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万葉集の東歌、多摩川にさらす手作りさらさらに・・・
の「さらさらに」はさらすにかかっているかけことばと言えるのでしょうか
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こんどは、「音韻」の問題と、勘違いされていますね。 まったく、そうではありません。 「多摩川にさらす手作りさらさらに」 では、たしかに「サラ」という音韻が3回出てきて、耳に心地よいリズムを刻みます。がそれは意味上のことではなくて、あくまでも音の響きを楽しめる工夫です。そういう工夫も、この歌にはしてあります。 しかし、それとは別に、前回言ったのは「意味上のこと」です。 意味がダブルに重なっているのが「掛詞」です。 例えば、「まつ」は、「松」「待つ」の二つの意味を兼ね備えています。 今回の「さらさら」は、水音の「サラサラ」(擬音語)と、「更に更に」(副詞)との二つの意味を兼ね備えている、と言ったのです。 だから二つとも実態です。 その上で、上に述べたように音の響きの工夫もあり、サラを三回重ねて聞く者を気持ちよくさせてくれるので、名歌なのです! 作者は、二つの技法を駆使しているのですね。すごい。
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- gesui3
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回答No.1
「さらさらに」は、更に更に・サラサラの両方の意味に掛かっているから、掛詞なのです。一語で二義(意味)です。 あなたは、修飾関係と勘違いしていますよ。 修飾の係るではなく、意味が二つに掛かる、の意味が「掛詞」です。
質問者
お礼
さらさらという言葉の二義が実在のもので、さらすのサラとさらさらのサラサラとは音が重なっているだけで何も意味がないというご教示なのでしょうか。私にとってご指摘のご注意は大変重要なことなので、ぜひ教えてください。
お礼
田舎の独学より京の昼寝ということことわざを思い出しました。勘違いというか理解力の欠如のせいでした。重ねてのご教示痛み入ります。