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SUS316Fの切削性向上と飲み物への影響について
- メーカーからの連絡によると、SUS316Fは材料の変更により切削性が向上しているとのことです。
- しかし、食品機械で使用する場合において、Sが飲み物に溶け込む可能性があるため、使用に問題があるかどうかについて検討が必要です。
- F材の使用経験がないため、他の方々の経験や知見に頼る必要があります。
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316ステンレスの鍛造材はJISでは“SUSF316”になると思います. “SUS316F”は316の切削性向上材です. この316Fは、316に対して硫黄(S)を添加したもので、 316のS量が0.03%以下に対して、316Fでは0.10%以上となっている様です. →http://www.yamco-yamashin.com/products/guide_stainless_steel.html#AG 304の快削版である303が0.15%以上ですからそれよりは若干少ない訳ですね. 飲料へのこのSの溶出量に関しては知識が無いので確たる事は書けませんが、 一般にこのSの多くは、実際の鋼中ではMnSなど 硫黄化合物として存在すると言われています. 「0.10%以上」と言っても、現実として添加できる量には限界があり、 べらぼうに高い数字にはならないと思います. 実際に使用された材料の成分量については 鋼材供給元が発行するデータシートを参照して下さい. 場合によっては、ステンレス鋼が含有する硫黄よりも、 部品に付着した、切削時に使われた冷却液(切削液)に由来する 硫黄分の方がよほど多い事も考えられます. 切削液には、しばしば刃持ちを良くするために 極圧添加剤として硫黄などが添加されています.
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JISのフランジにも良くみるが、SUS304FとかSUS316Fとか刻印されている。 私の記憶では、鍛造材=Forgingを意味していて快削鋼では無いと思います 今までの経験上SUS304の快削鋼ではSUS310とかで別の材料表記になると思う SUS304F:快削(Free cutting),SUSF304:鍛造(Forging)だったようです すみませんでした。どうも、false(間違った)の「F」だった。失礼しました 可能性は良く判りませんが、殆どの食品機械や容器,牛乳の製造ラインなどや 医療機器(注射針など)にも多種多様に特に18-8系ステンレスは使われており 問題があるとすると大なり小なりSをステンレスは含有しているので大問題だ
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お世話になります。 回答ありがとうございました。 ただJIS等を確認しますと、420F、440F、430Fそして316FのいずれもSが多い、被削性の良い材料として説明されています。 いずれにしてもポイントは、材料に含まれたSが、液体に流れ込む可能性(危険性)がどの程度あるのか? という点です。 よろしくご教示ください。
お礼
回答ありがとうございます。 そうか、純硫黄であるはずがありませんよね。硫黄化合物ですよね…。 切削液については当然洗浄を行いますので、心配していません。しかし、通す液体が、例えば砂糖水ではなく、炭酸水を通過させた場合では、また条件が異なってきますね。 まだ検討が必要なようです。