「信用倍率」と「貸借倍率」

質問

「信用倍率」と「貸借倍率」の違いを教えてください。
色々説明を見ていると同じような内容に捉えられるのですが、例えば楽天証券のデータでは、その値が異なっています。
添付画像では、
信用倍率：6.77
貸借倍率：13.36
となっています。
この違いはどこから生じるのでしょうか？
宜しくお願い致します。

回答No.1

KUMADEKA

「信用倍率」と「貸借倍率」は似た概念のため混同されやすいのですが、
その倍率を算出する元データが違います。
貸借倍率は　制度信用という　取引所が指定した銘柄について
日証金（日本証券金融）というところが毎週発表するデータのみに基づいて発表されます。即時性のあるデータを得られますが、一般信用分をカバーできていません。

信用倍率は　制度信用＋一般信用分のデータをもとに算出されます。
この一般信用というものは、各証券会社が、自分の顧客の持株を預かり貸し出して空売りに使われている場合や、証券会社が顧客に融資をして信用買いをさせている場合も含むがちょっとあいまいながら、制度信用よりより広い範囲の信用取引にかかわるデータを集めたものです。　ちなみに信用取引とは借金取引の方が実態に即していると思います。

日証金以外の信用取引のデータも参考にしたい投資家（投機家ですね）のためにこの指標も表示されています。

参考にあげてもらっているキャプチャー画面では、制度信用を上回る一般信用を利用した信用買いが入っているという意味になります。

お礼

勉強になりました。
ありがとうございました！