ステンレスの粒界腐食による破断の原因と対策について

このQ&Aのポイント
  • 自動車用マフラーの材質であるSUS436において、特定の部分で破断が起きる問題が発生しています。
  • 破断が起きる部分は排気の流入部より約50mmのところで、プレス成型されており、その10mm離れた部分に全周溶接が施されています。
  • SUS304での「粒界腐食」による破断の事例があるため、SUS436でも同様の問題が起きる可能性があります。
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ステンレスの粒界腐食?

自動車用マフラー(材質SUS436)で、ある特定の部分で破断が起き、原因の究明をしています。 破断の起きる部分は排気の流入部より約50mmのところで、プレス成型(絞り形状)されており、さらにその10mm離れた部分に全周溶接が施されています。 SUS304では「粒界腐食」による破断などの事例があったのですが、SUS436でも同じことはあるのでしょうか? 説明不足で申し訳ないのですが、ご存知の方宜しくご教示お願いします。

noname#230358
noname#230358
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みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

フェライト系はオーステナイト系と比べて、粒界腐食の発生確率は低いのですが、0とは言い切れません。 破面観察や、粒界での成分濃化分析(Cr炭化物)、組織観察等をすれば、かなり詳細なことはわかると思います。ただ、特別な装置が必要ですから、 素材メーカーに依頼して分析してもらうのが、もっとも無難で、かつ正確で正しい答えを得ることができる方法だと思います。

noname#230358
質問者

お礼

丁寧なご回答有難うございます。 アドバイスを参考に、破断した部分の分析をメーカーに依頼してみようと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

No13655 ご参考になれませんでしょうか。 とても参考になるご回答が二人の方からよせられています。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイス有難うございます。 まだまだステンレスに対する勉強不足で恥ずかしい次第です・・・ 製品の不具合(破断)の原因として考えているのが、(?破断部のプレス(絞り)による板厚現象で他の部分に比べ強度的に弱くなっている ?溶接により鋭敏化した部分が破断に至った)と推測しています。 実際には破断した部分の断面を検査すればはっきりすると思いますが・・・ また、参考になるURL等あれば教えて下さい。

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