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言葉の所有権と外国人
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質問者が選んだベストアンサー
面白い観点ですね。 「文化を共有しているか?」ということになると思います。 そういう意味では、「あっしゃあねえ」というのが寅さんの映画から来ているのでは無ければ単なる方言なので気にはなりませんが、寅さんのセリフのマネなら、違和感があるかもしれません。「恐れ入り谷の鬼子母神」についても本来は単なる駄洒落です。 ただ、アニメなど日本文化ファンの外人が珍しくないわけで、寅さんファンの外人がいてもおかしくはないですね。野球ファンで、何でも野球で例える日本人がいるように。 また、国内で日本人同士でも方言で同じような状況はありますね。大阪ジョークですが、新世界(大阪のガラの悪いとされている地域)で、「新世界で東京弁を使うと殴られる。(だからと言って)似非関西弁を使うと殺される」というのがあります。似非は嫌われるということです。
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- Nakay702
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引用されたような言い回しは、いわば、「薬」それも劇薬の類にも似ていると思います。適材適所でうまく使えば大変役に立つことがある反面、使い方を間違えると(不興を買うなどの)大害悪を及ぼしかねない、ということです。 親が危篤の人に、婉曲表現のつもりで、(pass awayを思いつかず) Did he kick the bucket? とでも言おうものなら、取り返しのつかない事態になるでしょう。気取りやの友人がオーストラリア人に(合わせるつもりだったのか)、Have you read today's paper? の最後を〔トゥダイズ パイパー〕と発音した。当のオーストラリア人、不快感を顕にした。「オーストラリアじゃ、I'll go to the hospital today. の最後を〔トゥダイ〕(to die) なんて発音するんだ!」と揶揄されたことでも思い出したのかも知れません。 何を言いたいか。 このような表現や発音は、例えば、会話の途中、状況や空気を読んで、臨機応変、パロったり、パクったりするのが「期待される」か、少なくとも「公認される」ような場面でのみ発声を許されるのだと思います。そして、平時は極力「由緒正しい」、「品行方正な」表現を用いるに越したことはありません! 間違っても、「私は、こんな言い回しを知っていますよ」と言わんばかりのしたり顔で、「あっしゃあねえ」とか、It never got to the first base. などと言うのは差し控えたいものです。 だいぶ昔ですが、マドリードの中心街Avenida de Callao「カリャオ大通り」をスペインの友人数人と一緒に歩いているとき、一瞬会話が途切れたので、彼らの一人が、「おい、○○(私の名)、バカに静かじゃないか」と言ったのです。間髪を入れず答えました、「Porque estamos en la Avenida de "Callado"「今我々は『沈黙』の通りにいるんだからね」と。これは、異口同音の爆笑を誘いました。(スペイン語では"Callado"と"Callao"はほとんど同じ発音になります。) おっと、自慢ぽくなってすみません。言いたいことをまとめます。 奇を衒ったような表現を発するときは、そういうことが許される状況であることを見計らってやるべきでしょう。そういう状況でなければ、少なくとも「自分で誘導してから」にすればいいのです。例えば、こんな感じです。 「何、トランプにハートがないって? どれどれ、あ、ホントだ。キングばかりだ! あとはジョーカーしかない。参ったね。恐れ入ったね。「恐れ入谷の鬼子母神」てやつだ! あっしだって知ってますよ、このくらい。昨夜、辞書見たからね。一度使ってみたかった。ようやく使えた、バンザーイ!」。 急遽捏造しましたので、あまりうまい例ではありませんでしたが、ま、このように、「自分でしかるべき状況へ誘導して、最後に、まとめ(落ち)をつけて締めくくる」くらいのことをするなら、奇を衒ったような表現を使うのも認めてあげましょう、というのが私の回答の主旨です。
お礼
スペインでのお話面白く伺いました。僕の母の父は将棋指し、父は碁打ちで、地口を合いの手にしていたので、いろいろ覚えました。ご回答ありがとうございます。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11082/34532)
