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古典翻訳:マキャベリのローマ史論‐IIIのV

For it is much more easy to be loved by the good than the bad, and to obey the laws then to enforce them. https://en.wikisource.org/wiki/Discourses_on_Livy/Third_Book/Chapters_I-VII#CHAPTER_V 拙訳:なぜなら、善人の支持を集める方が、ならず者達をまとめるよりも簡単であるし、法律を守る方が、守らせるよりも簡単だからだ。 マキャベリの王たる者が、なぜ賢王を目指すべきであって、悪王は国を治めずらいかについての考察文です。 なるほど、確かにゴロツキどもに言う事を聞かせるなんて、大変そうだと思いますし、これなら、平民も王もwin-winですよね。 なかなか的を得た良き言葉だと思うのですが、英訳文自体もなんだか平易過ぎますし(それが長所でもあるのですが)、私の訳文もなんだか華が欠けております。 王たる者の金科玉条となるような立派な翻訳例を考えていただけますでしょうか? BAは選びませんが、宜しくお願い致します。

  • 英語
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  • Nakay702
  • ベストアンサー率80% (9728/12102)
回答No.3

「お礼コメント」を拝見しました、ありがとうございます。 >以前も、「thenとthan事件」はありましたけど、そうなると以前のも誤植じゃなかったのかもしれませんね! ⇒私も覚えています。きっとそうです、あれは誤植じゃなかったんですね。その節は、鬼の首をとったようなことを申して、失礼しました! >「無頼の徒」いいですね! 本当にここぞという時に、ここぞという言葉が出てきましたね! ⇒何しろ、これを地で行っていますから!?(笑) 「無頼もボケも 地で行くだけで いいんだと」(Nakay現実を嘆くの川柳)。 >たった四文字の「公を愛し」で「善良な民」の良い点をまとめられたのは流石ですね! ⇒何しろ、これを地で行って…いませんかね。(苦笑) 「博愛の騎士 善の貴公子 夢のまた夢」(Nakay非現実を夢想するの川柳)。 ☆それはさておき、 lived in room13さんは、理系のご出身でいらっしゃるんですね。凄いなあ! 文・理の両刀使い。私は、理数はからっきしダメです。(やっと分かる範囲は微分止まりです。ただし、大学教養課程の選択数学は楽しかった記憶があります。) ☆いつもの常連さんがお見えにならず、あの名訳に触れられないのはちと寂しいですが、以下、再度訳の第2弾に挑戦してみます。 私訳第2弾: 《何ゆえかとお尋ねならば申そう、 良き王なれば、悪しき者とて心を許し、善き民においておや。 良き法なれば、従いて心安く、抗いては剣山を踏むがごとし。》 ☆「マキァベリズム」、一部誤解していたような気がします。勉強になりました。 ―感謝申しあげます。ありがとうございました。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 例の金融関係の回答では失礼しました。  美しい詩や名言の、美しい翻訳文を考える事を『3度の飯よりも楽しみ』にしている身としましては、Nakay先生を怒らして回答をいただけなくなったらどうしようかと、切腹覚悟で主君に忠言しにいく戦国時代の家臣もかくやの気分でした。 おそらく、たまたま金融関係がお苦手な分野なのだと思います。株の売買をされたことがありましたら少しは話の内容が分かると思うのですが、全く経験がありませんとちょっと難しいかも知れません。例の質問者さんは、全く基礎知識が無いまま読まれているようで、ある程度専門知識がある身としましては、すいません黙っていられませんでした。 >lived in room13さんは、理系のご出身でいらっしゃるんですね。 >凄いなあ! 文・理の両刀使い。 だったらいいのですけどね、、、。(笑) 文章力さえあったら、絶対に詩人か小説家になってます。いや、なりたいと思う事なん十年、名文の書き方をパクってやろうと、英文学、英訳された文学作品、英詩を読み、明治時代の翻訳家兼文豪/詩人もかくやというほど翻訳文を練習してみたものの、副産物として理系の割には英語が上手になったものの、絶望的に文才がなく、全く成長なし、それでも、、性懲りもなくNakayさん教えてもらいながら、いつの日か文章力を、、、と思っている次第です。 >いつもの常連さんがお見えにならず、あの名訳に触れられないのはちと寂しいですが、 私も楽しみにしていたので、ちょっと残念です。 >再度訳の第2弾に挑戦してみます。 ありがとうございます。 私に言わせれば、美しい文章を読むだけでなくて、やっぱり書けるというのは素晴らしい事だと思います。 やっぱり、音楽も聴くだけじゃなくて演奏もできるようになりたいものですし、詩や名言も私だって読解じゃなくて『翻訳』したいんですよ。 >《何ゆえかとお尋ねならば申そう、 英語では、For it is以上言いようが無いように思いますが、日本語ではここまで味を出せるのですね! これは和文ならではの妙技といったところでしょうか。  >良き王なれば、悪しき者とて心を許し、善き民においておや。 >良き法なれば、従いて心安く、抗いては剣山を踏むがごとし。》 そう、名言と言うのはこうでなくっちゃいけないのですよ! 御訳を拝見して思いました。 名言と言うのは料理で言うところの高級食材のようなものなのだと、翻訳はそれを調理することのようなもので、良き翻訳家はその素材の味をうまく引き出せるものなのだと! 私は、どんな高級食材も睡眠薬に変えてしまう特殊技能を持って生まれてしまい、なんとか自分を変えようとしている所です。 >「マキァベリズム」、一部誤解していたような気がします。 いわゆるマキャベリズムの「君主論」と、民主主義や共和制を説いた「ローマ史論」はまるで別人でして、二重人格だったのか、どうだったのか不思議なところです。 今回も、本当にありがとうございました!  いつも楽しみにしておりますので、今後とも宜しくお願い致します。

