PPS寸法変化の評価と問題点について

このQ&Aのポイント
  • 最近耐熱性の向上のためにPPS(GF40%)の評価を開始しました。
  • 初期評価では低温成形で収縮率0.4%程度となりましたが、アニール後に寸法が元の金型よりも大きくなってしまいました。
  • 問題点を考えるためにメーカーとの確認を検討しています。
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  • 締切済み

PPS寸法変化

最近耐熱性の向上の為にPPS(GF40%)の評価を開始しました。 まず、初期評価として 金型で成形→寸法確認を行っていたのですが、 不可解な事がありましたので質問させて頂きます。 初期評価として、まず水温調で85℃の低温成形で 成形を行って0.4%程度の収縮率になっていたので、 そこまでは問題ないのですが、 その後アニール120℃3時間放置、常温冷却後 当然寸法は多少小さくなっていると考えておりましたが、 逆に元の金型寸法よりも大きくなっておりました。 ある程度まとまった段階でメーカさんにも確認はとりたいと思っておりますが、 考えられる点が御座いましたら御教授お願い致します。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

PPSの場合130度以下でのアニールと130度以上でのアニールでは再結晶化に差が出るようです。130度以上でアニールしてみてはいかがですか。

noname#230358
質問者

お礼

基本的にはPPSのTgが90℃なので 型温が90℃以下の時、 アニール温度90℃上下で大きく変わるのは納得する所ですが、 130℃で変わるのは気になる所ですね。 型温が120~130℃とかではないんですかね?

noname#230359
noname#230359
回答No.1

85℃の低温金型温度で成型された後の120℃の高温アニールですから、 ガラス繊維の入った状態が応力緩和され緩んだ状態となり寸法が大きくなってしまったのではないでしょうか。 理論武装し整理するまでもなく材料メーカーに聞けばよくあることで一発回答だと思いますが、 如何でしょうか。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとう御座います。 材料メーカ営業担当者が出張で不在でしたので助かりました。 再結晶が進む時に分子鎖が動くので 応力緩和が起こるという解釈ですかね。 上司にヒーター式の金型を相談をしてみます。

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