真空漏れ検査について

このQ&Aのポイント
  • 真空漏れ検査についての素人の質問です。真空で使える部品の設計において、真空封止部分の検査について悩んでいます。
  • 社内の真空装置では10-3Pa程度の真空しか引けないため、もっと高真空(10-5Pa程度)の検査をしたいと考えています。
  • 大気側にコネクタがあり、真空封止部分と大気に触れる部分との圧力差を利用して検査を行えるのか疑問です。
回答を見る
  • 締切済み

真空漏れ検査について

真空に関して全くの素人なのですが、こんな考え方で良いのか教えてください。 真空で使える部品を設計しているのですが、部品の中に真空封止している部分があり、信号の取り出し部が大気側にコネクタとしてあります。 真空封止が大丈夫であるかを調べるのに、社内にある真空装置だと10-3Pa程度しか引けなく、もっと高真空(10-5Paくらい)の検査をしたいと考えてます。 そこで、大気に触れる部分に加圧すれば、真空に触れる部分と大気に触れる部分で相対的に圧力差が大きくなり、真空に触れる部分を10-3Paで引いているときより、高真空で試験をしているのと同じようになるのでしょうか? 以上、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

条件が変ってしまうので、NOです。 真空容器内が10-3Paでも10-5Paでも、 容器の外が大気圧ならば、差圧は1kgf/cm2ですね。 外を加圧するのとは条件が違いますね。 リークテストを行なうには、 使用時と同じ条件にする事が重要です。 内圧か外圧か、圧力は幾つなのかを 使用時と試験時は同一にした方が良いです。 真空用の容器に内圧を掛けて水槽や石鹸水で気泡を見つける方法なんかは、悪い例です。 それで、OKでも、 Heリークテストをすると漏れる事は多々有ります。 圧力の方向が違うと穴が広がったり塞がったりするので気をつけましょう。 実際に使われる圧力が10-5Paならば、最低限その圧力まで下げる設備は欲しいです。 その圧力で使用しないのであれば、試験仕様のオーバースペックです。 Heリークテストで不必要に許容漏れ量を上げてしまうのは良くありません。 漏れなきゃ良いって事で、設計者は非常に少ない漏れ量を規定しますが、 それをどうやって測定するかも考えねばなりません。 実際は、割れやヒビ、ピンホール等の構造欠陥があれば、 もっと大きな漏れ量となりますので問題になりませんが。。。。

noname#230358
質問者

お礼

そうですか。。。大変参考になりました。 やはり単純に圧力だけで考えるのはダメなのですね。 10-5Paを掛けられる設備を検討します。 ありがとうございました。

noname#230359
noname#230359
回答No.2

1,おおざっぱに言えば、No.です。 「そこで、大気に触れる部分に加圧すれば、真空に触れる部分と大気に触れる部分で相対的に圧力差が大きくなり、真空に触れる部分を10-3Paで引いているときより、高真空で試験をしているのと同じようになるのでしょうか?」 10-3Paというのが高真空であるため、普通の流体力学は通用しません。 ただ、ひょっとするとケースによっては、おっしゃることが当てはまる場合も ないとは断言できませんが。 2,どのような検査、あるいはどのような製造方法を行っているのかよくわかりませんが、真空度を調べるためにより高真空が必要とは限りません。 3,おそらく真空管のようなものだと思いますので、これ以上は私も経験が無く、理論的な推測しかできません。経験者からアドバイスをもらえるように、より具体的に説明すると良いのではないでしょうか。

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。 実際には、検査にHeリークディテクタも使用しているのですが、「真空部品である」と宣言するのにそれだけでは耐圧が証明できないのではないかと思ってそのような方法を考えました。 形状は車の放電プラグみたいなもので放電部が真空、電極部が大気と考えて頂くのが分かり易いかも知れません。 プラグのねじになっている部分はNWフランジになり、放電部の根元がエポキシ樹脂で封止していると考えてください。 NWフランジのOリングがあるので、真空で引いているのと加圧するのでは同じ考えは通用しないでしょうね。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