それをいったら故事成語や四字熟語なんてほとんど中国由来なのですから使えなくなりますよ。それこそ鬼子母神が中国経由できたインドの神様です。 質問者さんは、あの寅さんで有名な帝釈天を見て「おや」と思いませんか。だってゾウに乗ってる神様ですよ。日本にはゾウはいないのに。質問者さんは、包丁を見て「あれ」と思いませんか。包丁は中国の紀元前の伝説的な料理人の名前です。いつしか料理で使う刃物に彼の名前を使うようになりました。 偏狭なナショナリズムはやめましょう。言葉は、世界中全ての人のものです。 有名な話ですが「Tsunami」は津波を表す万国共通の言葉です。今は津波はおおよそどこの国でも「ツナミ」と呼びます。英語などには津波に該当する言葉がない(ビッグウェーブはちょっと意味が違いますでしょ)からです。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- lived_in_room13
- ベストアンサー率52% (248/469)
>これはアメリカ人の反応ですが「それは俺たちには言えるが、 >あなたは言えない」ということでした。 相撲界で外国人力士が増えてきている事に関して、「日本の国技だからね!」みたいに言いたくなる人もいる、みたいな感覚なんでしょうか? ただ実際問題として、日本人全員が「恐れ入谷の鬼子母神」を理解できるわけではないですよね? 私が子供の頃、漫画「釣りバカ日誌」で主人公が良く使っていたので、私も真似してよく使っていましたが「え?なんかの宗教の話ですか?」とか言われた記憶はありますが、あんまり通じた記憶がありません。 英語が母国語の人でも英語の慣用句なら全部通じるわけではないので、語義解説の心構えを持つかよほど相手を選ばないと使えませんよね。 英語学習者だった頃、兎に角隙あらば英語圏の人をビックリさせてやろうと、あまり使われない慣用句の本を読んで覚えましたが、聞き手に理解してもらえたらなら、「よっしゃー!」って位の感じでしたね。 ところで#2さんのご回答を拝見して思い出した「もしかしたら使っちゃいけない表現」が、Chapter 11(破産)という表現です。 米国国内なら「法律のChapter 11で破産について触れている」のでChapter 11(=破産)いいのだと思います。 しかし、イギリス人やオーストラリア人と話していた時も「あそこの会社は破産しそうだから、、、」なんて話でChapter 11が使われていて「おや?」と思いました。 でも結局英語の本の著者が米国人ばっかですから、英語で経済関連の本を読んでいれば私を含め全員Chapter 11(破産)で理解できるし使っちゃうんですよね、、、。(もしかしたら、イギリスやオーストラリアでも「法律のChapter 11で破産について触れている」のかも知れませんが、、、。) これもアメリカ人が「それは俺たちには言えるが、あなたは言えない」と言いたくなる表現かもしれません。 >皆さんのご意見がいただければ幸いです。 私個人は、使っていいのだと思います。
お礼
ご意見ありがたく拝見しました。そう言う広いお気持ちは貴重ですね。
- koncha108
- ベストアンサー率49% (1313/2666)
get to first base って野球から来ているのですね。このフレーズ知りませんでした。SPS700さんありがとうございます。知らなかったので感覚ですが、野球と言うアメリカのカルチャーを共有していない人たちは使っちゃいけない、使っても感覚的に理解しているはずがない、と言うことでしょうか。でも日本人はアメリカ以上に野球が人気あるので、使って良い気がしますが。野球が盛んでないヨーロッパの人が使ったら、「お前野球のこと知らないくせに」と思われるかもしれませんね。 アメリカでたま~に聞いて、自分でも使ってから、使うべきじゃなかったと思った表現が、"It's Catch-22 situation" 。 https://www.merriam-webster.com/dictionary/catch-22 1970年代のアメリカの映画で軍隊での生活を皮肉とユーモアで書いた物で、日本でも名前は聞いたことがあったので私は見たことがありません(最近Huluでリメークされたドラマがあるようですね)。意地悪な上官が非現実的な命令を出して、ニッチもさっちもいかない状況から、板挟み、ジレンマ、解の無い困った状態のことを言うのですが、そもそも見たこともない映画でアメリカの軍隊の自虐的な話で、アメリカ人でもなく感覚も共有していない私が、意味を知ったからと言って使っちゃいけないなと思いました。 「恐れ入谷の鬼子母神」を外国人が使うとはまさに、ですね。でもこの言葉の共感すべき語源を私自身知らないので、外国人が使っても良く知ってるな、くらいしか思いません。
お礼
Catch 22 ですか、別にアメリカに所有権があるわけでなし、日本の警察ドラマでは年中使えそうな表現ですから、僕も使ったような気がします、ご回答ありがとうございます。
外国の文字を50%、同じ外国の文字を改造した表音文字を50%使って自分の国の言語だと言ってる人もいるくらいですからちょっとした言い回しくらい気になりませんよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。
お礼
確かにおっしゃる通り似非は嫌われるわけですね。ご回答ありがとうございます。