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【化学】1液の接着剤ではなく2液の接着剤を使うメリ

【化学】1液の接着剤ではなく2液の接着剤を使うメリットって何ですか? なぜ1液の接着剤が使えないの? 1液の接着剤が使えない場面ってどういう時ですか? 今では1液の瞬間接着剤があるわけで、2液の接着剤を使うと1液の接着剤より早く硬化して引っ付くというメリットは差がないですよね。 なぜ1液の接着剤が使えないと判断して2液の接着剤を使うのか。どういう場面でその使い分けが出てくるのか教えてください。

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  • sailor
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回答No.2

例えばよくある瞬間接着剤(シアノアクリレート系)の場合は、乾燥によって固まるのではなく空気中の湿気と反応して固まるのですが、接着面が濡れている場合、接着後に密閉されてしまうような場合は使えません。接着面が湿っていると水分に触れた途端に固まってしまいますし、接着するところが密閉されてしまっている場合などは、水分が入ってこないので固まりません。合成ゴム系などでも水中や水分の多い部分や、接着後に密閉されてしまうところでは完全に乾燥しなかったり、水分に触れた部分では接着が難しいでしょう。また、接着面がデコボコで大きな隙間があるような場合にも向きません、合成ゴム系や溶剤の飛ばして(乾かして)接着する物はその過程で体積がかなり縮みますので上手く充填して接着することはできません。その点で2液型は主剤と硬化剤の混合によって固まるため硬化後も体積の変化が小さく間隙の大きなところがあるような用途でも使えます。例えば自動車のへこみなどを修理する際に使うパテ(あれも一種の接着剤です)はほとんどが2液型ですが、これは硬化しても体積の変化がほとんどないためです。また多くの場合で2液混合型(エポキシ型など)は対候性が高く有機溶剤などにも強い傾向がありますので、そうした液体に触れる部分などで通常の接着剤が使えないような部分でも使える物がありますし、物によってはかなりの高温や低温にも耐える物もあり、通常の接着剤では使えないような場合でも使える物があります。 まぁ、使う場所次第という事で必ず2液型の方が優れているという訳ではありませんし、1液型でも問題ない場合が多いでしょう。必要に応じて使い分けることが大事ですね。まぁ、一般的な用途であれば1液型でほとんど問題はないのですが、場所によっては2液型でないとダメと言う場所もあるという事です。 おまけ、1液型でも嫌気性接着剤というのがあり、これは通常の接着剤と逆で空気から遮断されると固まるよ言う物もあります。これは翼ネジの緩みどめなどに使われるのですが、ネジを確り締めこんで空気(酸素)を遮断すると固まります。逆に普通の接着剤のように空気が一杯あるところでは非常に固まりにくい性質があります。ただし固まるには金属イオンが必要なので金属部品あてにしか使えませんけどね。

america2028
質問者

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  • f272
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回答No.1

2液系の方が一般的には接着強度が高いとか,耐熱性があるとか,接着寿命が長いとかいったメリットがあります。 また1液系では加熱やUV照射で接着が始まるものが多いため,そういう環境下ではそういう1液系のものは使用できません。

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