耐圧試験短縮の根拠は?

このQ&Aのポイント
  • 定格電圧がAC100Vの電子機器の耐圧試験方法について、AC1000V、1分間が一般的だが、AC1200V、1秒間でも問題ないという話を聞く。
  • 全数検査に適用する場合、AC1200V、1秒間の試験方法が時間短縮になるため、採用したいが、根拠がわからない。
  • 定格電圧が100-240Vのワイド対応の機器について、AC1500V、1分間が一般的だが、時間短縮の試験条件もあるのか不明。
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耐圧試験短縮の根拠は?

定格電圧が、AC100Vの電子機器の、耐圧試験方法として、 ”AC1000V、1分間”が一般的だと思うのですが、 ”AC1200V、1秒間”でもよい。という話を聞きます。 生産工程上の全数検査に適用する場合、後者の試験方法の方が 時間短縮となるので、こちらを採用したいのですが、 「AC1200V、1秒間でよい。」という根拠がわかりません。 また、機器の定格電圧が100-240Vのワイド対応であった場合、 ”AC1500V、1分間”が一般的と思いますが、 これに対応した時間短縮の試験条件もあるのでしょうか? どなたかご存知の方ご教示願います。 lumiheartさんのアドバイスを参考に、日本電機工業会規格を調査したところ 以下の文が見つかりました。 ---- JEM1021「制御機器の絶縁抵抗及び耐電圧」 6.3 耐電圧試験の加圧方法及び加圧時間 試験電圧をゼロから一様な割合(電圧計で読み取れる速さ)で所定の試験電圧まで上昇させ、試験電圧に達した後1分間加圧する。1分間加圧した後は、できるだけ速やかに電圧を降下させつものとする。ただし、試験電圧2500V以下のもので多数個のときは、最初から試験電圧の120%の電圧を1秒間加圧してこれに代えることができる。 ---- 文末の"ただし、以降の部分が、正に "量産工程内であれば、規定値の1.2倍(1200Vもしくは1800V)の電圧で1秒間の検査でよい。」 という根拠になると判断しましたが、いかがでしょうか?

noname#230358
noname#230358

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noname#230359
noname#230359
回答No.3

JIS規格 http://www.jisc.go.jp/app/pager?%23jps.JPSH0020D:JPSO0010:/JPS/JPSO0020.jsp ここで「耐電圧試験」で検索すると 規格番号 JISC4034-1 規格名称 回転電気機械-第1部:定格及び特性 36ページ 8.1耐電圧試験 に試験電圧基準があります そこに 「又は規定電圧の120%の電圧で約1秒間の試験に変えても良い」 とあります 規格番号 JISC9335-1 規格名称 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第1部:一般要求事項 26ページ 「13.3 絶縁部には周波数が50Hz又は60Hzの正弦波形電圧を1分間加える」 とはあるが、1秒間云々の規定は見つかりません 配電盤工業会規格 http://www.jsia.or.jp/kikaku/jsia_g.html JSIA 113 2005年 キャビネット形動力制御盤 http://www.jsia.or.jp/kikaku/JSIA113_2005.0303.pdf 16ページ 10.3 耐電圧試験 主回路及び主回路電位を直接受ける制御回路 60 を超え250 以下 1500V 250 を超え660以下 2E(8)+1000 最低2000 電機工業会規格 https://www.jema-net.or.jp/cgi-bin/jem_mok.cgi ここの規格が全ての大本になっています 有料ですのでタダでは見れません 正規に購入してください 原発から家電の電気かみそりまでほとんどの電機の規格を網羅してます その他 http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1998/00142/contents/016.htm

noname#230358
質問者

お礼

早速、ご紹介いただいた資料を入手しようと思います。 大変具体的な回答をいただきましてありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#230359
noname#230359
回答No.4

 衆議院議員・笹山登生先生のブログ(Sasayama's Weblog)に「家庭用及びこれに類する電気機器の試験 について」という電気用品安全法の記事があり、本件に関する詳細が書かれています。 但し、全てを理解するには少々難しいようですが……。  また、国会議員を目指して活躍中のはたともこ先生のHPにある関連ページ「JIS規格「JIS C 0703」 低圧電気機器の絶縁基準」をご紹介しておきましょう。 又、ここには電気用品安全法関連の国会質疑等の記事(電気用品安全法(PSE法)関連資料)もあります。

参考URL:
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=592 http://www.hatatomoko.org/jisc0703.html http://www.hatatomoko.org/pse-bunrui.
noname#230358
質問者

お礼

ご回答いただきましてありがとうございます。 ご紹介いただいたHPを検索してみます。 法律、規格の原典はどうにも読みづらくて苦手ですが、 そうも言っていられませんので、何とか頑張って理解に努めたいと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

ご参考まで。 弊社では定格150V未満の製品ではAC1200V-1sec 定格150V以上300V未満の製品ではAC1800V-1sec を簡易的に(特に中間検査の時?)使うことがあります。 入社したときには 「1分間やると時間掛かるから1.2倍の値を1secで・・・」 と先輩から教わった記憶があります。 その程度しか分からなくて、申し訳ありません。

noname#230358
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ”実際に実施されている例がある。”という事がわかっただけでも 大変ありがたいです。 ここに投稿した後、独自に調査をしているのですが、なかなか明確な根拠 というものは見つかりません。 今のところの調査結果では、 「そもそも経験則を由来としたもので、理論的根拠に乏しい基準」 とゆう線が濃いようで、 ”昔からそうゆうもんだ。”で、納得するしかないのかもしれません。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

JISの解説の中で等価評価?うんぬんで1.2倍の電圧で1秒間で、等価評価になる表現があったと思います。でもなぜ1.2倍なのかの根拠は書いていなかったと思います。 長年の生産性、コスト、実績から出てきた値なのでしょうか。 全数検査は1.2倍の等価評価で、出荷検査は1分間法で行っているのが多いのでは?

noname#230358
質問者

お礼

1.2倍の根拠がJISの解説にあるとすれば、技術的な詳細は不明でも、 「それでよい」という説得力はあると思います。 大変ありがたい情報をいただきましてありがとうございます。 ところで、JISのどのあたりに載っていたかわかったら教えていただけると 大変助かります。 また、この考え方をワイド電源にも適用できるとすれば、 1500V×1.2=1800V でよいのか?という新たな疑問も生まれます。 さらに情報がありましたら、ご教示の程宜しくお願いいたします。

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