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ステンレス材の錆びについて
- ステンレス材の錆びについて調査しました
- 加工による錆びの原因や他の要因について考えました
- 錆びた製品の原因を特定する方法についても紹介します
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少ない経験でお話させていただきますと、 弊社にあったステンレス製の建材が錆びたことがあります。調べてみたら隣の部屋で塩酸を扱っていました。塩酸を使用する設備自体は局所排気をつけていますが、それでも徐々に腐食した模様です。他の原因が見当たらなかったので。 錆部分の元素分析を行うと、当該ステンレスと酸素以外に別の元素が検出されるかもしれませんから、それと使用環境のヒアリングから推定していくことが出来るかもしれません。ただ、屋外での使用となると特定は難しいかもしれませんね。 ご参考になれば幸いです。
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SUS304の加工による耐食性の低下は避けられないですね。オーステナイトから加工誘起マルテンサイト(強磁性)への変態による耐食性の低下もありますが、SUS430のようなもともとフェライト系ステンレス鋼でも加工による耐食性の低下は生じます。 しかし、出たり出なかったりするのであれば、加工以外による影響を疑った方がいいかもしれません。鉄粉に限らず付着物がつくと錆びやすくなりますし、ステンレス鋼とパッキンの隙間やステンレス鋼どうしの隙間にもすきま腐食が発生します。塩分は、すきま腐食や孔食を促進します。 ちょっと心配なのは、レーザー切断されているということです。溶接などでもそうですが、切断面や溶接部が錆びるだけでなく、加熱によるテンパーカラー(青ズミ)やスパッタの飛んだ部分も錆びやすくなります。ちょっと青いかなと思ったら、十分磨いておく必要があります。硝酸で洗うことにより不動態化処理すれば更にいいですが、まあそこまでするほどの製品かどうか考えてからでしょう。(専門の業者さんもありますが)
お礼
やはり、もらい錆・加工の影響というご意見がおおいですね参考になります。不動態処理をするまでの製品と発生率ではないので、前者のほうを調べることにします。ありがとうございました。
専門ではありませんけど経験談から・・ 304アングルを油圧パンチャーで穴抜き加工した時に丸い抜きカスが出ますが屋外に数日放置すると円周部に錆が出ます。 また、機器を固定する為に使用する304製アンカー(芯棒打ち込みタイプ)の芯部分をハンマーで叩くのですが、これも数日後叩いた部分のみに錆が付く時があります。ハンマーからの”もらい錆”がないように非鉄ハンマーを使っていますが結果は変わりません。 局部的に衝撃を与えると磁性?を帯びたり、組成変化にともなう変質?が起きる事が原因と聞いた記憶があります。確かにパンチャーカスは磁石に引っ付きます。素人論かも知れませんが、プレス加工の工程や刃からの”もらい錆”の可能性はないのでしょうか? 以前、機器支持材をプレス加工屋さんにお願いした時は、数週間で刃の部分がきれいに錆びていました「内陸部山中の使用でした」
お礼
やはりもらい錆は疑わしいところですね。磁性を帯びるはなしには興味があります、一度しらべてみます。ありがとうございました。
問題は、どの部分からどのように錆びが発生したか分らないが・・・ まづ加工において 私的にはレーザーの切断面とその後の処理については興味がある 炭酸ガスレーザーであれば炭素が入り込むのかどうか知らないが 他の部分より錆び易くなるし、G仕上げする場合、砥石を常に新しい ものにしないと鉄粉を擦り付けてしまう原因にも成りかねないので その面同士を溶接すれば更に錆び易くなると思います 外的な原因1 切削油の影響は聞いた事が無い。洗えば落ちるのでしょう?? 外的な原因2:最も可能性有り 海辺近くなら、間違いなく通常使用と比較して格段に錆び易くなる 以前、溶融亜鉛メッキ製品がものの数日ですっかり錆びて白くなった SUS304からSUS3016、〃Lへ材質を変えれば若干向上するとは思います
お礼
加工メーカーのヒアリングしてみます。海岸地域との条件が重なって発生するのかもしれません、ありがとうございました。
http://www.optic.or.jp/sangisin/sien/setubi/Cor/sta_02.htm ステンレスの腐食は、熱によるものか・ガス・塩酸など薬液によるものが殆どです。あとはもらい錆びですが、ワークセット部分に残る鉄粉が付着しておきることもあるかと思います。 もし錆びがクレームになるとすれば、出荷前に不動態化処理するといいかと思います。 http://www.sakamoto-kk.co.jp/technique/gijutu_pashi.htm
お礼
もらい錆は私も疑うところです、ありがとうございました。
お礼
元素分析のお話参考になります。ありがとうございました。