幾何公差の種類と輪郭度公差について
- 幾何公差には姿勢公差と位置公差があり、両方には輪郭度公差が含まれています。
- 『JISにもとづく機械設計製図便覧』では位置公差としての輪郭度公差の具体的な例は示されていませんが、軸線に対する3平面データムからの位置度公差として使用することができます。
- 輪郭度公差は、物体の形状や輪郭のばらつきを表す指標であり、位置公差としてはどのような状況で使用するかは具体的な設計や製造の要件に依存します。
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幾何公差に関して
度々の質問で申し訳ありません。 幾何公差の種類に姿勢公差と位置公差がありますが、そのどちらにも線の輪郭度公差と面の輪郭度公差が含まれています。 『JISにもとづく機械設計製図便覧』を見ながら勉強していますが「図示例とその解釈」の中には位置公差としての輪郭度公差の例が紹介されておりません。 軸線に対する3平面データムからの位置度公差のような使い方が出来るのでしょうか? 実際、位置公差としての輪郭度公差はどのような状況で用いるものなのでしょうか? 詳しく知りたいので教えて下さい。また記述のある文献をご存知でしたら教えていただきたく思います。 大変申し訳ありませんが、ご教授のほうをどうぞよろしく御願いいたします。
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少々間違いがありました、まことに申し訳ありません。 データムが必要ないのは形状公差の線(面)の輪郭度です。そのように読み直してください。 そこで姿勢公差と位置公差の図例ですが、JISB0021の図72,76共に位置公差の例で示されています。それは、図の中に理論的に正確な寸法を示す□で囲った寸法があるかないかで判断します。図例はともに、□で囲った寸法があり、位置公差です。□を廃止すると、姿勢公差になります。
最初の質問からお答えします 姿勢公差における線の輪郭度公差、面の輪郭度公差はデータムが無いことから、基準となる輪郭線、輪郭面の姿勢を投影方向を著しく狂わせない範囲で補正した位置で、公差を満足すれば合格となります。図例はJISB0021製品の幾何特性仕様(GPS)の図70と図74にあります。 位置公差における線の輪郭度公差、面の輪郭度公差はデータムで基準となる輪郭線、輪郭面の姿勢もしくは姿勢と位置をデータムで規制されており、補正はできません。図例はJISB0021製品の幾何特性仕様(GPS)の図72と図76にあります。 JIS規格はインターネットで検索閲覧が出来ますので確認してください。 次の質問の答えは 軸線の位置度公差を3平面データム(第一データムと、第一データムに垂直な第二データムと、第一、第二データムと垂直な第三データム)基準定義することは可能です。それと同じ内容を輪郭度公差で指示するためには、基準となる輪郭線を直線として定義する必要があります。軸線の位置度の公差域は公差値を直径とする円筒形ですが、線の輪郭度では公差域が円筒であることを別に指示する必要があり、煩雑なことから、使っている例を見たことはありません。 幾何公差に関する書籍で納得感のあるものに出会ったとことがありません。私は、JIS規格を繰り返し読むことで勉強をしています。
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補足
お世話になっております。ご回答ありがとうございます。 確認したいのですが、姿勢公差としての輪郭度の件ですがJISによるとデータムの設定は「要」となっております。 形状公差としての線の(面の)輪郭度に関してはデータムは「不要」なっておりますがこれで正しいでしょうか? 私としてはJISの判例では「形状公差」、「姿勢公差」としての輪郭度が紹介されていると理解しており、「位置公差」としての輪郭度の紹介はないと思っています。 ですので姿勢公差としての輪郭度、位置公差としての輪郭度の違いが理解難しくなっておりますのでこの違いに関して教えを乞いたいです。 私もJIS規格を繰り返し熟読してみようと思います。 ご回答、アドバイスを頂きどうも有難うございます。