製品内部の真空リーク試験を、製品外部から正圧を加えてリークを行えるかとのことですが、行えないことはないですが、条件があります。 行える場合の条件としては、金属など空気圧によって、漏れ経路の形状が変化しない場合などです。 今回の事例では、 真空封止している材料がゴム・シリコンなどの場合、圧力により潰れが発生するため、漏れ量が変わる可能性があり、お勧めできません。一度、同一製品で、試験場などで機材を借りて外部に加圧した場合と比較してみてはいかがでしょうか?

noname#230358
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。部品自体は圧力により変形する部分はないのですが、その部品を取り付けるのにNWフランジを用いてますのでフランジに使うOリングが変形して真空状態と同じようにはならないですね。 一度試験場に機材があるか確認して、真空試験と加圧試験との相関が取れるのか実験して見るほうがいいですね。

関連するQ&A

  • 真空圧

    -0.95MPa(-950000Pa)は大気圧に対する相対圧になるかと思います。 絶対圧力はどうなりますか? 大気圧は絶対圧力で101300Paですよね。101300-950000=-848700Pa? 頭がこんがらがっています。

  • 真空圧について

    真空圧について -0.093MPaと-60cmhgですが、どちらが高真空でしょうか? 絶対圧力で表示してみます。 ➀-0.093MPa:大気圧が0.1013MPaなので、0.1013-0.093=0.083MPa=83000Pa=8.3x10^4Pa ➁-60㎝hg=-600㎜hg→-600/760x0.1013MPa=-0.079MPaなので、0.1013-0.079=0.0223MPa=22300Pa=2.23x10^4Pa よって-60㎝hgの方が真空度は高い。 http://www.asahiseiki.co.jp/vacuum/about_vacuum 上記URLからすると、どちらも低真空ということかと思いますが合っていますか?

  • 真空蒸着装置での雰囲気圧力と蒸気圧について

    真空蒸着装置での雰囲気圧力と蒸気圧について 真空蒸着装置にて、真空度が10^-5Pa程度である場合、蒸気圧が3000℃で10^-9Paの物質は蒸気になることが出来ないのでしょうか?

  • 真空環境下で使用できるフレキについて

    真空チャンバー(1×10-4Pa程度)内の1部分を 水冷(もしくは空冷)する計画をしています。 その際に水(もしくは空気)を大気側から真空チャンバー内に 導入する必要がありますが、できればリジットな配管ではなく、 フレキシブルな配管を使用したいと思っています。 どのような製品が使えるのでしょうか? いろいろと検索するとベローズ関係の物が出てきますが、 できる限り柔軟性のあるものが良いと考えています。 また、真空引き用のホースは多数検索されますが、 例えば、外層のアウトガスについて規定されているものが 見つかりません。 コネクタ部のシールさえ保てれば、テフロンホースのような ものも使えると思ってよいのでしょうか? 真空についていろいろと勉強をしていますが、 まだ知見/経験ともに少なく質問をした次第です。 基本的な考え方や取り扱いメーカ等を教授頂けると助かります。 宜しくお願いします。

  • 真空容器のリークについて

    お世話になります。初めて投稿いたします。 今回初めて真空容器を試作したのですが、排気に 関しては500secほどで目的の400Paに到達しました。 そこでバルブを閉じ圧力上昇試験を行ったのですが 10minほどで1000Paに、その後も圧力が上昇し続け 約5日ほどで大気圧に戻りました。 真空容器は円筒部の上下を丸板で蓋をしてあり 接合部にはOリングを挿入してあります。 ただ、図面の指示を間違えてOリング溝の側面、底面 また、Oリングのシール部の接触面の表面粗さを Ra3.2と指示してしまいました。この表面粗さは 今回の圧力上昇に関係ありますでしょうか? また、他にも原因が考えられますでしょうか? せめて1週間ほどは400Paを維持したいと思っています 予算面の都合からヘリウムリークデテクタ等の 装置を購入することは厳しいため悩んでおります。 真空容器の仕様 容量:4L 材質:SS400 無電解ニッケルメッキ ポート数4個所:バルブ、圧力センサ、残りの2個所         は沈みプラグで蓋をしてあります 真空ポンプの仕様 排気速度:7L/min 到達圧力:400Pa 以上、よろしくお願い致します