  • Nakay702
  • ベストアンサー率80% (9728/12102)
回答No.2

面白いご質問をありがとうございます。 to obey the laws then to enforce themのthenはthanの誤植かと思って、添付してくださったサイトでCHAPTER Vに当たってみましたところ、誤植でないことを確認しました。それでは、原文の誤植か? と疑いながら、辞書で確認したところ、な、何と、17世紀あたりまではthenとthanは分かれていなかった! らしいですね。知りませんでした。 以下の私訳では、勝手に推測して語句を補いますことをお許しください。 私訳: 《かく申すは、無頼の徒より善良なる民よく公を愛し、 よき法は、従うに易く逆らうに難きが故なり。》

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >な、何と、17世紀あたりまではthenとthanは分かれていなかった! >らしいですね。知りませんでした。 私なんぞは、今回もthenとthanに気が付きませんでした。(笑) 以前も、「thenとthan事件」はありましたけど、そうなると以前のも誤植じゃなかったのかもしれませんね! ところで、以前に「翻訳時に翻訳者が勝手にありがたい言葉に翻訳するのは如何なものか?」という質問もしておきながら、、、この言葉だけはもうちょっとありがたい言い方にしたくなってしまいました。 >《かく申すは、無頼の徒より善良なる民よく公を愛し、 「無頼の徒」いいですね! 本当にここぞという時に、ここぞという言葉が出てきましたね! また、たった四文字の「公を愛し」で「善良な民」の良い点をまとめられたのは流石ですね!やっぱり名言は短くズバリと言わないといけませんからね! 今回も神技でした! >よき法は、従うに易く逆らうに難きが故なり。》 まさに、法のあるべき姿ですね! 今回もありがとうございました。 今後とも宜しくお願い致します。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10507/33045)
回答No.1

「善人に愛されるのは悪人よりはるかに簡単で、法の実施で彼らは従わせられる」 前半部分はGoogle先生の自動翻訳ですが、なかなかいい皮肉が効いていると思います。

lived_in_room13
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 老獪、狡猾な雰囲気に訳しあがりましたね!  正道を説くというよりも、民心掌握術ポイですね。

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