フェノール樹脂の絶縁抵抗について

このQ&Aのポイント
  • フェノール樹脂の絶縁抵抗についてJIS規格に基づいて調査しました。
  • ‘常態’と‘煮沸後’の絶縁抵抗値の比較により、絶縁板の材料選定について考えることが重要です。
  • メーカに問い合わせ中ですが、まだ回答が得られていません。
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フェノール樹脂の絶縁抵抗について

絶縁板の材料にフェノール樹脂を使っているのですが、JISでいうPL-PEVに該当する材料からPL-PEMに該当する材料に変えたいと思っています。ただ、それぞれの材料の絶縁抵抗値を見ると、‘常態’と‘煮沸後’に分かれていて、‘煮沸後’だとPEVの方がPEMよりも値が大きくなっています。室内で絶縁板を使用する場合、どちらの値を参考にすれば良いのでしょう? 何社かメーカに問い合わせているのですが、回答が来ず困っています。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.4

ネット情報が殆ど得られないのがなぜなのか・・・ 絶縁板として使うより、紙フェノールはプリント基板でよく使われるはずだが、JISでもその関連がハッキリしない。 基板で絶縁抵抗値が問題にるのが、高い周波数での損失(tanδ)と、耐トラッキング性。それに優れるものも上市されている。   http://panasonic-denko.co.jp/em/pcbm/ja/product/catalog/elepl_jpn/download/r8700sb.pdf 並級品   http://panasonic-denko.co.jp/em/pcbm/ja/product/catalog/elepl_jpn/download/r6710.pdf たしかに絶縁抵抗では差がある。 絶縁板なら損失は不問で耐トラッキング性。 これが問題になりそうな使い方かどうか、使用電圧と端子の間隔、それと使用環境との見合いで検討すれば、答えは出るでしょう。 パナのHPでは概説だけ。   http://panasonic-denko.co.jp/em/pcbm/ja/product/catalog/elepl_jpn/download/caution2.pdf 耐トラッキング性、トラッキング現象とはどういうものかは調べて下さい。安定的な閉じた空間で使うモノでは殆ど問題にならないはずです。

noname#230359
noname#230359
回答No.3

使用実例が不明なのですが、 通常の設備(ウエット、ヒューム、等々とは無縁)の場合は、“常態”を採用してました。 想像ですが、ドライな環境での電気的な設備運用が通例なので、“常態”でしょう。 以上を上司に報告し、確認して、アクションでしょうね。 プラスチックの物性入門 > 初級編 > Q.吸水率って何? http://knowledge.yasojima-proceed.com/archives/2008/04/q_88.html プラスチックの物性入門 > 他の初級編 や 上級編 に電気的な関連内容があります。 参考にして下さい。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

絶縁抵抗は温度や湿度に敏感で測定如何で大きく変動します。絶縁材として 使用する場合は乾燥処理を施して使うのが一般的です。このレベルについて は使用者側で把握しておく必要があるようです。メーカーでは乾燥について は収縮の問題もあり、幅広くデータを有してはいないようです。 カタログデータでは“煮沸後”は絶縁抵抗値が2桁以上変動しています。 20℃位の温度変化で現れるレベルです。またPEVの方がPEMよりも顕著です が、吸湿レベルでの話ですので、通常の状態では有りません。使用条件にも よりますが、初期段階では‘常態’の値で問題ないと思います。

参考URL:
http://www.risho.co.jp/product/products2/un_clad/property/ps-1111e.htm
noname#230358
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >絶縁材として使用する場合は乾燥処理を施して使うのが一般的です。このレベルについては使用者側で把握しておく必要があるようです。 →そうなのですね!! “常態”の値で判断して問題ないということなので、材料変更しようと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

“煮沸後”は、吸湿した状態を代表させたものです。 通常の室内であれば、“常態”の方が実態に近いように思います。 単に、数値の高い低いを云々してもあまり有効な意味はなく、実際の製品に おいて、どの程度の絶縁抵抗や漏洩電流に管理する必要があるかでご判断に なることがよさそうに思います。 なお、実際の製品における絶縁抵抗や漏洩電流は、絶縁材の物性だけで決ま るのではなく、絶縁距離の設計や、ほこりの積もり具合などでも変化します ので、従来からの実績による判断も大切です。

noname#230358
質問者

お礼

すぐに回答して頂きありがとうございます。 確かに要求される絶縁抵抗値が分かれば良いのですが、仕様ではっきり書かれておらず、明確に決まっていないと言われてしまったので、既存のものと比較するしかないのかなと思っています。 >実際の製品における絶縁抵抗や漏洩電流は、絶縁材の物性だけで決ま るのではなく、絶縁距離の設計や、ほこりの積もり具合などでも変化します。 →勉強になりました!! “常態”の値は、PEVもPEMも変わらないので、材料変更しようと思います。

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