SKD11以外のワイヤーカット可能な焼入材

このQ&Aのポイント
  • プレス金型を製作している際に、高い精度と安価な材料を探しています。
  • 現在はSKD11を使用していますが、SK3焼入れでも十分な強度は出せますが、ワイヤーカットでの精度確保が難しいため、他の材料の候補を検討しています。
  • 候補として、SKS3改良版の大同特殊鋼のGOAやDCLTを評価しています。使用実績のある方からのアドバイスをお待ちしています。
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SKD11以外のワイヤーカット可能な焼入材

プレス金型を製作してるものです。SKD11以外の材料で焼入れ高度HRC55以上確保出来て、ワイヤーカット加工で精度が保障出来る安価な材料を探しております。高温戻し可能であればベストですが、低温戻しでも加工割れなどが起こらなければ使用可能です。 ある程度強度が必要なストリッパーやパンチプレート、ダイプレートなどに使用を検討しております。現状はワイヤーカットしても精度確保可能なSKD11を使用してますが強度的にSK3焼入れで十分なのにワイヤーカットで精度確保できないため、高価なSKD11を使用しております。 材料の候補として、SKS3改良版の大同特殊鋼のGOAやDCLTを検討しておりますが?使用実績のある方、是非アドバイス宜しくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

僕もSK3だから精度がでないことはないと思います もちろん材質によって歪みの出かたが違うのはありますが 粗加工の後歪み取りをしてから仕上げ加工をすれば問題無いと思います それよりも板厚30mmぐらいで割れが出るなんて焼入れ屋さんに問題ありだと思います 別の焼入れ屋さんを探したほうが良いでしょう。

noname#230358
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます 板厚30はチョッと間違いです。15ミリ程度でした。型構造上バッキンプレートにワイヤーカット加工が稀にあるのですが、そのとき割れたようです。 精度の方は SK3のHRC55で大きさが500×300×30でパンチプレート製作したところ精度が出ずSK3使用は中止したそうです。私がワイヤー担当する10年以上前の話なので焼き前に荒加工したかは判りません。現状使用は止めてます。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

>ストリッパーやパンチプレート、ダイプレート たしかに SKD11 は勿体ないです。 SKS3 には SKD11 の高温焼戻しは無理。350℃の焼戻しで HRc55 程度。 これが代表的な使い方です。 データ表を詳しく見ると、抗折力(シャルピー衝撃値)が落込む焼戻温度があるが、上記部品に付いては所望硬さ優先だけでOK。 SKS3 をワイヤーカットすると SKD より歪みが出やすいのは事実(加工速度も少し落ちる)。それは大きいくり抜き箇所には焼入前に粗加工を施しておくなどで対策。割れは殆ど大丈夫。 ワイヤー加工無しで使うバッキングプレートなら SK にグレードダウンして少し硬さを下げることも。 >焼入れ屋さんの説明ではワイヤーカットの加工熱が約350度だから低温戻し温度200度より温度が高くなるため、歪割れが発生する。。。 根拠無い俗説。局部的には千5百度以上になり溶かして吹き飛ばす加工方法。 歪みと割れは焼入時の応力発生によるので、加工方法は効きません。ワイヤー以外ではムクからくり抜かないから表面化しないだけ。 プレス金型では、高温焼戻をしないことも多いです。 SKS3 と SKD11 の高温特性は加工でなく使用時の耐摩耗性に効いてきます。 パンチ/ダイで金属を打抜こうとすると、摩擦を強く受けて極々表面の温度が瞬間的ながら上がるため、高温に弱い SKS3 は耐摩耗性が低くなります。 もっと顕著なのが切削刃。両者でも不充分で SKH の出番となる。 紙などの抜きでは温度が上がりにくく、高温に弱い SK でも使える。それも硬いほど摩耗しにくいため水焼入したものが良い。

参考URL:
http://www.futaba.co.jp/dbps_data/_material_/localhost/precision/molding_db/images/tech_sks3.pdf
noname#230358
質問者

お礼

勉強になりました。 バッキングプレートは当社もSK3使ってます。今度小さい部品でワイヤーカット品SKS3で製作してみますね。焼戻温度がワイヤーカットに及ぼす影響はおっしゃるとおり根拠無い俗説が多いようですね。SKD11に関しても高温戻しが良いとされてますが、低温戻しで全然問題ないと言う人もいます。科学的に証明されてはいないようですね。ありがとうございました おっしゃるとおり高温戻しよりも低温戻しのほうが耐摩耗性は優れていますよね 過去にSKD11低温焼戻しのワイヤー加工でワークが割れると言うよりは剥がれるようにヒビが入り不良となりました。それ以降ワイヤー加工があるワークはすべて高温戻しで対応しております。しかし今思い返すと焼入れが悪かったかも? 今は焼入屋さん替えてしまったので判りませんが今取引してる焼入屋さんは低温焼戻しでもワイヤーカット可能と言ってます。ん~材料もなかなか深いですよね もっと勉強します。何か面白い情報ありましたら是非お教えください

noname#230359
noname#230359
回答No.1

ハイス鋼は如何ですか。安くは無いと思います。 ワイヤーカットで精度がでないとは相当の精度を要求してますか。 SK3だから、精度がでないことはないと思います。 機械メーカーさんに相談しては如何か。 連休明けになると思いますが。

noname#230358
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。焼入れ屋さんには相談しましたが今ひとつぱっとしません。SK3は肉厚のある物に関しては対応可能のようですが、プレート(板圧30前後)に関しては加工割れや、歪による精度不良が多発し使用を中止しました。焼入れ屋さんの説明ではワイヤーカットの加工熱が約350度だから低温戻し温度200度より温度が高くなるため、歪割れが発生するそうです。 高温焼戻し出来る材料が理想だそうですがSK3、SKS3高温戻し出来ないかと尋ねたところ硬度がHRC35しか確保出来ないとの返答でした。 貴重な意見ありがとうございました

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