アルミ板金加工品の表面処理に関する正式名称とRoHS指令への適合方法

このQ&Aのポイント
  • アルミ板金加工品の表面処理において、無水クロム酸処理が行われています。これは従来の六価クロム水溶液から変更された方法であり、化成皮膜処理とも呼ばれています。
  • 無水クロム酸処理は、RoHS指令には抵触しない処理方法です。この処理方法は、アルミの表面に皮膜を形成することで耐蝕性や耐摩耗性を向上させます。
  • ただし、RoHS指令への完全な準拠を求める場合は、別の処理方法であるアルマイト処理を検討することもあります。ただし、アルマイト処理はコストがかかり、表面の導電性が低下するというデメリットがあります。
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アルミ板金加工品の表面処理に関して

加工図面などに記載する場合の、以下の処理の正式名称はなんと言うのでしょうか? 処理業者自身ではアロジン(液体)処理と呼称。 処理方法は無水クロム酸(2030%)水(7080%)の水溶液を使用し処理を行っている(漬けているだけ?)そうです。 従来は六価クロム水溶液を使用していたとの事。 又、この方法で使用されている無水クロム酸というものは、RoHS指令に抵触しますか? アルミの板金加工品の表面処理で、RoHS指定に適合する処理方法お勧めはありますか? アドバイスください。よろしくお願いします。 質問内容を簡潔にしようとしすぎた為、やや説明不足でした。 一般的にアロジン処理の事を化成皮膜処理と呼び、アロジン1000(白)/アロジン1200(黄)などがある事は理解しており、今まで弊社でも製品の表面処理に一般的に使用してきました。 しかし六価クロムへの規制から、まずアロジン1200が処理業者よりやめたい旨申し入れがあり、代わりに暫定的にアロジン1000を使用してきました。 しかしこれも今までの方法では六価クロムが使用されているとの事で、今度は顧客よりRoHSなどへの対応から製品への使用を差し控えるよう申し入れがありました。 処理業者では上記のように、六価クロム水溶液から無水クロム酸へと変更済みと連絡があった模様ですが、これで果たしてRoHS指令準拠と言っていいのかどうかが第一の疑問です。 又、別途アルマイト処理などの採用も検討していますが、コストの問題と表面の導電性がなくなることが社内現場サイドから問題視されています。 これらに代わる物で、あまり特種ではない処理方法(かなりわがままな希望である事は承知)が無いかどうかが第2の疑問です。 よろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

私も、勉強中でして、無水クロム酸の特性の資料を見つけましたので、参考までに添付いたします。 処理業者が、言ってることは、6価クロムの処理剤から、3価クロムの処理剤に変更したということですね。 RoHSでは、3価クロムの使用を規制している訳ではないので、当面そのままでも問題ないでしょう。 但し、3価の薬品で処理したとしても、化学反応の世界ですから、皮膜中に6価クロムが、絶対存在しないのかと言うと、そうとは、限りません。 6価クロムは、含まれていません。と宣言して、検査で検出されると、罰則の対象になるかもしれません。 電子業界か、自動車業界かで、状況は、ちょっと違いますが・・・ 私のところでも、そのような判断で、3価クロムに切り替える計画で進んでおります。 しかし、3価クロムが、安全な物質かと言うと、参考資料に有るように、決して安全ではありません。近い将来規制されるのは、確実でしょう。 では、代替処理は?ということですが、クロムに変わり、ジルコニウム系、チタニウム系の処理が、代表としてあげられますが、開発されたばかりの技術ですので、価格や、防錆能力、外観、塗装の密着性等、まだまだ、課題は山積みのようです。

参考URL:
http://www2s.biglobe.ne.jp/~gakuyaku/yakumei/mu/mu04.html
noname#230359
noname#230359
回答No.1

アロジン処理とは、一般に「化学皮膜処理」と呼んでいます。名称のみですいません。

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