炭素鋼とステンレス鋼の溶接部強度には何が影響するのか?

このQ&Aのポイント
  • 炭素鋼とステンレス鋼の溶接2番の強度には差があり、ステンレス鋼では溶接時の強度が落ちると聞きました。その理由を教えていただきたいです。
  • また、同じステンレスであってもフェライト系とオーステナイト系では溶接2番の強度には違いが出るのでしょうか?
  • 炭素鋼とステンレス鋼の溶接部強度について詳しく教えてください。
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炭素鋼とステンレス鋼の溶接部強度

炭素鋼とステンレス鋼の溶接2番の強度には差があり、ステンレス鋼では溶接時の強度が落ちると先輩から聞きました。 その理由を教えていただきたいです。 また、同じステンレスであってもフェライト系とオーステナイト系では溶接2番の強度には、違いが出るのでしょうか? 分かる方いましたら、ご回答よろしくお願い致します。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

母材レベルで、溶接できる炭素鋼(SMとかSSとか)ならSUS304より低強度とおもうのですが・・・ また、熱影響部(2番)の硬度が低下する炭素鋼もあれば硬化する鋼もある と思います。 さて、先輩が強度が低下するとおっしゃったのは、 (オーステナイト系ステンレス鋼の)溶接熱影響部の鋭敏化を指されたこと と思います。機械強度は低下しませんが、結晶粒界にクロム炭化物が形成されるため、近傍のクロムが欠乏して耐食性が落ちます。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。先輩に教えてあげます(笑) ちなみに、SPCCでは、SUS304よりも熱影響部(2番)の強度は落ちてしますのでしょうか?

noname#230359
noname#230359
回答No.1

炭素鋼とステンレス鋼の溶接2番の強度には差があり、ステンレス鋼では溶接時の強度が落ちる理由は  ↓ * 一般的にステンレス鋼は、SUS304を意味して、素材自体が炭素鋼より強度が低い * 炭素鋼は溶接時の高温から冷却すると硬化し、SUS304は硬化しない * SUS304を含むステンレス鋼は、表面に不動態被膜を形成する働きがあり、溶接管理が大変 等だと考えます。 同じステンレスであっても、フェライト系とオーステナイト系では溶接2番の強度に違いがでる?  ↓ * フェライト系の代表的なものは17Cr系のSUS430で、高温から焼入れてもほとんど硬化しません   熱処理によって結晶粒を細粒化することができませんから、高温に加熱する場合は、加熱して   結晶粒を粗大化しないよう、注意を要します<溶接2番は粗大化して脆性化する> * オーステナイト系の代表的なものは18Cr-8Ni系のSUS430で、高温から急冷しても硬化しません * 参考に、マルテンサイト系の代表的なものは13Cr系のSUS430で、   高温から空冷ないし急冷すると硬化します。それを適当な温度で焼き戻すことによって、広範囲   の硬さ、強さ、展延性および靭性を得ることができます   溶接の際には、変態歪みと焼入れ硬化性があるため、焼割れを生じやすいので注意を要します   <注意の内容は、余熱と後処理> 等で強度に違いがでると考えます。 ステンレスの情報サイトを以下に掲載しますので参考にして下さい。 http://www.daido.co.jp/products/stainless/whats.html http://www-it.jwes.or.jp/qa/sitemap.jsp 溶接棒・溶接材料 →ステンレス鋼等 溶接の2番が粗大化して脆性する内容は、一般的な材質ですが、 この森の No.22644に回答として掲載がありました。 これも、確認した方が良いでしょう。

noname#230358
質問者

お礼

とても分かりやすいご回答有難う御座います。 ステンレスのサイトをじっくり拝見させていただきます。 ありがとうございます。じっくり読んでみますね!!

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