つ詳細な御回答ありがとうございます。 大変勉強になりました。
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