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成形品の設計に必要な知識とは?
- 成形品を設計するためには、樹脂やアルミダイカストについての知識が必要です。
- 具体的な設計方法については、抜きの勾配などの要素も考慮する必要があります。
- 設計に役立つ参考資料や勉強方法を探すことも重要です。
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成形と言っても、射出成形、真空成形等、色々ありますが、射出成形でしょうか? 樹脂の場合、材料の設定から検討が必要です。 硬さ、耐熱性、耐薬品性等、使用用途に合わせて選定します。 耐熱性の良い材料は基本的に高温射出となりますので、金型は高価です。 肉厚が大きいと「ヒケ」と呼ばれる熱収縮により発生する応力の凹みが発生する等の問題があります。通常最低2mm以下と考えられます。 (出来る限り肉厚を薄くし、リブと呼ばれる柱で補強します) 肉厚が厚いと、成形時に冷却時間が大幅に必要となり、コストUPに繋がります。 熱収縮の大きい材料は、ガラスファイバー等を混ぜたものも存在しますので、 多少硬くなりますが、収縮を抑える事も出来ます。 ゲート(材料の入り口)も色々な種類がありますので、用途に合わせて検討して見て下さい。(サイドゲート、ピンゲート等) 基本的に上下に割る金型が一番安いのですが、抜けない方向に穴等がある場合はアンダーカット(引っ掛かって抜けない)が発生しますので、どうしても抜けない構造で設計的にも無理な場合は、抜き方向を増やします。(スライドを追加) 結局、経験を積むことだと思います。 尚、普段成形品やダイカストの部品は、世の中にゴロゴロしておりますので、どの様に金型を割っているのか?パーティング(金型の合わせ目)は何処かなど、作られたものを参考にすると吸収が早いと思いますので、是非積極的にトライする事をお勧めいたします。
樹脂成型品の設計に役立つサイトは探すと結構ありますよ。 (例) http://www.umgabs.co.jp/jp/solution/design/index.htm http://www.techno-qanda.net/dsweb/View/Collection-400 http://www.polyplastics.com/jp/support/index.vm これらのサイトで基本的な知識を学習した上で、 成形屋さんや金型屋さんにどんどん質問したり相談をしてみてください。 そうすれば、相手も「この人はなかなか勉強しているな」と思い、 親身になって回答をしてくれると思います。 そして、そういうことを繰り返していくうちに 設計ノウハウが身に付いていくと思います。
ダイキャスト品については、日本ダイカスト協会のhpに少し資料あります。 英語に抵抗なければ、NADCA、北米ダイキャスト協会に資料があり、より詳しい 資料の販売もしています。