  • 真空装置での回転軸のシール

    現在真空チャンバーを設計しております。 装置には回転軸が大気側から真空側へ挿入されているのですが、 その部分のシール方法で、 メカニカルシールや磁性流体シールを選定すれば早いのですが、 予算を出来るだけ抑える為にOリングで何とかシールできないでしょうか。 条件としましては 回転数が3000r/minと早いですが一回の稼動は1秒未満です。 低真空から中真空程度の装置です。 実験機ですので耐久性は長期間求めてはいません。 参考になるアイデアがありましたら紹介頂けませんでしょうか。 宜しくお願いします。

  • 真空チャンバ立上げ時の初期真空引きについて

    容積50L程の複数の真空チャンバの立上げを行なっています。 真空チャンバ単体の漏れ検査完了後 真空ポンプ、真空配管を接続して真空引きを数十分程行い欲しい真空10Pa程度までは到達するのですが、 真空引きを終わらせて(排気バルブ閉じる)放置すると数十分で50から80Kpa程に圧力が上昇してしまいます。 接続した配管系統からまだアウトガス出て来ているのか漏れが発生しているのかが判断つかず困っています。 こういった装置 真空チャンバの立上げ時のアウトガスを抜き切るための目安の真空引き時間 または正しい手順方法を教えて欲しいです。 ちなみに仕様で装置のリークレートは5PaL/s以下であることがうたわれています。 ※OKWAVEより補足:「技術の森( 電子・半導体・化学)」についての質問です。

  • 真空容器 肉厚の設計

    真空容器の肉厚設計 始めて真空容器を設計するのですが、 内径200mm,高さ120mm,容積3.77リットルの SUS304製の真空容器(円筒形状で上下の蓋は円板を溶接)を製作したいと思っております。 使用温度は常温 リークディテクタ(ターボ+ロータリー)の排気能力で 高真空まで排気します。 タンクの肉厚tをJIS B8265より求めると、 私の計算では L;高さ Do;円筒外径 t;円筒肉厚(t=5と仮定) Pa;設計段階において厚さをtと仮定した場合の最高許容圧力 L/Do=120/200=0.6  Do/t=200/5=40 よってA≒0.01 (附属書1付図1)より B≒95(附属書1付図2(6))より Pa=4Bt/3Do=4*95*5/3*200=3.166Mpa     3.166Mpa≧0.1033Mpa(大気圧)   よってt=5mmの場合、大気圧の30倍近い外圧まで耐えることが出来る。 以上の計算で誤りはないのでしょうか?皆様よろしくお願い致します。 本当に大気圧に耐える事が出来るのか心配です。すぐ近くで人が作業するので、事故があってからでは遅いので・・・・ また上下の蓋については社内でアルゴン溶接により製作する予定ですが、私の知識が乏しく蓋の肉厚、溶接効率、開先の形状など不明点が多く困惑しております。 どのように設計すればよろしいのでしょうか?こちらもよろしくお願い致します。

  • リーク漏れ量と圧力換算について

    工業製品における真空装置を検討するうえで、基本的な考え方のアドバイス宜しくお願いします。一般に日本工業規格での基準は、以下の数値が使われます。但し、リーク測定する機械や、旧の基準で取り図られている事が多々あり、以下の単位が(どちらも)使われていると思います。 2.03Paml/sec=2.03Pa・mL/sec=2×10E-5atmcc/sec                   (体積・圧力換算) さて、真空機械を構成するうえで、内部の腐食や構造の漏れによって真空ポンプを設ける事となります。これを加味したうえで、漏れ量を検討しなければなりません。そこで、教えて頂きたいのですが・・・ 下記の換算が分りません。特に10E-6について教えて下さい。 圧力換算:1Pa=9.869×10E-6 漏れ量単位:1Pa・m3/s=9.869atmcc/sec

  • 真空中での水の気化熱

    真空乾燥機の設計をたのまれましたが、熱工学の知識が無くて困っています。 大気圧では1Lの水の蒸発するまでの熱量が約600kcal必要だということくらいは分かるんですが・・・ 容器の中を真空状態(約-0.08Mpa)にして、その容器を蒸気で温める構造の乾燥装置なんですが、 蒸気が入る部分はジャケットになっていて、そのジャケットの中に140℃の蒸気を送り込みます。 そうした場合、中の水(例えば1L)を蒸発させるのに必要な熱量はどれくらい必要なんでしょうか? 蒸気を送るためのボイラーの能力を決めることができず困っています。 どなたか専門知識がある方教えていただけないでしょうか?